永田平八のリュート広場 Place Luth

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「尺には尺を」プレ・ステージ

2005年07月25日 11時59分16秒 | 演劇
尺には尺を
(原題:Measure for Measure)


 「尺には尺を」は、実は“喜劇”である。シェイクスピアというと“悲劇”とイメージしてしまうが、演出の山崎清介氏のメッセージを読んでみると、「今回の『尺には尺を』は、言わばシェイクスピア版『水戸黄門』です」と書かれてあった。子供のためと言いながら、大人のためでもあったり、シェイクスピアなのに水戸黄門が出て来たり、この人は、人を混乱させるのが好きなのか? と思わず疑ってしまったのだが、読み進めると、「今回上演する『尺には尺を』に登場するウィーンの公爵・ヴィンセンシオは、いわば黄門様や遠山の金さん。真面目な部下・アンジェロに権力を与えて、自分は修道士に変装して陰で観察します。そこでどんな人間ドラマが繰り広げられるかは見てのお楽しみですが、大人も子供も、今問われている道徳観や倫理観に出会うはず。喜劇であるこの作品が『問題劇』といわれる理由です」と書かれてあった。ああ、そういう事か。ハッキリ言って遠い存在だったシェイクスピア作品が、すごく身近な存在に見えて来た。

日時:2005年8月3日(水)開演時間未定 
会場:オーバード・ホール 舞台上特設シアター「ステージ・オン・ステージ」
料金:大人4,000円、小人2,500円(予定)
出演:伊沢磨紀、山口雅義、間宮啓行、彩乃木崇之、山崎清介 ほか


演劇探検
翻訳家に聞いてみよう

シェイクスピアとエリザベス朝音楽

ゲスト:松岡和子(翻訳家)
    吉沢 実(リコーダー・笛)/永田平八(リュート)
ナビゲータ:中島晴美(富山市民文化事業団 チーフプロデューサ

 8月3日に上演する「尺には尺を」のプレ・ステージとして、翻訳家の松岡和子さんを迎えて、セミナーを開催。セミナーといっても、堅苦しい座学ではなく、グラスワインでも飲みながらのお洒落で、気楽なトークショー形式。さらに、第二部では古楽デュオによるコンサートも…。
 シェイクスピアの時代、17世紀の演劇と音楽を楽しんでみてはいかが?

●日時:8月2日(火)19:00(開場18:00)
 第一部 「尺には尺を」(喜劇なのになぜ問題劇?)
 第二部 「古楽デュオ」

●会場:オーバード・ホール「ホワイエ」
●料金:1,000円(ワンドリンク付)
●お申込み:アスネットカウンター TEL:076-445-5511

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