アトランタへの旅

「Deep South」

ジョージア州、アラバマ州、ミシシッピー州。この３州をさします。南部の中の南部ってところでしょうか。

アメリカに来てから、人権問題（特に黒人問題）を知る機会が増え、特に５０－６０年代の激動の運動にはとても興味があるのです。そしてそれらの舞台として多く挙げられるのが、このDeep Southの各都市。
だから、３州には一度行ってみたかった。

今回、そのうちの一都市ジョージア州「アトランタ」へ行ってきました。

アトランタって、世界的有名企業の本社いくつかあり、かなりの大都市。有名どころで言えばコカコーラやデルタ航空。そしてＣＮＮやＡＴ＆Ｔも本社はここなんですよ、私知らなかった。

アトランタに着いて一番感じたのは、やはり黒人比率の高い事。アトランタ市の人口の５割は黒人ですって。

ではアトランタ観光へ。

一番に向かったのはここ。
『Martin Luther King Jr. 国立歴史地区』


アトランタはキング牧師（以下ＭＬＫ）の出身地です。
この地区には、彼の生家、晩年務めた教会、そしてお墓もあります。

生家

中はRangerによるツアー（無料）に参加すれば見学できます。

幼少期かなり裕福な生活を送っていたようで、当時にしては中はとても立派でした。Rangerの方のお話によると、ＭＬＫの父親（父親も牧師）はＭＬＫが５歳の頃から毎夕食事に、その日に起こった事、感じた事、社会の動きなどをＭＬＫに話させていたそうです。そうする事によって見識を広げさせたようです。

この地区の中心にあるビジターセンター博物館も見学。
このビジターセンターで生家ツアーの申し込みをします。余談ですが、この歴史地区は国立なので、ナショナルパークと同じRangerの方がいるのですよ。

彼が行った運動やスピーチなどが写真映像で展示


彼の棺が運ばれた荷車


キング夫妻のお墓


この博物館はＭＬＫの功績や運動を写真とビデオで紹介しているのですが、私には浅く広くと言った情報展示だなぁと感じました。もっと彼の若い頃（運動を起こす前）の展示なども期待していたので、少し残念。Memphisの方が個人的には見ごたえがあって好きです。

でも、彼のスピーチ映像がたくさん放映されていたのはよかった。

この当時の人権問題と言えば、ケネディ兄弟も忘れてはいけません。
彼らの活動展示も併設してありました。

最後に４人で談笑（風）