今年2月から“淡交会”終身正会員になりました。この度会員証と会員の栞を頂き、拝読しました。茶道を習っていない方には馴染みがないと思うので簡単にご紹介しておきます。
“淡交会”は、裏千家宗家の直轄団体で、その指導の元、茶道文化に関する種々の研究調査を行い、同門の相互協力や親睦を図り、真の茶道人育成を目的としています。淡交の名は、十四代家元淡々斎から命名され、荘子の“君子之交淡若水(君子の交わり、淡きこと水の若し)”により、水の流れるように何事にも執着せず平常心で交わりましょうとの意味。宗家の元に、裏千家同門社中の有資格者、会の趣旨に賛同する人が会員となって組織されており、青年部会員、普通会員、正会員、終身正会員、終身師範会員、特別師範会員、特別維持会員、他に、賛助会員、名誉会員などがあります。
終身正会員になると、各支部で2ヶ月に一度、宗家からの講師(業躰先生)を招いて行われる研究会に参加することができます。研究会は地域の公会堂などコンサートなどが開かれるような舞台のある公共施設を借りて、舞台に畳を敷き、そこで代表者が点前をし、業躰先生が指導下さり、その様子を会員が拝見して勉強する形になっています。最後には質疑応答もあって、業躰先生に質問をすることもできる貴重な機会です。
私も会員になって3回ほど拝聴しました。客席から舞台を見ると普段のお稽古とは違ったことが見えてきます。早すぎる点前は順序を追っているようにしか見えない、緩急のない点前は見ていて眠くなる、道具を持つ位置の高さ、歩く姿など、人の姿を見ることで様々なことに気づき、自分はどうかなと考えるようになりました。以前研究会についてご紹介しましたが、違った視点というのは大切なことだと実感しました。
研究会 http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/d3aa2acaa075476261115ea12dabd9dc
我が社中には支部で中心幹事を務める方がいらっしゃいます。その一人が、6月の終わり頃、9月は自分が一席の準備を任されるので、社中から数名舞台にでる人を選出してほしいとの話をもってきました。
“m-tamagoさん、舞台に出てみない?”と師匠に言われた時、とっさに私が言ったことは“単の着物がありません。冬なら出たいですが~。”
研究会の舞台に出るともなれば、無地紋付の着物が必要なのです。しかも、9月といえば、まだ単の時期。汗かきの私は暑い時期に着物を着ることなど皆無で、無地の単は一枚も持っていませんでした。ですが、業躰先生に指導して頂けるチャンスはめったにありません。数日考えて、先生に“先日の研究会のお話、宜しくお願い致します”。先生も喜んで下さいました。
この時点では、私は客として舞台に出ることになっていました。初めてだし、まずは客として座って雰囲気に慣れましょう、と。ところが、色々あって亭主として初舞台を踏むことになりました。初めてで(茶の世界では)まだまだ若い私が亭主ということで、正客と次客には既にお弟子さんもお持ちのベテランの先輩が座って下さることになりました。課目は「五行棚初炭」です。初炭手前は時折やってはいるものの、それほど慣れておらず、早めに五行棚を出して頂き、特訓開始。それと同時に単の着物の仕立ても進めました。
研究会直前の日曜日には、先生に特別稽古もして頂きました。幹事の方も当日使用するお道具一覧や掛物の内容の説明、五行棚の説明などコピーして下さったり、土曜日の皆さんは私に初炭のお稽古を優先的に譲って下さったり、皆さんに助けられ、研究会を目標に精進精進。熱い指導・協力でありながら、”淡交”にふさわしく負担に感じさせないさりげない心くばりに感謝するばかり。
さて、9月になって着物が一式出来上がってきました。少し渋いピンクの着物に菱紋の帯、少し地味目ですが上品な雰囲気で気に入りました。さあ、あとは手前のみ、頑張らなくちゃ。(お手前の後で乱れておりますが、着物の色と帯、写真アップしてみました、いかがですか?)
“淡交会”は、裏千家宗家の直轄団体で、その指導の元、茶道文化に関する種々の研究調査を行い、同門の相互協力や親睦を図り、真の茶道人育成を目的としています。淡交の名は、十四代家元淡々斎から命名され、荘子の“君子之交淡若水(君子の交わり、淡きこと水の若し)”により、水の流れるように何事にも執着せず平常心で交わりましょうとの意味。宗家の元に、裏千家同門社中の有資格者、会の趣旨に賛同する人が会員となって組織されており、青年部会員、普通会員、正会員、終身正会員、終身師範会員、特別師範会員、特別維持会員、他に、賛助会員、名誉会員などがあります。
終身正会員になると、各支部で2ヶ月に一度、宗家からの講師(業躰先生)を招いて行われる研究会に参加することができます。研究会は地域の公会堂などコンサートなどが開かれるような舞台のある公共施設を借りて、舞台に畳を敷き、そこで代表者が点前をし、業躰先生が指導下さり、その様子を会員が拝見して勉強する形になっています。最後には質疑応答もあって、業躰先生に質問をすることもできる貴重な機会です。
私も会員になって3回ほど拝聴しました。客席から舞台を見ると普段のお稽古とは違ったことが見えてきます。早すぎる点前は順序を追っているようにしか見えない、緩急のない点前は見ていて眠くなる、道具を持つ位置の高さ、歩く姿など、人の姿を見ることで様々なことに気づき、自分はどうかなと考えるようになりました。以前研究会についてご紹介しましたが、違った視点というのは大切なことだと実感しました。
研究会 http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/d3aa2acaa075476261115ea12dabd9dc
我が社中には支部で中心幹事を務める方がいらっしゃいます。その一人が、6月の終わり頃、9月は自分が一席の準備を任されるので、社中から数名舞台にでる人を選出してほしいとの話をもってきました。
“m-tamagoさん、舞台に出てみない?”と師匠に言われた時、とっさに私が言ったことは“単の着物がありません。冬なら出たいですが~。”
研究会の舞台に出るともなれば、無地紋付の着物が必要なのです。しかも、9月といえば、まだ単の時期。汗かきの私は暑い時期に着物を着ることなど皆無で、無地の単は一枚も持っていませんでした。ですが、業躰先生に指導して頂けるチャンスはめったにありません。数日考えて、先生に“先日の研究会のお話、宜しくお願い致します”。先生も喜んで下さいました。
この時点では、私は客として舞台に出ることになっていました。初めてだし、まずは客として座って雰囲気に慣れましょう、と。ところが、色々あって亭主として初舞台を踏むことになりました。初めてで(茶の世界では)まだまだ若い私が亭主ということで、正客と次客には既にお弟子さんもお持ちのベテランの先輩が座って下さることになりました。課目は「五行棚初炭」です。初炭手前は時折やってはいるものの、それほど慣れておらず、早めに五行棚を出して頂き、特訓開始。それと同時に単の着物の仕立ても進めました。
研究会直前の日曜日には、先生に特別稽古もして頂きました。幹事の方も当日使用するお道具一覧や掛物の内容の説明、五行棚の説明などコピーして下さったり、土曜日の皆さんは私に初炭のお稽古を優先的に譲って下さったり、皆さんに助けられ、研究会を目標に精進精進。熱い指導・協力でありながら、”淡交”にふさわしく負担に感じさせないさりげない心くばりに感謝するばかり。
さて、9月になって着物が一式出来上がってきました。少し渋いピンクの着物に菱紋の帯、少し地味目ですが上品な雰囲気で気に入りました。さあ、あとは手前のみ、頑張らなくちゃ。(お手前の後で乱れておりますが、着物の色と帯、写真アップしてみました、いかがですか?)
>すべて終わった夜の連れ合いとの乾杯の美味しかったこと !!
それはそれは美味しかったでしょうね。
私もその晩の夕食はとてもおいしかったです。
>tamagoさんのお着物とても素敵な色合ですね
>お顔が見えないのが残念で~す。
お褒め頂きありがとうございます。
顔はお会いしてのお楽しみ(?)ということで。
>これでお顔が見られたなら~~
それは会ってのお楽しみということで~
>いつかは一緒にお茶を点て合いましょうね♪
是非!一緒に一服致しましょう。
宗偏流でも研究会のような集まりはあるのでしょうか。
>華道でいえばちょうど池坊のような感じですね。家元から先生が派遣されてホールで。。っていうのが。
池坊も研究会のような勉強会があるのですね~。
緊張もしましたが何とか無事終わりました。
>もうすぐたまごさんと京都でドキドキの初対面ですね。楽しみにしています。
お会いできて嬉しかったです。
今後ともコメント宜しくお願い致します。
>私も社中での初釜のお点前を経験したのですが、
それだけでも事前の準備などを含めて
いろいろ勉強になり糧となりました。
そうですね。何事も経験ですよね。初釜のお点前なんてすばらしいじゃないですか!
>そろそろ入会の運びとなりそうです。
それはそれはおめでとうございます。
舞台に立つ日も近いかもしれませんね。
様子をお聞かせくださいね!
本当に舞台となると特訓して頂けて、自分もそれに向けて頑張るのでいい勉強になります。
いつかお会いしましょう~。
着物、お褒めいただきありがとうございます。
顔はお会いするまで幻滅されないようとっておきます。
>良き指導者と、すてきなお仲間に囲まれて、お幸せですね♪
本当に、幸せなことです。それに答えるべく頑張らなくては!
いつか着物姿でご一緒したいですね。
お互い精進しましょう!!!
本当にスポットライトを浴びての点前は緊張感がありました。お点前中汗がじわーとでました。
本当に業躰先生のご指導、有り難く今後のお稽古に生かしたいと思います。
>5月の淡交会に出演した時は業躰先生との会話がちぐはぐになり会場が爆笑の渦に・・・
あの場所で業躰先生に色々言われると皆さん固まってますよね。私は声がかからないのも不安でしたが、声をかけられたらめちゃくちゃ点前になっていたかも。
お手前のこと、服装のこと、等何か抜けているような感じで落ち着かず、家族にも迷惑掛けてしまったような記憶です。すべて終わった夜の連れ合いとの
乾杯の美味しかったこと !!
tamagoさんのお着物とても素敵な色合ですね
帯と胴〆でしまって見えます
お顔が見えないのが残念で~す。
思っていたより落ち着いたピンク色が素敵です。
これなら長く着られるのではないかしら?
帯も着物に合っていて素敵!これでお顔が見られたなら~~
同じ支部なら晴れ姿(?)を見に駆けつけたのに悔しいです。
でもいつかは一緒にお茶を点て合いましょうね♪
でもさすが裏千家さんですねー。うちの流派とは組織の規模が違うわ。。
華道でいえばちょうど池坊のような感じですね。家元から先生が派遣されてホールで。。っていうのが。
たまごさんが最近慌しく過ごしておられるというのは、この研究会でのお点前の準備もあったからですね。
大勢の人の前では緊張するでしょうけど、平常心でサラリとお点前をやっちゃってしまってください。
私も最近慌しく過ごしていまして、あんまりコメントできてないですが、もうすぐたまごさんと京都でドキドキの初対面ですね。楽しみにしています。
なんと舞台デビューですか!素晴らしい事です。
お着物も素晴らしいですね。
私も社中での初釜のお点前を経験したのですが、
それだけでも事前の準備などを含めて
いろいろ勉強になり糧となりました。
私はまだ淡交会に入会していないのですが、
そろそろ入会の運びとなりそうです。
私も早く中野サンプラザでの研究会に行ってみたいのです。
それにしてもスポットライトを浴びて、観客の前での
お点前はピアノの発表会より緊張しそうです。
私なんか手が振るえて炭をつかむことができないかもしれません!
是非是非頑張ってくださいませ!
舞台でするとなると、特訓があり、きっと腕も度胸もつくでしょうね。
同じ研究会だったら、見られるのに,残念です。
がんばってね。
とても品のあるお色です。ただ、お顔が拝見できないのが残念!
良き指導者と、すてきなお仲間に囲まれて、お幸せですね♪
研究会の報告楽しみにしております。
がんばって!
お会いしたことのないたまごさんのりりしい姿が彷彿といたします。
若輩者の私には、まだまだ舞台のうえでのお点前など想像もつきませんが
たまごさんの日ごろの精進ぶりを、先生も先輩もしっかり見てくださっているからこその、抜擢だとおもいます。
ぜひがんばってくださいませ。
スポットライトを浴びての点前は普段とは違う緊張感がありますよね。
業躰先生からの直接のご指導も普段ではなかなか経験できない事・・・貴重なお勉強が出来てよかたですね♪
5月の淡交会に出演した時は業躰先生との会話がちぐはぐになり会場が爆笑の渦に・・・恥ずかしい思い出です!