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僕&macbexとIFの世界

小説や遊戯王(インフェルニティ)や日常の事などを雑記していきます。

人工羊 直したいところ

2012-11-06 18:58:19 | 小説
は固まってるんだけど、どうしても手が伸びない。
なんでだろう?
……なんか、この作品で賞獲れる!って確信が持てないんだよな。

ASの時は(個人的に)結構好きなこと出来て、
割かし上手く行くかなーなんて思ってたら一次落ちorz
「書いた意味が無い」なんて思わないけど、やっぱり何百時間と掛けて書いた作品だったからショック。

今回の作品は去年から書いていて、話の骨子なども最初からずいぶんシェイプアップされたと思う。
でも、ラノベとしてどうなのよ? と言われたとき、
その重い設定などが足をひっぱることは請け合い。そして、そのデメリットを跳ねっ返すだけの大きな魅力があるか? 
って問われたら……答え難い。

ラノベの賞へ出すんだからラノベじゃないとお話にならない。
管理人が最近書く長編は軽いとは言えない物が多いから、
賞でも爪弾きされることが多いのかもしれんな。

年齢というアドバンテージを生かすのならば、あと4ヶ月が勝負だと思う。
やっぱり、登場人物と同じ年齢で、同じ(高校生という)境遇なんだから、
それが有利に働くような作品が良いのではないかしら。

冬号 『シェリー』

2012-11-02 04:21:52 | 小説
シェリーというAIのお話を書いています。
多分連載という形になるけど、
管理人は連載があまり得意じゃないから、単に冒頭として出すだけに留まるかも。

それに、思い返してみれば卒業まで部誌は3回しかないんだね。
大学に入ってからも別の形で小説の雑誌化は進めたいって思ってるけど、
やっぱり高校生で書くのと大学生で書くのは違う。

この小説:シェリーでは、
とにかくリーダビリティーを促進。
それに、笑える要素やほっこりする要素を多く取り入れたいなーって考えてます。
SFを書くのは好きなんだけど、いつも各技術が伴ってないと言われてしまうから、
今回はただのSFでは無く、それはライトノベルとして昇華させたいなーって思ってます。

以下は「シェリー」の出だしです。
これから推敲をすすめるつもりですが、一応載せておこうと思います。

シェリー
第一章 

                         1

「おい。おいってば」
 僕は十センチ平方メートル程の機械端末の端っこを、人差し指で突っついた。だが、シェリーの寝息が高音質マイクから漏れるだけで一向に起動(おき)る気配が無い。仕方なく、僕は古いタイプの目覚まし時計――頭のところにベルが付いている奴だ。それに時間を刻むのに長い針を使っている――を端末の横に置いて「発動」と言った。だが音声認識機能が付いていないことに気づいて、恥ずかしさを覚えつつもスイッチを手でオンにした。
 ジリリリと耳障りな音が鳴る。つい二十年前まではこんな騒音が朝の合図だったというのだから驚きだ。今や起きるタイミングを脳波測定で割り出し、各自AIが起こしてくれるのが当然だというのに。……まあ、この通り例外もいるが。
「う、うるさい! ストップのスイッチはどこ……? どこ……?」
「残念ながらこの目覚ましは電池式だ。お前だって止められまい」
「やめてください! 回線がショートします!」
 西条の野郎がシェリーにタイマーを止める権限(プログラム)を与えてしまったせいで、電波時計を使うと、いつもハックされて止められてしまう。だから僕はわざわざコイツを起こすためにレトロショップまで行き、AIがアクセス出来ない旧型の目覚ましを買ったのだ。
 今日こそ、しっかりと話さねばなるまい。
「シェリー。他のAIを見たことはあるか?」
「少しだけあります。高月様は友達が少ないので通信の機会は限られていますが」
「友だちが少ないのは関係ない。他のAIを見てどう思った」
 シェリーはしばらく「う~ん」と言って悩んだ後、「無機質な感じがしましたね。なんか、まるで機械みたい……というか……」
「機械でいいんだよ! 機械で! そういう温もり的な面は無視してだな。能力的な意味の話をしているんだ」
「シェリーはやれば出来る子」
「やってないから困ってるんだよ!」
 昨日だって、夜遅くまで散々ゲームしてて、僕が「明日は早いんだから早く寝ろよ」と注意したって聞かなかったし、朝の七時に起こしてくれと予約したはずなのに自分が起動されると言う体たらく。
「今日はこれからマイクロAI社に行くんだぞ? 覚えてるか? お前の故郷だぞ」
「わ、私を売る気ですか!?」
「保険期間内だったらそうしてたよ!」
 こいつは最初の一ヶ月だけ優良なAI振って、保険が切れた途端にサボり始めた。このプログラムを組んだ会社は、「AIを本当の人間に近づけた」とCMで何度もアピールしていたが、ここまで近づけることはなかったと思う。
 ……というか、おかしいのはコイツだけだ。俺の友人が持つAIは皆アラームを間違いなくセットしてくれるし、「ペペロンチーノ、レシピで検索」と命令したら「私はカルボナーラが良いのでクリームソースの作り方で検索します」なんて無駄なエゴを主張することもない。きっとなんらかのバグが起こっているのだと思うが、直す金もないので放置している。今のところ修理の見通しも立っていない状態だ。
「今日は甥がAIを買いに行くらしいから、その付き添いだよ。おじさんもおばさんもそっちには明るくないから、僕が選ぶのを手伝わなきゃならない」
「子供までAIを持つ時代になったんですね……」
 今やIAの普及は国民の八十%を上回っているという。企業も率先して取り入れており、特に接客や介護、事務処理をAIに委託している場合が多い。雇用が減った分、就職出来ず日雇い労働をする若者が増えていると学校は散々警鐘を鳴らすが、高校一年の僕にはいまいち実感が沸かない。
「なんかシェリーからそう言われると不思議な感じがするよ」
「ガキが生意気です」
「おいAIコラ! AIが増えるのはお前にとっちゃいいことだろう」
 AIはファイバー回線という新しいネットワークによって横繋ぎになっており、それぞれが常に情報交換を行っている。かつては渋滞情報の交換などにのみ用いられたが、現代になってはスーパーの特売情報さえも取得する。
「一概にそうとも言えないんです。人間だって人口爆発の問題を憂いるでしょう。AIだってそうです。食うには困りませんがアイデンティティの問題がありますので」
「皆がお前ほど自己主張したら大変だけどな」
 シェリーの人工知能による印象づけ論を聞き流しながら朝食を摂っていると、玄関の戸が叩かれた。僕はシェリーに強く言い聞かせる。
「いいか。正志君の前で妙な事を言ったら電子レンジでチンしてやるからな」
「シェリーは食べられませんよ」
「……そういう事を言ったら、分かってるだろうな……?」



コメントの返信は明日まとめて行います

小説かいていると、どんどん自分の現実感がなくなる

2012-10-30 23:52:59 | 小説
これって自分だけですかね?

夢中で小説に取り組めば取り組むほどに、
管理人のリアリティ
が失われていくような感じがします。

最近は夜遅くまで書くことが多かったからかな?
ただの寝不足だといいんだけど、こんな症状が慢性的に、書くたび恒久的に起こるのだとしたら、
仮に作家になったとき、自分は自分のリアリティを切り売りして本を出し続けるのか。
そう考えると少し怖い。

このリアリティの無さを実感するようになったのは、AO受験に受かった次の日からでした。
今までこのような感覚は確かに燻っていたのですが、最近は日増しに酷くなり、
友達に相談すると「お前も気づいてしまったか、この世界(ものがたり)が偽物(フィクション)であることに」
トンチンカンな返事をされたのでとりあえず蹴り入れといた。
自分は「このAOはお記念受験なんかじゃない。落ちたら死ぬ、戦争だ」って気持ちで受験に望んでいたつもりでした。
でも、その覚悟は怯えを塗りつぶすための虚勢でしか無かった。
だから、いざ受かってみても、これが一炊の夢なんじゃないかという心配が今も拭えないのです。
郵便配達人がドアを叩くたびに、「あの合格は間違いでした」という手紙がいつ届くかと今も怖い気持ちがします。そんな事はないと思ってはいるのですが……。

ただ、こんな悩みを赤裸々に打ち明ける事が出来る相手なんて、ブログと、厨ニ(既に合格している人です)の友達しかいません。
ちょっと明日保健室の先生に相談してみようと思います。
先生はすっごい美人なので楽しみ♪

いい加減人工羊を終わらせないと

2012-10-27 02:31:26 | 小説
ダメだね。

前回の1次オチのせいで、
大分モチベが下がってしまってこの一週間書けずに居たけど、
プロになるにはモチベ云々言ってられないよね。

部誌の方にはジムノペディの他にもう一遍載せようかなーって考えてます。
何かの続編を書いて、分かる人には「お、あのキャラは今こうなってんのかー」とか、
そんなのを狙いたいのですが、
何の続編を書くかはまだ決まっていなくって、
アーカイブを色々と探っています。

ジムノペディの続きを書くのも面白そう。
一作目は「受験は戦争!」がテーマだったけど、
二作目は「恋愛は戦争!」をテーマにするといいかも。
「○○は戦争」シリーズ(?)w
結構この作品のミリオタ(?)主人公気に入ってるんだよね。個人的に。
「彼」との微妙な立ち位置も好きです。