ベーゴとジェイクとダラス生活

NYからテキサス州ダラスに来て海外生活も早7年目。ベーゴと愛犬Jakeとのダラス生活ブログです。

メンフィスのもう一つの歴史 Martin Luther King の最期

2007年10月16日 08時59分01秒 | ドライブ旅行
メンフィスは、エルヴィス・プレスリーともう一つ
歴史的に大きな事が起こった場所です。

『マーティン・ルーサー・キング Jr 暗殺』

彼は、1968年4月4日、メンフィスのモーテルのバルコニーで暗殺されました。

そのモーテルは今、隣接する博物館の展示物の一部として
当時のまま残されています。

Lorraine Motel

暗殺現場に供えられる花輪

そして隣接する博物館は

National Civil Rights Musium

この博物館は、公民権運動が盛んだった1950年代から60年代を中心に
アフリカンアメリカン達の境遇や運動の様子が展示されています。

映像や展示、資料などたくさんの展示物で見ごたえはあります。

今まで何度かアフリカンアメリカンに関する博物館に訪れた事があります。
それは、『奴隷』時代のものが殆どでした。

近世(奴隷解放後)の彼らに関する博物館は訪れたことが無かったので
彼らの運動に興味があった私には、いろいろ勉強になりました。

当時の彼らの待遇、境遇(特に南部において)
南部と北部の黒人に対する考え方の違い
当時の大統領JFKが公民権運動に賛成だったこと
キング氏の行った『非暴力運動』
キング氏も影響を受けた公民権運動の母『Rosa Parks』について

中には、心が痛くなる映像や写真もありました。

なぜ、キング氏がメンフィスに訪れたのか?

黒人差別の強い南部のひとつであるテネシー州。
メンフィスのごみ収集に携わる黒人達が行った、
自分達の待遇の悪さ(時給$1.7、安全の保障なし)に対する抗議デモを
援護するため

このモーテルの向かいに、犯人が狙撃したアパート跡があります。
そこもこの博物館の展示の一つとして、狙撃をしたバスルームが
当時のまま保管されています。


狙撃アパート

博物館を見終わった後、当時の彼らの待遇に心が痛くもなり、
そして、どんな境遇に陥いようとも、決して暴力は用いず、
平和的会話で問題を解決しようとするキング氏の強靭な精神力には
とても感銘を受けました。

今まで、断片的に知っていた知識が、
ここで、少しですが、それぞれの知識が繋がりました。

豆知識
彼の功績を称え、レーガン大統領時代に、キング氏の誕生日(1月15日)は
祝日になりました。
特定の人物にちなんだ祝日はキング氏以外に
ワシントン初代大統領(President's day)とコロンブス(アメリカ大陸発見日)だけ。

メンフィスに行かれる機会がある方は、ぜひここを訪れることをお勧めします。




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2 コメント

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Unknown (らいよんちゃん)
2007-10-17 00:01:12
すごい勉強になります。海外にいくと博物館とかいってみようと思うのに、なんで日本のお城には興味がわかないのかしら

けど、そのまま建物がのこされてるってすごいですね。土地的に余裕があるというか。

そーいえば、博物館ではないですが、ダラスにはフランクロイドの建物ありますよね??ぜひぜひ見たいわまたUPしてくださいね

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らいよんちゃんさん (mabego)
2007-10-17 00:52:37
いろいろ勉強になりましたよ。って言ってもまだまだ知識は浅いですけどね。

フランクロイドの建物。う~ん、何か聞いたことがあるような。でもどこか分かりません・・・
また探して行ってみますね!
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