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ニッポン チャチャチャ!!

納得できない事、頭にきた事、不可解な事、民主主義後進国ニッポンの“?”を感情的に綴っていきます。

私の理想はシュタイナー教育

2005年10月07日 01時50分49秒 | 生活
書きたいけど書けなかった教育問題について書く機会ができました。テレビのニュースで知ったのですが、私の住んでいる品川区が「小中一貫特区」として構造改革の特別区認定を受けていて(それすら知らなかったのですが)、小中の6・3制を見直して4・3・2制にするというのです。
建前は「学校教育の内容の充実と質の向上」となっているようですが、もちろん、真意はわかりません。でも、これは評価するべき改革のように思います。
私は、自分に子供がいないため現在の小中学校の現状については子を持つ友人・知人の又聞きしか情報がありませんでした。それによると、不登校児童が増加している。父兄参観の日でも寝ている子がいて、先生が注意もしない。子供が家庭教師をしているが、ゆとり教育の時代の子の学力の低さがとんでもないというネガティブな話ばかりです。
そんな中での品川区の決断ですが、私は真っ先に私の理想と考えているドイツのシュタイナー教育を意識しているように思えました。
どうも日本ではシュタイナー教育というのは、一種のタブーのようで詳しく紹介される機会が少ないようです。12年間の一貫教育で、教科書・テスト・通信簿がないなどの刺激的な事だけが伝わり、その裏側にある子供の精神や成長を尊重したシステムが正しく伝わっていないようです。もちろん、私もシュタイナー教育を受けていませんし、とても簡単にはその精神を説明できません。子安美智子さんという方がご自身のお嬢さんの入学体験を基に多くの著作を出しているので、ぜひ、そちらを読んでみてください。たぶん、こんな学校なら入学したい! と感じられる方が多いと思います。
確か、シュタイナー学校では児童の年齢による精神の変化にあわせて教室のデザインまで変化させいていると記憶しています。それほど、多感な時代なんだと思います。そのわりに、日本の小学校の6年間は私自身も変化が少なく長ーいと感じていました。それなどを勘案して4年で一区切りというのは歓迎する事ではないでしょうか? 不登校など学校との関係がうまくいかなくなった子もシャッフルする機会が増える事になって、やり直しの可能性も生まれるように思います。
国の政策として打ち出した“ゆとり教育”がどうも悲惨な結果になったような現在、やはり教育の改革は、自治体が主導になるしかないように思えます。それだけに品川区の英断は評価したいと思います。もちろん、今後の監視は必要ですが…。
そして一番大事なのは、教師という“聖職”をどう育てていくかという事! これは最大で究極の問題ですよね。
子供がいない私ですら、現在の教育問題の奥深さを感じてしまう最近の話題の複雑さです。

アップルよ、置いてきぼりを救ってくれ!

2005年10月04日 18時32分44秒 | 生活
実は、私はMac派です。このブログはすべてWindowsを使って作っていますが、それ以外の仕事はもちろんのこと、メインに使うのはMacです。コンピューター自体はDOSの時代から使っていましたが、それは職場にあるマシンを使っているだけで、初めて自分で買ったマシンはMacでした。それが7、8年前のことです。ちょうどOS8が出た頃で、それ以来、Macのマシンは5台買い換えました。
やはり、ユーザーインターフェースの心地よさや、開発者の遊び心とユニークさにひかれ、見事にMac信者になりました。その気持ちは今まで変わっていませんでした。
そして以前にも書いたとおり壊れたiMacの修理が無事に終わり、これを機会にOSXのインストールを決心しました。それまでは「周辺機器が使えなくなる」、「ソフトを買い換える金が無い」といった理由のほかに、OSXで作ったサイトをOS9の環境で検証するという仕事をずっと続けていたのでOSXの導入は出来ない状態だったのです。
そのサイト検証の仕事も終わり、その間に買い換えたプリンターやDVDライターもOSX対応になっいることから、今回をちょうどいい機会と考えた上での決心でした。ところが…。
私は完全に置いてきぼりになっていることに気付かされました。分からない事だらけなのです。知らない事だらけだったのです。本を読んでも、これからOSXを始める人についての本ばかりで、OS9からOSXへ移行する人に向けた本が見つからないのです。
そして、何が一番悲しいかというと、アップルのサイトですら、そこを詳しく説明していないのです(ひょっとすると私が見つけられないだけかもしれないけど…)。さらに、「いままで、OSのバージョンアップってアップルのサイトからダウンロードして簡単にできたけど、もう、それも出来ないんだ!」と、最近知りました。つまり、とことん今までのOSと違うんだと思い知らされたのでした。
結局、この数週間の勉強で分かった事は、どうも今の自分のマシンは最新のOSXには対応していないという事。つまりマシン自体を買い換えなければダメそうだということです。
あんなに優しくて親切だったアップル…。どうしてしまったんだ! 私はまるで大好きだった女の子に突然フラれた気分です。
そして私は“ユーザーフレンドリー”という言葉は死語になってしまったのだと感じているのす。

政治より国民の意識が世の中を…

2005年10月02日 22時31分04秒 | 生活
こんなブログをやっていながら、どうも最近のニュースに興味が持てないというか、こだわりが見つけられないのです。先日、二ュースデスクのつもりでこのブログを書いていると言いましたが、完全にニュースデスク失格です。
自民党が大勝して、新人議員ももはやテレビではイッパシの“先生”になっていて、郵政民営化以外のことを語っています。また、道路公団も民営化になったそうですが、私は車を持っていないので、その変化を確認しようがありません。そんな脱力感とプライベートの忙しさもあって、ここのところ更新をサボっていました。
しかし、最近感じているのですが、どうも世の中がバブル前に似てきたところがあるように思うのです。どこがどう似てきたのかと聞かれると困るのですが、少なくともここのところ私にくる仕事の話が、当時に似てきているのです。それが忙しさの理由のひとつでもあるのですが、間違いなく背景には緩やかながら景気の回復があると思いますが、一体、そのために政府は何をやってきたのでしょうか? 国民の借金を増やしてばかりですですよね。
こうやって考えると、一体、国政から何かが始まるのでしょうかという疑問です。それよりは、国民の意識や意思の力で世の中って変化するのじゃないかと、改めて感じている今日この頃です。
そして、新しいバブルが来る前に、かつてのバブルの反省を全国民がすることも必要な事だと予感しています。

そんなに普通郵便って信用できるの?

2005年09月28日 23時40分23秒 | 生活
先日、区の国民年金課から料金後納郵便で封書が届きました。何だろうと封を切ってみて驚きました。新しい国民健康保険証が入っていたのです。これって他の市町村でも同じなのでしょうか?
私が新社会人になって覚えた事のひとつに、郵便には色々な種類があるという事でした。そして、大切な郵便物は書留などで出すという事も教わりました。その背景には「普通郵便で出した大事な書類が先方に届かない事があるからな」、などと先輩の経験に基づいたものでした。さらに、自分の家のポストに他人の郵便物が入っていることなども経験し、普通郵便は100パーセントではないという事を知りました。
少なくとも品川区にはこの認識がないようです。他人の国民健康保険証を悪用しようと思えば、いくらでも悪用できるはずです。つまり、郵便の誤配があればその可能性が生まれるのに、品川区は普通郵便を完全に信用しているのですよね。いままで誤配による悪用が無かったからなんでしょうね。そうとしか考えられません。それにしても危険な方法と感じませんか?
実はこれ以前に驚いた事があります。住基ネットワークを導入したときの事です。品川区は赤書きで「重要」とは書いてありましたが、普通郵便のシールはがきで私の住民票コードを知らせてきたのです。
住民票コードは国民健康保険証以上に重要な個人情報だと思うのですが、それがいくら表に「重要」とは書いてあっても誤配の可能性のある普通郵便にし、さらに、簡単に中を見ようと思えばそれが出来るシールはがきで届いたときに、品川区には個人情報に対する認識のレベルは新人社員以下だと確信しました。
これは単に民と官の認識の違いなのでしょうか? ひょっとすると地方自治体では書留なんかで郵便物を出す事はないんですかね? たぶん、何がしかの基準があると思うのですが、ちょっとそれを見てみたいような気がします。
「公務員が行っている配達だから」というのが普通郵便への信頼の基本になっているような気がするのですが、これで郵政民営化されたらどうなるんでしょうね?

DVの対応こそ“官”の真価が問われる

2005年09月25日 02時40分05秒 | 生活
先日、用があって青山にある東京ウィメンズプラザに行ってきました。以前、事務所が近くにあった事もあり、たまに図書資料室を利用していました。
その頃以来、たぶん10年ぶりくらいに訪れたのですが、まず気が付いたのは「DV・ドメスティックバイオレンス」という文字の多さ。ロビーに流れているビデオにはじまり、色々なパンフレットやチラシが並んでいるラックにもDVの文字のオンパレード。図書資料室でも一番目立つところにDVのコーナーがあるという感じでした。私が通っていた頃にはDVという言葉すら無かったように記憶しているのですが…。
東京ウィメンズプラザのパンフレットに記してある基本理念には、「東京ウィメンズプラザは、豊かで平和な男女平等社会の実現に向けて、都民と行政が協力して女性問題解決に取り組む具体的、実践的な活動の拠点です。(略)」となっているのですが、そんな場所の最大の課題がDVとは…。問題の奥深さを感じさせます。
そこで思うのですが、なぜDVが生まれてしまうかという事。夫の妻への暴力は昔からあったとは思うのですが、時代が違ってきていますからねぇ。皆、お互いの愛を確認して一緒になったずなのに、配偶者に暴力をふるう男というのは愛情の裏返しというには、あまりに情けないというか、男の風上にも置けないと思います。何てったって私は女性崇拝者ですからね。
そして資料を読んでみると、DVでは基本的に女性の方が逃げるしかないみたいなのですね。これは女性にとっては屈辱だと思うのですが、それ以外に方法が無いというのが解決の難しさを語っているように思えます。逃避先は親族や知人にも知らせてはいけないというのですから、それまでのすべてを打ち捨てて暮らしていかなければならない訳で、その決断は生半可なことではできないでしょう。それだけに泣き寝入りのケースも多いのではないかと想像できます。
あと問題は、加害者の男性の処遇ですよね。短期間拘束できる法律はあっても、その後のケアーをするシステムができてないように思います。それでは逃げた女性も落ち着いて生活できませんよね。
ちなみに東京ウィメンズプラザは東京都の施設で信頼は厚いようですが、こういう案件こそ“官”の連携無しには解決できないはずです。それでもたぶん被害女性は“官”なだけに二の足を踏んでしまう人も多いのではないでしょか? うーむ、難しい問題だ!

河合隼雄に癒されて

2005年09月22日 22時29分19秒 | 生活
私が大好きなおじさんに心理学者の河合隼雄さんがいます。亡くなった私の父よりお若いはずですが、こんな人に常に側にいてほしいなぁと思わせる方です。
本との出会いには不思議な縁というか導きがあるように思います。まさに今悩んでいた事の答えが本に出ていたり、後悔していた行動を擁護してくれるような内容が本に書かれていて救われたというような経験はありませんか? 私には、そんな経験が何度もあります。ですから、私の本の購買方法は100パーセント書店での購入です。ほとんどは文庫本なのですが、本の方から「私を読んで!」とアピールしているのを探すのが楽しみなのです。それでも約4分の1くらいは「ハズレ」を買ってしまいますけどね…。
そもそも私は「こころの処方箋」という本を読んで一気に河合速隼雄さんのファンになったのです。当時、私は身体を壊し、仕事もうまくいかず、10年以上渋谷に持っていた仕事場をたたむなど、ネガティブな事柄が続いていました。そんな時、何気に本屋で呼ばれた本が「こころの処方箋」だったのです。この本を読んで「なーんだ、そんなにムキになって頑張る必要はないんだ」と自分の置かれた現状を受け入れる事ができ、肩の荷を降ろす事ができました。つまり、当時の私をとても救ってくれた本でした。
そして先日、久しぶりに部屋掃除をし、読みかけの本を整理していました。そして買ったことすら忘れていた本が出てきました。それも河合隼雄さんの「ここの天気図」という本でした。
今日、その本を読んでいると、自分と他人が一対一できちんと向かい合う事はなかなか大変な事だと出ていました。単数形か複数形かが厳密の英語でさえ「あなた」もyouだし「あなたたち」でもyouである。個人をあれだけ大切にする国でさえ、個と個とが向き合うときには「あなた」を曖昧にする気持ちがはたらいているのではと分析し、それだけ自分にとっての「あなた」を確立すねのが大変なのだと書かれていました。
これまた、人との関係に悩んでいた今の私には、ホッと肩の力が抜ける話であると同時に「さすが河合隼雄!」と改めて畏敬の念を抱きました。そしてこの本も、今日私に読まれるまで、部屋の中でじっと静かに待ってくれていたのだなぁと考えてしまいました。

私の鬼門は電話回線

2005年09月18日 13時12分01秒 | 生活
事務所用の回線がISDNである事は先日書きましたが、金曜日の夜からその回線がおかしくなってしまいました。週末でもあり、当日は酔っぱらって帰ってきたのでそのままに。翌日の土曜日は友人宅にお呼ばれしていたので、昼間からワインを飲んでしまいました。そして一眠りして酔いを覚まして復旧への挑戦が始まりました。
症状はネットにつながらず、電話もダメという状態。まず、ターミナルアダプターの取扱説明書を取り出し、「そうか、これって電池を入れてるんだ」ということを思い出し、まず単三電池6本を交換。それでも変化なし。それで再度取扱説明書を読んでみると、いつもと違うターミナルアダプターのランプの点滅状態の事が書いてあるではないですか。「何だ、よくあるトラブルなんだ」と思って対策を読んでみたらビックリ! NTTに連絡しなさいというのです。
「あれ116だっけ166だったかなぁ」とNTTに電話したら、あっさり「どっかで断線してますね」の返事。それでも今日の日曜日に工事に来てくれるというので、私は電話の回線工事に必要な場所を空ける作業に取り掛かりました。結果は、ほぼ引越し後状態のよう。NTTにも「作業の人が二人だったら入れないかもしれませんよ」と伝えて工事の人が来るのを待っていました。
そして先ほど、ほぼ約束通りの時間にやってきたNTTの人は、サッとモジュラーの出口に器械を差し込んで「部屋の外で断線してるね」と一言。建物の外のチェックに出て行きました。「場所を空ける作業はほとんどムダだったんだ」と散らかった事務所にたたずむ私。しかし、ハタと気を取り直しました。建物の外で作業しているNTTの人に「実はもう一回線アナログ回線があるんですが、そっちも様子がおかしいんで確認してください」と伝えて返事を待ちました。
最終的な診断は、街中のどこかで電話線が切れているという事。台風の影響などで最近多い事故だそうです。ということで、現在は街中の工事待ちの状態です。
で、待っている時間にこのブログを書いているのですが、UPするのはPHS用のカードモデム。でも、もうしばらくしたらNTTはPHSのサービスの提供を止めそうですよね。こんな時のバックアップには最適だったのに…。
光にするとこんな事は起こらないのかなぁ? ちと不安です。

いまだにISDN回線にしている理由

2005年09月09日 12時08分35秒 | 生活
実は、私のWeb環境はISDNでのダイヤルアップなのです。そもそも、事務所の電話番号とFAXの番号を別にしたいし、両方が同時に使えるというのが導入のきっかけでした。
それから約15年。時代は大きく変わってしまいました。いまやネットをダイヤルアップでつないでいる人は完全に少数派になった感があります。その上、多くのサイトはブロードバンド環境を前提に制作されているし、ちょっと重い添付ファイルを受け取る時なんかは、いつ終わるのか心配でたまりません。だから私もサイトからデータをダウンロードする時や本格ネットサーフィンの時は、わざわざネットカフェに行っているのです。
それでも「次は光にする!」と決心したのですが、約2年以上が経った現在、いまだにTEPCOに申し込みをしていません。
理由1 IP電話が完全じゃないという噂と事務所の電話番号を変えたくないという理由からNTTの有線電話を残すつもりでIP電話をFAXに使おうと考えていたら、友人から「IP電話はFAXには向いてないぞ」という情報が…。
理由2 私の仕事の関係上、MacとWindowsを併用しているのですが、その場合の家庭内LANの設定が良く分からない。さらにMacのOSも9とXが混在しているのです。
理由3 かなり散らかっている私の仕事場のどこにケーブルを引っ張ってくるのか? それによって家具や機材の大移動をしなければならない。
大体、以上の理由でなかなか契約に至っていないのですが、最大の理由は、導入してみたら思いがけない不都合が出てくるという不安が一番大きいのです。この不安さえ解消できればすぐにでも申し込みしてもいいと思っているのですが、そう感じている人って多くないですかね? よく駅前とかでひかりのキャンペーンやっている人に相談すると、余計な事ばかり話してくるでしょう。まるで、マニュアル覚えたぞ!みたいな感じで。
本当に世の中複雑になり過ぎましたよね。新しい機器を購入してみたら、ほんの些細な違いで期待していた機能が得られなかったという経験、最近多くないですか? それとも皆、購入や契約の前に完全に内容や機能を理解して決めているんですかねぇ? とてもそうとは思えないのです。
どこか間違えているというか、何かが決定的に不足している、そんな気がしてならない最近のデジタル社会への感想でした。

最近の鉄道にまつわるストレス

2005年09月08日 19時14分10秒 | 生活
言いがかりといわれるかもしれませんが、今回もちょっと気になっていることを書きます。それは鉄道についてのことです。
その1 乗り越し精算を機械でするとき、乗り継ぎ経路を確認する画面に絶対ありえないような経路が表示させれませんか? どう考えたってその乗り換え経路で来る奴は百人にひとり、いや千人にひとりだろうという経路までが表示され、選ぶ経路が多くて思わず悩んだりしませんか? もう少し表示の大きさなどに違いをつければいいと思うのは私だけでしょうか?
その2 なぜパスネットやイオカードとスイカには割引がつかないで、回数券には割引がつくのでしょうか? どう考えたって、回数券と一般の乗車券とでは、鉄道会社にとっての作業量は同じだと思うのです。それよりもパスネットやイオカードとスイカはずっと省力化になるはずなのに割引がないのはどんな理由なのでしょうか?
その3 これは確かではないのですが、西武線の回数券は乗る駅、降りる駅が決まった回数券しかないみたいですが、東急は金額だけ決まった(例えば120円11枚綴り)の回数券と、乗る駅と降りる駅が決まった回数券があるみたいです。なぜそんな併売をしているのでしょうか? 金額だけ決まった回数券が可能なんであれば、その方が絶対利用者には便利だと思うのですがねぇ。
その4 最近、領収書の出る券売機が多くなりましたが、特に回数券を買う場合、領収書の出るタイミングが遅すぎると思いませんか? 大体、回数券を買う時、まず回数券が発券されるまでおつりが出てこなくて、さらに機械は「枚数を確認してください」とせかしてきますよね。すると目の前のおつりと回数券だけ取って回数券の枚数を数えちゃいませんか? まして、次に人が並んでいると慌てちゃいますよね。すると一拍遅れて出てくる領収書を取るのを忘れてしまうのです。これはスイカの領収書も同様な経験をするのですが、領収書が回数券やスイカと同じところから出てくるのが問題なんですよね。
その5 券売機での乗り換え料金の表記の不統一。券売機で「連絡線」のボタンを押して乗り継ぎのキップを買おうとすると、連絡先の鉄道の料金が表示されるのとそうでないのとありますよね。そのうえ、券売機の上の料金表には連絡線の料金が表示されていない駅も多いですよね。だから、いくらのキップを買ったらいいのか分からなくて不便。それでさらに到着駅で精算すると、その1の問題でまた頭に来るんですよね。

鉄道各社さん! 便利にしたつもりでいても客がストレスを感じてるのを気が付かないんですか! なんとかしてください!

合理的な組織は日本人にはムリ!

2005年09月06日 20時25分57秒 | 生活
私には、自分にとっての何冊かの「聖書」があります。社会学または組織論についての聖書が写真の「失敗の本質/中公文庫」です。書店ではよく終戦特集などとして推薦本にされていることも多く、ご存知の方も多いと思います。
なぜ、この本がいいか? 不謹慎なのですが笑えるのです。社会学者っていうのはこうゆう風に人間を分析をするんだと感心できる本なのです。なにを言っているのか分からないと思いますが、序章に「戦前の日本においても、その軍事組織は、合理性と効率性を追求した官僚制組織の典型と見られていた。(略)しかし、この典型的官僚制組織であるはずの日本軍は、大東亜戦争というその組織的使命を果たすべき状況において、しばしば合理性と効率性とに相反する行動を示した。つまり、日本軍には本来の合理的組織となじまない特性があり(略)」とあります。簡単に言うと、国家の存亡の危機にありながらも、日本という国の官僚制組織は合理的な判断ができなかったという話が痛快であり、その特性が「戦後の日本の組織一般のなかにおおむね無批判のまま継承された」という分析に深くうなずけるのです。
本の概略を書くのはとても無理なのですが、神国・日本がなんで竹やりでB29を落そうと考えなければならないのか? そんな矛盾というか無茶な話と、敵側だったアメリカが同時期に組織をどう動かしていたのかと比較して書かれていて、とても楽しい読物になっているのです。
よく、仕事でありませんか? 会社からは武器として竹やりしか与えられていないのに、大きな仕事を命じられる事。この本は、それが日本人の組織の体質だとしているのです。
そんなわけで、反面教師としてこの本は私の聖書のひとつとなっているのです。さらに、なぜこの話を今日書いたか? たぶん、明日の打ち合わせで、私は竹やりを手渡れそうなのだからでした。