数日前、僕が辛い決断をすることになったのですが、その前後から旧知の人間から矢継ぎばやに連絡が入り、励まされていると書きました。ところが、それ以降も懐かしい人間やありえない人物からの連絡が相次いでいて、これは不思議を通り越して、まさにおそろしい程です。
そしてこうやって、苦しい時に連絡をもらうと、改めて感じるのが友人や過去に知り合った人たちの大切さありがたさです。
僕が困った時、悩んだ時、苦しい時に開く本があります。それを今日開いたら、こんな一文を見つけました。
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人間関係はいつでも課題だ。(略)このことをはっきりと理解すれば、すべての経験を、すべての人間的出会い、とりわけ個人的な人間関係をうれしいと思うようになる。人間関係は、最も高い意味で建設的なことがらだから。経験はすべて、ほんとうの自分を創りあげるために活用できるし、活用すべきだし、(あなたが望むと望まざるとにかかわらず)現実に活用されつづけているのだ。
自分を創りあげることは、意識的な構想にもとづくすばらしい創造にもなるし、「偶然まかせ」にしておくこともできる。起こった出来事に左右されるだけの人間であることもできるし、出来事に対してどうありたいか、何をするかという決断を通じて、どんな人間になるかを選ぶこともできる。意識的な自己の創造は後者のほうだ。あとのほうの経験によって、自己が実現される。
すべての関係をうれしいもの、特別なもの、自分を創りあげる経験としてとらえなさい。そして、いま、どうありたいかを選びなさい。
『神との対話/サンマーク出版』より
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今回の決断で僕は一歩成長しなければいけないと自覚しています。つまり意識的な自己の創造に努めたいと感じているのです。
また、今回僕は“人間関係は、最も高い意味で建設的なことがら”ということも実感させてもらいました。そこで、この約二週間の間に僕へ連絡をしてくれたすべての人々に心から感謝したいと思っているのです。そして、この恩を決して忘れず、いつかちゃんと恩返しできることを願っているのでした。