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ニッポン チャチャチャ!!

納得できない事、頭にきた事、不可解な事、民主主義後進国ニッポンの“?”を感情的に綴っていきます。

悪玉コレステロールが恐くて生きていけるか!

2011年01月11日 15時55分49秒 | 健康
先週末、健康診断の結果を教えてもらいに近くの病院に行ってきました。
結果は過去2年と同様に、悪玉コレステロール値だけが高くて、あとの数値はすべて健康の範囲内、つまり「問題」なし。

診断のときには「遺伝資質だから要治療だ」と言っていた医師も、「今すぐ治療が必要なワケではないけど、食事に気をつけるとか、運動するように心がけてください」と、なぜかトーンが下がっていた。中性脂肪もHDLコレステロールも全然問題なく、他に悪い数値がなかったので治療を強制できなかったのでしょうか?
それにしても、僕が「コレステロール値が高いのは母も一緒」と医師に伝えたときは「遺伝なのだから食事療法は意味がない」と断言していたのに、今度は「食事に気をつけて」と・・・僕は診断書を携え、さかさずホルモン屋へ祝杯をあげに行きました。肝臓の数値はOK、あとは遺伝なんだから気にしません。

で、この健康診断は、以前メタボリックシンドローム判定といわたものに区独自の検査項目を加えた健康保険加入者向けの無料のもの。自営業の僕としては助かっているけど、これってどれだけ意味があるのか?

そもそも、メタボリックの人は診断を受ける前からわかるでしょ、というのがひとつ。これだけ数値が悪いのだからと示して、治療を受けさせるきっかけにはいいと思いますが。
ただ、それにしても前回も書いたように遺伝の問題もあると思うのです。「一般の基準から見れば悪い数値かもしれないけど、これは我が家の家系の共通体質。だけどみんな長生きしている」という人に治療を行ってどれだけ意味があるのでしょうか?
それ以上に、家系にも関係なく静かに体内に育っている病いの元を見つけてくれたらいいと思うのですが、それには検査項目が少なすぎますよね。まあ、ここいらが無料の限界なのかも。

今回思ったのは、メタボといった生活習慣病を現代の西洋医学で判定すること自体がムリなんだということ。
医者は血圧が高ければ「塩分をひかえなさい」、コレステロール値が高ければ「食事に気をつけなさい」といったステレオタイプなアドバイスをしますが、そんな話は誰でも(ある程度年をとれば)知っています。しかし、生活習慣病と言うからには、悪い数値の陰には食事だけでなく、生活環境、住環境、仕事環境、そして遺伝などといった要素が複雑にからんでいるにそれらを無視しています。
中古車を判断するのに、この車はキャブの具合がイマイチだけど、まだ40万キロは走れるとか、時速200km以上で走る車じゃないからこんなブレーキで充分といった、個性全体としての評価が欠落しているんですよね。

そこで健康診断の段階こそ、統合医療によるものを導入するのがベストだと考えます。

最近は言葉が混乱していますが、正式には統合医療とは、患者の生活環境、文化的背景、経済的背景、あるいは生死観、宗教的な背景をも配慮した上で、どの治療法を選択するのかを患者とともにきめていく医療で、治療法については西洋医学、各種補完代替医療を同列に並べて検討し、場合によっては「治療しない」という選択肢もちゃんとあるそうです。

近代医療は「人を見ずに、病気を見よう」と、かつて身分によって医療が受けられなかった多くの人を救うために方向転換したそうです。今の日本は、「一旦病気を脇に置いて、まず人を見る」という新たな方向転換が必要なのではと、今回考えたのでした。

自分の殻を破る

2007年12月18日 23時28分49秒 | 健康
今日もらった一本の電話。それによると、昔からの共通の友人が元気をなくしているという。僕が高校時代に知り合った彼女は今では結婚しているのですが、ここ数年体調を悪くし、かなり思いつめているというのです。
「何か元気になるきっかけを一緒になって作ってあげたい」というのですが、その考えには賛同しても、実際に何をしたらいいのか思い浮かばないのです。言ってみれば「生きる希望」。なかなか簡単に見つかるものではないと思います。逆に、見つかると簡単に動き出し、予想以上の効果があるような予感もしているのですが。

それにしても、その友人に限らず、僕の周囲には元気をなくした友人が沢山います。というか、元気でいる人間の方が少ないという印象です。
40代から50代、かつてなら脂の乗りきった世代といわれていたのに一様に元気がありません。仕事に疲れた、仕事が上手くまわらない、身体を壊したことが原因など理由は様々です。

と、ここまで書いて気がついたのですが、元気がないのは特に男性が多いですね。自分も含め、「男の更年期」だと感じるケースが多いと思います。つまり、きっかけは男の更年期による体調不良なんでしょうね。仕事が原因という人間でも、二言目には気力が出てこないとか、たいてい体調の変化を口にしていますもの。
そこで体調不良→仕事の成果が出ない→自信喪失→将来への不安、といった悪循環にはまっている友人が本当に多いんです。そして傍からみていると「鬱なんじゃないの?」と感じるケースがほとんど。僕自身、男の更年期と自覚していた頃はマイナス思考しかしていなかったという印象があります。

そろそろ、自分の人生の終わらせ方を考えなければいけない年代なのに、それどころではない友人たち…。そうした時に世間は冷たいですね。そうした人間をあたたかく受け入れて、元気を注入してくれるようなシステムや組織は一般化していませんものね。
もちろん、自分自身で解決できるのがベストなのですが、それができないから冒頭の電話のようになると思うのです。
結局は友人しか助けられないとしても、それも簡単ではありませんよね。「これなら間違いない」という解決方法を持ち合わせていない限り、「そっとしてあげるのも友情」という考え方もあると思うのですよ。

いずれにしても、「今までのやり方」では、決っして今まで以上の状態にはなりません。となると今までないやり方、つまりは「自分の殻を破る」ということが必要なんだと思います。
その発想に至るのか? そして具体的な方法を見つけられるのか? それが鍵のような気がします。たしかに生きにくい世の中でですが、自分の殻を破る方法を見つけられたとしたら、後は一気に動き出すような予感を持っています。
もちろんこれは、自分自身に対しても当てはまる事だと考えながら、今回は書いてみました。

薬に頼らない医療をもっと

2006年04月04日 21時32分38秒 | 健康
これは昨日のニュースで見つけたものですが、たぶん今後大きく取り上げられない事柄だと思うのです。しかし、私にとっても深刻な問題なので書きます。
それは、薬の副作用の問題です。薬に副作用が付いてまわる事は常識でしょう。しかし、今回のニュースは、その副作用被害によって3割弱の人が仕事を辞めざるをえなくなっているという調査の報告です。
独立行政法人の医薬品医療機器総合機構というところが実施したという調査なのですが、副作用の健康被害によって「収入が減った」と答えた人が30.5%もいるというのです。複数回答ですが「仕事を辞めた」という人も27.7%、「欠勤するようになった」が22%で、世帯全体の収入が減ったという回答は6割もあったそうです。中には「収入が8割減った」という回答も7.4%あったそうです。
私の場合は昨年の初夏の頃、めまいがひどくなり、目から入ってくる情報がとても煩わしくなり、それが頭痛につながるような状態になったのです。この頃は、人との待ち合わせも「途中で具合が悪くなるのでは…」と心配な毎日でした。
「なぜ具合悪くなったのだろう?」と考えた私は、実は8年前に倒れて以来、医師から飲み続けさせられている薬がありるのですが、「それが原因では?」と思い至ったのです。そして、ネットでその薬の副作用を調べてみると、どうもそれらしい…。
まさか、自分の飲んでいる薬にそんな副作用があるとは知りませんでしたし、医師もその事を私に伝えていませんでした。そもそも、一時間の待ち時間の末に血圧を測って処方箋を出すだけのその病院に私は不信感を持っていたので、別の病院にかかる事にしたのです。
結局次の病院では、その薬の副作用かどうかは分からないという診断でした。しかし新しい薬を飲む事になったのですが、それによって症状は消えたので、新しい薬の効果はあったのです。ところが診断を重ねるうちに、医者は次に血圧を下げる薬を飲むように勧めだしたのです。
私は以前から血圧が高いと知っていたのですが、やはりネットで調べてみました。すると、私の数値程度であれば、まず運動や減量するのがいいという記述が多く、降圧剤については、やたらと副作用を訴えるものが多いのです。そうなると、降圧剤を飲むのには躊躇が生まれてしまいます。
「治らなくていいのか?」と問われれば、もちろん答えは「No!」です。しかし、今の現代医療はとにかく"投薬"が大前提ですよね。医療機関はそれによって儲けていると言われていますが、患者は新たに“副作用”というリスクを背負わなければならないのです。その結果、仕事を辞めざるを得なかったり、収入が減ってしまっては本末転倒。何のための治療か分からなくなってしまいますよね。
副作用のない薬がないのであれば、薬に頼らない治療というものをもっと一般化して欲しいと思うのですが、日本の厚生労働省にそれをはたらきかけてもムダなのでしょうね。間違いなく“薬”には膨大な利権が絡んでいるのでしょうから。

まずは代替医療に科学の目を!

2006年02月09日 23時31分31秒 | 健康
今日、読み終わった本が「代替医療ナビ/ちくま文庫」です。日本で行われている数々の代替医療の歴史や考え方、そしてシステムを実際に開業しいてる人物に取材して紹介している本です。
この本を読んで驚いたのは、まず、こんなにも多くの種類の代替医療があるものなのかという事。そしてもうひとつ、ここで紹介されている代替医療は、効果が認められるからこそ存在できているのに、ほぼすべて「治療行為」として認められていないという事です。
日本では、ほとんどの代替療法は「医療類似行為」とされ、免許の対象にもなっていないのです。鍼灸、柔道整復、あんまマッサージ(指圧)だけが免許の対象となっていて、それも明治時代に作られた決まりを基にし、今なおそのままだというのです。つまり先に記した三つ以外の療法は、病状が改善されても「治療」という言葉を使えないのです。逆にそれは、いかがわしい療法を横行させる温床にもなっているのです。
実は私も「オステオパシー」という代替医療にかかっています。その理由は、自律神経失調症だったのですが、西洋医療だと薬漬けにされそうな事、日々の変化に耳を貸してくれなそうだという西洋医療に対する不信感がベースにありました。そして、ただ手を当てるだけの療法なので副作用の心配がないという理由もありました。私の場合は確かに施術期間は長いのですが、本来の症状が改善されるだけでなく、肌のツヤが良くなり肩こりもなくなるという変化もありました。
こういった「手の治癒力」について、アメリカやイギリスでは90年代から科学的に解明しようという動きが起こり、今や西洋医療の現場でも積極的に併用されるような動きが出てきているそうです。
ところが日本では「手当て」という言葉があり、実際に身体に痛みを感じたときには、無意識に手を当てる(そうすると楽になる)という事実もあるのに「手の治癒力」の研究は進んでなく、逆に「何かあやしい」という評価が支配的なのではないでしょうか。
しかし、これだけ生活習慣病が蔓延し、高齢者医療の高額化が問題になっている現在、なぜ厚生労働省や医学界はもっと代替医療の検証を推進しないのでしょうか? それは決して今ある西洋医学をすべて否定し、代替医療に移行するというのではなく、両者の共存を前提に、代替医療を取り巻く環境を整える方向に向かうべきだと思うのです。
現実に国民の70%弱が何らかの代替医療を経験したというデータがあるというのに、法体系は明治時代の思想のままというのは、あまりに情けないのではないしょうか?
それとも、今の“薬漬け医療”というものには、やはり、どうしても止められない旨みが満載なのでしょうか?

最近の病院の待合室って…

2005年09月13日 19時26分12秒 | 健康
昨日、今日の両日とも、東京は30度以上の残暑でした。そんな中、私は昨日は友人の付き添いで、今日は自分自身のために病院に行くことになりました。異なる病院に行ったのですが、共通して頭にきた事があります。それは、待合室の冷房が寒すぎる!
病院というのは精密機械が多いので、高温が大敵であることは想像できます。さらに、室温を設定している病院の職員は当然仕事中ですから、体温は高いでしょう。でも、待合室で待たされている患者は、ただ待っているだけで身体の動かしようもありません。まして、残暑の中をやってきたわけなので、当然、薄着です。
以前は超汗かきだった私も現在は自律神経失調症となって、温度変化には非常に敏感になっているのです。そして待合室で待たされた後、診察を受けてみたら血圧が高いと言われてしまいました。後で気がついたのですが、これだって冷房のせいとは考えならなくもないと思うのですが…。
いずれにしても、私だって以前は冷房大好き人間だったわけで、適正な冷房温度というのは簡単に決められるものではないとは思います。そこで、せめて待合室の半分を弱冷房にするとか、かつての喫煙ルームのように、冷房なしルームとか設置できないですかね?
まあ、一枚はおるモノを用意すればいいのでしょうけど、身体の弱い人が集まる場所なんですから、ちょっと考えて欲しいですよね。