東洋医学者への道

自分の鍼灸治療院を開業してからは、治療以外の日々を書いています!専門学校の入学時以来、勉学の日々をつづり始めて7年目。

血圧計でコロトコフ音を聴く!

2006年05月15日 | Weblog
5月15日(月)

『鍼灸実技』の時間に、水銀血圧計で血圧を測った。なんといっても初めて血圧計を扱うので、どうしていいのかわからない。ゴム球でマンシェットの圧をあげ、徐圧して、聴診器を耳に当て、音が触れ始めたときが最高血圧なのだ。トコトコと音がし始めるのだが、最初はどんな音だか検討もつかずわからない。というより聞こえないのだ。と思いきや、聴診器の穴がベル型の方が空いていたため、膜型(こちらで動脈の音を聞く)が閉まっているため聞こえない。すったもんだしている内に、トコトコと音が聞こえてきた。耳をすますのと、水銀が脈打つのを確認しながら「これだ!」と思って数値を見て、ホットしたら、最低血圧を見る前に、圧を下げてしまっていたり、何度も相手の腕を締め上げた…。聴診法の他に触診法もやってみたが、圧をあげると脈がぴたっと止まるのだ。面白い。すると、「来週鍼をする前に、血圧計をもう一度使って、ちゃんと測れているかチェックするからな~」 

母の日には、母と食事に行くのがお決まりになっている。友達に紹介された新町通四条下るの「和ごころ泉」に行った。桜田で板長をしていた人が出したばかりの店である。器も味も素晴らしく、座敷には応挙の掛け軸があり、特別な日(非日常)というここちよい感じがあるなか居心地が良く、店主とスタッフの心配りはたいしたものだ。それから、市原平兵衛の箸屋さんで、もりつけ箸を買って帰った。「京風もりつけ箸」は、江戸時代の末頃より、花板(料理長)のみに使用が許されたと伝えられる盛りつけようのお箸を基に、現代人にも使いやすいように工夫を凝らして作り上げられたという。先は米粒もつまめるほど補足、手元は柔らかいものを挟んだり、へらとして使用できるお箸である。さっそく使って、重宝している。実際に使って初めて感じることだが、包丁やおさいばしなどこそ、良い物を使いたいとつくづく思う。


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