MINORU NIIHARA "ROCK ME BABY!!!"

Music/Movie/Vocalism/Book
GREETING & 四方山話etc

悪の凡庸さ

2020年06月17日 07時29分42秒 | GREETING
本日の一本

ハンナ・アーレント



ナチスとユダヤ人に関しては
「夜と霧」を読んだだけの知識しかなかったので
観る前に少々不安ではあったが・・・

大人の世界には
(分かっちゃいるけど
そこはほら・・・
言っちゃいけない部分よね~)
と言うとこあるよね?

特に戦時中に
多くの人が殺された側の人間には
絶対に譲れない部分がある。

ドイツ哲学者、ハンナ・アーレント
そこは分かっているけれど
「人間の残酷な行為を
繰り返さないためにどうすればいいか?」と言う
問題定義をまっすぐに突き進む。
結果、今で言う大炎上。

今、この日本に
こんなに気骨のある学者がいるかね?

映画のラスト
大学講義の8分のスピーチが印象深い。

「思考を失った凡庸さが
人類にとって最も危険である。」

それは
全体主義社会の恐怖であり
今まさに
過激で極端な運動をしている
世界中の人が
よく考え
気づくべきことではないか?

思考停止にならず
考えることの大事さ
改めて勉強なりました!

良き一日を!

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