人に質問する時、語りかける時、どうしますか。つい自分に自信があるとそれが見える言い方をしてしまうことがあります。
「これ、知ってる?」この聞き方はあなた、知らないでしょう?が前提になっている。言い方にもよるけれど、バカにされたようで不愉快な質問のされ方と感じます。
「このことについて、何か知ってるよね?聞いたことがある?」と質問したらどうでしょう?聞いたことある、知ってると思うけど、が前提になっている。相手を認める肯定的な意味が内包されていて不愉快には感じません。
人に質問するということには常に前提があって、その前提にも肯定形か否定形の2種類があるということになります。つまり、あなたはできる、やれる、能力があるといったような“肯定”を前提とするか、もしくは、あなたはできない、知らない、能力がないといった“否定”を前提とするか、どちらを前提とするかで、相手に与える印象はまったく変わり、相手が質問に答える量にも大きな影響を与えます。肯定的に聞かれれば色々話したくなるでしょうし、否定的であれば、簡単な受け答えで済ませてしまうでしょう。
「あなたって前向きよね」というような直接的な表現は、褒めているのに人間関係によっては遠慮や変な勘ぐり(お世辞かと)を招いて、素直に受け取られない場合もあります。「そんなことないよ」とか「そうでもないけど」、肯定的な返事だとしても「ありがとう」など、YES or NOで会話が終わってしまう可能性があります。
でも、「あなたのその前向きさはどこからくるの?」とやんわりと間接的な質問形式にしてしまえば、前向きということは肯定的な意味となって自然に受け入れられ、相手は”どこから”という質問に答えるだけになり、会話に広がりができます。結果、コミュニケーションも円滑にできる。
相手との距離によって、お互いの質問や対応は異なり、かなり難しいところですが、相手を受け入れつつ会話するということがなによりコミュニケーションを円滑にする秘訣なのでしょう。
また、いかにも日本らしい、語尾を曖昧にする言い回しや、相手にあとの答えを託すような言い回し、○○ですねぇ、ですなぁなどの優しい語尾の言葉にも、お互いを思いやる気持ちや人といい関係を築く知恵が含まれていると感じます。
私はストレートにものを言うタイプでしたが、もう少しやんわり物事を言うように最近気をつけています。人間関係では必ずしも白黒はっきりしないことが多く、またはっきりさせない方がいいことも多いようです。無意識にしていた否定を前提にした質問やストレートさは時に人を傷つける武器になってしまうことをこの年になってやっと気づき始めた私です。
意見がはっきりしないと批判されがちな日本人、自身の意見や意思をきちんと伝えることは大切ですが、日本語の美しい語尾や言い回しは大切にした方がいいのかもしれません。
「これ、知ってる?」この聞き方はあなた、知らないでしょう?が前提になっている。言い方にもよるけれど、バカにされたようで不愉快な質問のされ方と感じます。
「このことについて、何か知ってるよね?聞いたことがある?」と質問したらどうでしょう?聞いたことある、知ってると思うけど、が前提になっている。相手を認める肯定的な意味が内包されていて不愉快には感じません。
人に質問するということには常に前提があって、その前提にも肯定形か否定形の2種類があるということになります。つまり、あなたはできる、やれる、能力があるといったような“肯定”を前提とするか、もしくは、あなたはできない、知らない、能力がないといった“否定”を前提とするか、どちらを前提とするかで、相手に与える印象はまったく変わり、相手が質問に答える量にも大きな影響を与えます。肯定的に聞かれれば色々話したくなるでしょうし、否定的であれば、簡単な受け答えで済ませてしまうでしょう。
「あなたって前向きよね」というような直接的な表現は、褒めているのに人間関係によっては遠慮や変な勘ぐり(お世辞かと)を招いて、素直に受け取られない場合もあります。「そんなことないよ」とか「そうでもないけど」、肯定的な返事だとしても「ありがとう」など、YES or NOで会話が終わってしまう可能性があります。
でも、「あなたのその前向きさはどこからくるの?」とやんわりと間接的な質問形式にしてしまえば、前向きということは肯定的な意味となって自然に受け入れられ、相手は”どこから”という質問に答えるだけになり、会話に広がりができます。結果、コミュニケーションも円滑にできる。
相手との距離によって、お互いの質問や対応は異なり、かなり難しいところですが、相手を受け入れつつ会話するということがなによりコミュニケーションを円滑にする秘訣なのでしょう。
また、いかにも日本らしい、語尾を曖昧にする言い回しや、相手にあとの答えを託すような言い回し、○○ですねぇ、ですなぁなどの優しい語尾の言葉にも、お互いを思いやる気持ちや人といい関係を築く知恵が含まれていると感じます。
私はストレートにものを言うタイプでしたが、もう少しやんわり物事を言うように最近気をつけています。人間関係では必ずしも白黒はっきりしないことが多く、またはっきりさせない方がいいことも多いようです。無意識にしていた否定を前提にした質問やストレートさは時に人を傷つける武器になってしまうことをこの年になってやっと気づき始めた私です。
意見がはっきりしないと批判されがちな日本人、自身の意見や意思をきちんと伝えることは大切ですが、日本語の美しい語尾や言い回しは大切にした方がいいのかもしれません。
長年、仕事を続けていると、結論から言う、説明は3分以内に慣れてしまっています。
ゆったり、まったりお話しすることをすっかり忘れてしまっているせわしない自分に、今頃、気がついたりして。(^^;
まずいですね。。
最近、裏千家のコミュのほうでも質問の仕方が
問題にされてる部分がありますね。。
私も、気をつけなきゃいけないなぁって
おもいました。。
がんばって美しい日本語をつかえるようにします。
私も書いて戒めにしています。
仕事上は結論だけというのがベストですよね~、でもいい結論はいいけど、悪い結論は言い方に気をつけないといけないし、言葉もTPOで全く違いますよね。
私もゆったり、まったり、しゃべるのも動作も苦手です。せっかちなんですね~。でも、茶道のお点前は最近ゆったりできるようになってきました。(笑)
質問の仕方も難しいですね。あまり気にしすぎてもいけないけど、自分の話し振りはどうだろうとたまに振り返るのは大切なことかもしれません。
優しい口調を学び取らなくては!!
白黒はっきりが一番いいと思っていましたが、30代になってグレーもいいと思えるようになりました。
おっしゃる通り、グレーは白黒に比べて、ぼんやり優しく温かい色でもありますね。