ピカールのネコライオンな日記

日々の雑感、鑑賞した映像作品や趣味について書いたブログです。

ヒトラー暗殺、13分の誤算

2015-10-19 00:00:00 | 映画
表題映画を観賞したので感想:

実在のゲオルク・エルザーさんをモチーフにした映画です。
先日鑑賞した『顔のないヒトラーたち』に対する補完版として良いと思います。
あの映画では戦時中のナチス政権下のドイツの説明が日本人からすれば不足していましたが、
この映画ではナチスの社会生活への浸透ぶりが表現されています。

暗殺未遂事件のくだりは次はどうなるのかなと思いつつ鑑賞していました。
主人公のエルザーの回想になってから映画選択をミスったかなと思いながら、
というか若干眠気を覚えながら鑑賞していましたが、
エルザーの考え・思いが分かってきて以降は結構引き込まれました。
回想シーンでの主人公の周囲へのナチス浸透の進み方が観賞しながら何故かドキドキしました。
収穫祭とか人物の変心とかというのが。
それと拷問シーンや絞首刑などのシーンが予想通りありますが、
見ていて痛そうでした。

最後の方でシュタウフェンベルク大佐のヴァルキューレ作戦云々という主旨のセリフがありますが、
トム・クルーズ主演の『ワルキューレ』を観賞していたから意味が分かったものの、
知らなかったら多分なんのこっちゃという感じになったと思います。

あと先日の投稿でも記述しましたが、
先々週本邦公開映画で正義の検察官を演じていたヨハン・フォン・ビュローさんが、
この映画ではガチガチのナチス側の人間を演じていました。
鑑賞前は微妙かもなーと思っていましたが意外と良かったです。
役者さんはスゴイですね。
しかし2週間の間隔でこうも違う役柄を見せられると不思議な感覚です。


コメントを投稿