goo blog サービス終了のお知らせ 

ニッポン チャチャチャ!!

納得できない事、頭にきた事、不可解な事、民主主義後進国ニッポンの“?”を感情的に綴っていきます。

当事者になった瞬間、情報のプロになるシステム

2014年12月25日 13時59分52秒 | 社会問題
先日に開票場の状況を見て以来、メディアの喰い残しがあちこちにかなりあるのでは? と、考えるようになっています。
あのように、開票所でいい加減な作業が当たり前のように行われているのは、メディアは自分たちを撮影しないという自覚があるから。だから多少の事は大丈夫と思っているのでしょう。
開票所に来ている報道陣の目的は、その選挙区の開票結果を本社へいち早く伝える事、開票作業が正しく行われているかどうかは関心が無いというのが共通認識としてあるのでしょうね。

これって、かなり恐い事だと思いますが、今の日本の中には、こういうケースが他にも多いんじゃないか? メディアで刷り込まれた情報には、かなりの落ち度があるのではないか? だから一度、できるものは実際に自分の目で検証してみよう!
最近、そう考えるようになっています。


そんな中、友人に誘われて参加した「早稲田環境塾」という不思議な塾(?)。陽が落ちた時間から、ほとんどが社会人という参加者が大学の教室に集い、ゲスト講師の講義~質疑応答~懇親会という流れで毎週行われているみたいです。
昨晩のゲスト講師は、元NHKアナウンサーの堀潤氏。テーマは『オープンジャーナリズム~情報へのバブリックアクセスを目指すリテラシーとは~』というもの。僕にとっては、とてもそそられるテーマでした。

堀さんはNHKを退社後、「8bitNews」という市民ニュースサイトを立ち上げたていたということ。恥ずかしながら、僕はまるで知りませんでした。
いわゆる市井の“素人”の映像を募り、公開するというサイトなのですが、YouTubeと違うところはジャーナリズムに特化している点と、投稿者へ様々な支援をしているという事。技術や機材など、必要に応じて提供しているそうです。

そのサイトが生まれるまでの背景や、シビックジャーナリズムにおける世界の状況などの話が中心だったのですが、とても印象的だったのが「素人の再定義」の話題。
これまで映像の世界では「プロ機材を使うプロ」と「それ以外の素人」と定義されいたけど、実は「それ以外の素人」とされていた人の中に情報純度がものすごく高い人がいる。それは、例えば子育ての問題については子育て最中の人もそうだし、まさに遭難現場にいる人の映像など。
つまり、これまでプロが見向きをしなかった映像、プロでも撮影できなかった映像に、とても貴重な情報が含まれているという話でした。

これはまさに、冒頭の僕の考えの受け皿。実際に、何かの協力ができればいいなぁ~と感じられた内容でしたが、これは、誰にでも参加できるシステムですし、また、参加すべき事だとも思います。
もし、自分が何かの当事者になってしまって苦しんでいる時とか、同じ苦しみを他の人にさせないために映像を残し、「8bitNews」へ投稿しましょう! 技術は二の次、三の次、スマホの動画で充分だと堀氏も力説していました。

また、堀氏は最後にこう力説して講義を終えました。
『気づいてしまった人は、気づいた責任で始めなければいけない』
クリスマスイブの夜に出会えた金言です。

8bitnews
http://8bitnews.org/

参観席を有権者で一杯にさせ、開票所に“喝“を

2014年12月18日 11時16分37秒 | 政治
開票所を取材した映像の編集に時間がかかってしまいました。実は一度、サクサクっと編集を仕上げたのですが、「これ、顔を隠した方がいいな」と思いつき、その顔を隠す作業にかなり時間がかかったのです。

顔を隠す事になったのが、開票所の立会人。
それが一人だけではないので作業が大変でした。

今回、不正選挙の痕跡は見つけられませんでしたが、不適切と思われる立会人の姿を見つけてしまったのです。

公正な選挙が行われているか立ち会いする人間なのに、それは自分の置かれた立場を理解していない行動でした。ただ、それが一般の有権者の観覧が認められている場所で堂々と、または当たり前として行われているのは、やっぱり開票所の作業が厳正に行われていないからでしょう。

今回、僕は組織的な不正が行われていないかを監視するために投票所へ参観しに行ったので、個人のモラルに関わる部分を追及するつもりはありません。

それ以上に、顔をさらした事によって、本人が僕にクレームを付けるのならいいのですが、(一応、法律上規制されていない撮影なので)これが、参観者の撮影禁止に向かってしまうことが、今の世の中ならあり得ると思い、顔は隠しました。

いずれにしても、開票所に“喝”を入れるためにも、投票の後は、選挙特番より開票所の参観ですね。参観席を有権者で一杯にさせましょう!


TVの選挙特番より、開票所参観を習慣に!

2014年12月16日 14時03分38秒 | 政治
日曜日の夜、東京に戻るバスが新宿に着いたのが夜の9時半。
それから向かったのが、東京3区の開票所。



五反田駅から歩いて7~8分のひっそりとした場所にある
体育館が東京3区の開票所だ。
人生初のことなので、すこしドキドキして体育館へ。
参観席の入口の前で名前と住所を記入させられ、
たぶんアルバイトの男の子に「携帯は外で」
と、説明されただけで体育館の2階に設けられた参観席へ入る。

僕が着いたのが22時半近く。
思った以上に参観席はガラガラ。
よく見ると報道以外には2~3人しかいない!
これだけ不正投票が話題なっているのに、かなり驚いた!



ただ、報道も腕章を付けているのが共同通信の数名と
TBSの学生バイトっぽい男女が一組だけ。
全部で10人程度しかいない。



30分毎に配られる開票速報を受け取り、
それぞれが携帯で本社へ開票数を伝えている。
参観者用の速報なので、だれでももらえる。
僕も配られるたびに受け取って、久しぶりに報道の気分。





実は僕が到着して間もなく、
テレビでよく見た開票作業は終わってしまった。
筆跡が同じ投票用紙がないか、ズームを最大にしても
よく見えない距離なので、結局は不正投票は発見できない。



しばらくすると、候補者ごとに投票用紙の束を並べていく。
意図的なのか、偶然なのか自民と民主の候補の束がずっと同数。
「おっ、まつばら仁が健闘している」
と、思って比例区の投票用紙の束をみたら
数えるまでもなく、自民党だけが山のようになっている。

Wi-Hiのルーターを忘れてしまったので、
全体の選挙結果がまるでわからないんだけど、
恐れていた趨勢になっているんだと予感させる山だった。

23時を過ぎたあたりで、少しずつ自民・石原候補の束が多くなり、
結局、そのまま終了。
あまりに静かに、そして淡々と進んでいった開票作業・・・
かなり肩すかしという感じで、気持ち的にもぐったり。



でも、ビデオカメラと三脚を持っていったのはやっぱり正解。
意外なところで(?)厳正でない選挙というものを
ビデオカメラに収めることができました。

つづく。

自民党候補に勝つ可能性のある候補に投票するしかない!

2014年12月13日 10時02分44秒 | 政治
今回の選挙は、理想を追求する選挙ではありません。
身近に迫っている危機を排除するための選挙です。

そのために小選挙区では、自民党候補に勝つ可能性のある候補に投票するしかありません。理想に近いからと「3位以降間違いない」という候補に投票すると、結果として自民党候補を助けてしまいます。
第2位当選がない小選挙区制。とにかく反自民の候補を1位にするしかありません。これまでならきっと投票しないという候補かもしれません。それでも自民党の議席をひとつでも減らすためには仕方ありません。

今回は『自由と責任』という民主主義の根本を、有権者の我々に突きつけています。このまま『自由』を謳歌するには、今回の選挙は『反自民』で団結するしかありません。そして小選挙区制である以上、何がなんでも反自民の候補を1位にするしかないです。

そして、あわよくば今回の選挙で自民党に勝ったとして、その後の政治が望まないものであっても責任を持たなければなりません。それは自分で投票したのだから当然です。
今回は、ベストではなく、ベターを選択するしかない選挙なのです。そこまで追い込まれるようになったのも、我々有権者の責任です。もう一度、『主権在民』を自民党に突きつけましょう!

今回は、投票するだけでは終わりません。投票が終わったらテレビで選挙特番を見るのではなく、自分の選挙区の開票所の監視に行きましょう! 有権者なら誰でもOKです。

14日の夜はTVの選挙特番でなく、開票所の監視だ!

2014年12月12日 20時28分45秒 | 政治
今日、人生初の期日前投票を済ませました。
前回書いたように、自分の投票を死に票にさせないだけではなく、自民党に少しでも議席を与えないようにと考えて投票しました。

僕が至った結論は、3位になりそうな候補には投票しない。自民党候補に勝てる可能性のある候補に投票するという考えです。
政策、政党は関係ありません。最優先は自民党以外に議席を取らせるです。その結果、自分の理想とはかけ離れた投票でした。しかし、今回はそれも仕方がないと。第2位当選がない小選挙区、1位にならなければ意味がないのです。
そして比例区も前回書いたように、小選挙区で選んだ候補の政党に投票して、自分の2票を集中させました。

これが正しい方法かわかりません。自分自身では納得した方法ですが、投票結果は、今までにない苦渋の選択でした。この想いが通じることを願います。

さて、投票を済ませた僕としては、問題は今度の日曜日の夜です。
期日前投票をしたのは、14日の投票日は東京にいないからです。ただ、夜には地元に戻るので、その足で開票所に向かうつもりです。こちらも人生初ですが、開票作業も、しっかりと自分の目で確かめないと安心できません。

一票の格差も違憲状態のままで、最近、選挙のたびにささやかれる不正投票の噂。とても先進国の国政選挙とは思えません。
これからは、選挙の夜はテレビの選挙特番を見るのではなく、開票所で開票作業を監視する必要があります。

第六十九条  選挙人は、その開票所につき、開票の参観を求めることができる。

公職選挙法で認められている権利です。開票所の参観が一般的になって多くの監視の目が集まれば、不正選挙の抑止力になるでしょう。
そればかりか、もし各地で不正が見つかれば、当然訴訟になるでしょう。それが自民党が勝った選挙区ばかりであれば、当然選挙の無効の判断も下されるかもしれません。


以下のリンクは、前回の衆院選後のブログと参院選の開票所でのYouTubeですが、とにかく、今の日本の選挙は、監視が必要なのは間違いありません。

◆カレイドスコープ
http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-1757.html



◆不正選挙? "投票用紙の筆跡が似ているような気がする動画"を加工してみた

小選挙区制で自分に与えられた2票を有効に

2014年12月12日 13時22分31秒 | 政治
『自民党以外に投票する!』
これは今回の選挙の必要条件だと思っています。

が、ここになって気になっているのが、そういった投票の票が割れてしまうのではないかと心配しています。
今回の最大の目標は、衆議院の議席の2/3以下に自民党+公明党の議席を抑えることです。

そこで問題なのは、300人は小選挙区で決まるということ。
つまり、その選挙区で1番投票を集めないと、自民・公明を食い止められないのです。反自民が2位と3位になって、合計投票数が1位の投票数を上回っても死に票になるだけ。逆にみすみす自民・公明候補を勝たせてしまうのです。

反自民はもちろんなのですが、「だったら民主党」にならないところが問題です。
『自民党以外に投票する!』というスローガンも、有権者の選択の幅を残したい意味合いもあるのでしょうが、『民主党に投票しよう!』とストレートに言えないのも、ある意味、国民のコンセンサスなのかもしれません。
しかしそうなると、たとえば民主と共産が大健闘したけど、1位は僅差で自民党だったというのが、最悪のシナリオです。これこそが小選挙区制のトラップ(?)かも。
2位と3位が競えば、当然当選ラインは下がるワケで、自民・公明が勝ちやすくなってしまうのです。

二大政党制なら、逆の政党を選ぶしかない訳ですが、今の日本は違います。逆に、選択の幅があることが、現職・基礎票がある候補に有利に働く小選挙区の恐いところ。
本来であれば、やはり中選挙区制に戻すのが、日本人の国民性に合っていると思います。

と、ここで選挙制度をうんぬんしても仕方ないので、僕の考えを書いてみます。

(1)小選挙区は、現実的に考えて、自民党に勝てる可能性のある候補に投票する。
 いくら公約が素晴らしくても、知名度が一番低いとか、一般の人には絵空事に思えてしまう。というような候補に投票するのは、死に票になってしまう可能性大。冒険は危険だと思うのです。今回の小選挙区は、現実的に勝てそうな反自民の候補に投票するしかないと思います。

(2)比例区は、小選挙区で選んだ候補の所属政党に投票する。
 なぜなら、小選挙区で選んだ候補の政党と異なる政党に比例区で投票するとなると、一人の中で議席を割らせてしまうと思うのです。ですので、これは冒険かもしれませんが、自分の持つ2票という権利をひとつにまとめて、反自民の対抗勢力が誕生することを願います。

これが、無所属ひとりの今回の衆院選で自民党に勝たせないために、投票に臨む考え方です。

僕自身、選挙の投票でこんなに悩んだのははじめでです。
とにかく大事な選挙だということは多くの人が感じていることだと思います。
小選挙区制という危険なシステムのワナにはまらず、自民党にしっかりとNO!を突きつけましょう!

自民党による、国民に対する宣戦布告だ!

2014年12月09日 13時01分41秒 | 政治
ここに、はっきりと告白します。
僕は自民党の憲法改正案の全文を、これまで読んだことはありませんでした。


昨日、ネットで見つけたこの書き込み。



自民党の改正案をよく知らない僕は心底驚きました。正確に言うと恐怖を感じました。
これは自民党政権による「革命」の意思表示なんだと。

ただ、ここに書き込みする前に、恥ずかしながら、今更になって初めて、自民党の憲法改正案の全文と現憲法を比較したものをネットからダウンロードして読んでみました。

さらに驚きました。
まさか、9条の問題が各論のひとつに過ぎないとは思ってもみませんでした。
多分これまで僕は、メディアの抜粋された比較程度しか読んでこなかったのでしょう。

まさか天皇が国家元首になっているとは・・・

国民主権は普遍のものだと思っていたのですが、自民党案は違っていました。
主権者の上に立つものがあったのです。
国民から主権を奪うつもりなのです。

とにかく、僕と同じように、まだ自民党の改正案を読んだことがない方は、必ず、今回の選挙前に是非読んでみてください。
◆日本国憲法改正草案 PDF形式
https://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-109.pdf



これまで「国民が選挙で国会議員を選び、その中から首相を選ぶ。つまり憲法上は首相の首根っこは国民が押さえている。だから国民のために仕事しなさい」となっていたはずです。
それが「国民のために」という文言が消えているのです。つまり制度だけ引き継いで、任命した天皇にだけに拘束されるように読めます。
前文も即物的で、崇高な理念が感じられない。9条にいたってはもう、最近の携帯とかの契約書みたいで、トラップだらけの文章という感じです。

今回の選挙、予想通りに自民党が圧勝したら、間違いなくこの憲法を成立させてしまうでしょう。自民党だけで定数の2/3を越えてしまうから。そして独裁国家へまっしぐらです。
独裁国家は大げさではありません。現憲法にあるストッパーとしての文言・制度がかなり無くなっているからです。


僕は今回、はじめてマスコミを次の東京裁判の時に断罪するべきだと感じました。官邸や河田町記者クラブに記者を出している全メディアの名簿を今のうちから海外の貸金庫とかに厳重に保管して、第二次東京裁判の際には記者クラブ員全員と本社のデスク以上全員は、もれなく法廷に立ってもらいましょう。

そんな先の話より、今回の選挙で9条の改正に賛成の方。9条以外の部分も完全に賛成なのでしょうか? もしそうなら仕方ありませんが、もし未読でしたら、この全文を読んでから投票してください。
もし、投票先が決まっていないのでしたら、是非、全文を読んでみてください。この改正案が大変危険だと感じたら、とにかく自民党+公明党以外に投票するしかありません。

これは自民党による、国民に対する宣戦布告なのですから。

朝日新聞のデータベースから見える、意外な明日

2014年12月09日 10時45分40秒 | 政治
僕の住んでいる選挙区では、今回の衆院選で、自民・民主・共産の闘いになっています。そこで、朝日新聞のデータベースで3候補を比較してみました。
このデータベースは候補者の公約の比較が視覚的にできるとても優れもの、オススメです。

◆朝日・東大共同調査
http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo47/asahitodai/



ざっと見たところの感想。
う~む、民主党の曖昧さというか、どっち付かずというか、「芯」が無いなぁ~という感じが目立つ。公約だけで比べると、3人の中で1番人気! という事にはきっとならないだろうなぁ~という印象です。
集団的自衛権や原発、特定秘密保護法など、一般の市民が今回の選挙で最も注目している部分の反対・賛成がはっきりしていない。これで小選挙区を戦うのなら、あとは知名度でアピールするしかないと思います。

それに引き換え共産党のはっきりしていること。ほとんどの項目で、1番右か1番左のどちらか。ブレがない。
いってみれば、自民党との横綱同士の対戦という印象さえ感じさせます。

どこかの世論調査で、東京の選挙区のいくつかが、第二位は共産党になっていると話題になっていましたが、それは当然だと思います。
今回の選挙で、自民党に「NO!」を突きつけようとしている市民の心情と、共産党の公約(心情?)がかなり近いから。

ひょっとすると今回の選挙で、民主党は存在意義を失ってしまうような気がします。
そして、反自民の人たちはモアベターな選択として、『共産党政権』を実験するしか選択肢はないのでしょう。それこそが、受け入れるべき新秩序に思えます。
そんな、これまで考えもしなかった状況を朝日新聞のデータベースから導いてしまいました。

ガイアから考える衆院選の『諦め』と『受容』

2014年12月07日 12時24分42秒 | 政治
かなり慣れっこになってきましたが、また、とんでもない事態になっている話を読みました。
それはなんと、テレビの報道の現場で「護憲」「反戦」がタブーになっているというのです。

俳優の菅原文太さんが亡くなり、その報道にあたって、文太さんが晩年積極的に行ってきた政治的発言がほぼ黙殺されているという記事を読んだのです。
まあ、ワイドショー的な番組は役者としての菅原文太の紹介だけでもいいでしょう。ただ、その伏線が、亡くなった当日の複数の報道番組にあったと。そこでは一旦、文太さんの政治的な発言を紹介したものの、「死を政治利用している」というクレームに局はビビってしまい、翌日以降は文太さんが晩年に力を入れていた「無農薬農業」「護憲」「脱原発」についての夫人の発言すらもカットされていたというのです。
もちろんその背景には、例の自民党の局に対する要望書の存在があるというのです。

故人の遺志をないがしろにしていいのでしょうか? もう、日本の民主主義は終わっていますよね。
僕はそう感じます。


先日、映画「地球交響曲第一番」の上映会に行ってきました。そこでは、直接今回の選挙の話には言及されませんでしたが、監督の龍村仁氏の話もしかり、映画の中で出演していた元宇宙飛行士のラッセル・シュワイカートもそう。異なる個性との共存について語っていました。

それは、『相手の糾弾ではなく、自らの心の革命が必要』だということ。

今回の選挙の議席予想では、どこも自民党の大勝を予想しています。僕としてはまるで信じられません。どこにそれだけ多く、今の安倍政権を支持する人がいるのかイメージがわいてこないです。そう、見えないから余計に恐怖を感じているのかもしれません。

ただ、龍村監督は話していました。
「もう、『否定』というのは限界にきている。」

なんか、とても腑に落ちるところがあって、僕は監督の発言をメモしておきました。
つまり、今回の選挙で目に見えない安倍政権支持の人たちの数がどれだけいるのか? が問題ではないような気がしているのです。彼らの数が多かろうが少なかろうが、選挙後も一緒に、日本を作っていかなければならないのです。どうしたって、同じ日本列島に暮らす人間として、未来永劫、折り合いをつけていかざるを得ないはずです。

龍村監督はこうも話していました。
「多様性を受け入れる。今までNO!としていたものを受け入れる。
 それこそが、人間性の真の成長につながる。」 

心の準備として、今回の選挙で自民党が大勝して、一気に改憲へ進み、戦争国家となったとしても、それを受け入れざるを得ないのではと考えます。
ガン細胞は自分で作り出すものです。僕がガン宣告を受けたら、それをまず認識しなければならないでしょう。
「悪いのはガンだ」という指摘も一面正しいのですが、いかんせん自分の身体の中で生まれたもの。まず、それを受け入れてからしか、復活の途はないのではと感じています。

今、安倍自民支持という人たちからは「オレたちは時代の必然から生まれてきているのだ」という訴えが聞こえてくるようです。
そう、この状況を、自分たちで作ってしまったと自覚した時に、ボスト安倍自民党政権の日本の姿が見えてくるように思うのです。どうでしょうか?

でももちろん、今回の選挙では『反安倍政権』『反自民党』で臨みます。
『諦め』と『受容』は別物ですからね。