
今年の仙台七夕、世界中から応援のメッセージをいただいたりしましたが、京都からは祇園祭のみなさんがいらしてくださいました。

1枚目の写真は、まだ準備中のところを撮らせてもらいました。このときは何だかわからなかったんですけど、鶏さんのしっぽですね。

京都祇園祭の起源は869年(貞観11年)で、疫病流行に伴う社会不安を鎮めるために始まったものなんだそうですが、ただ京の平安を祈ったのではなく、諸国の穢れを祓うために、全国の国の数である66本の矛を立てたりしたんだそうです。同年に三陸地方を襲った「貞観地震」と大津波による犠牲者の鎮魂も兼ねていたのだそうです。
「今年の七夕は『復興と鎮魂』がテーマと聞き、犠牲者の方々に祈ろうと参りました。」
京都祇園祭が他の都市で行われるのは初めてだそうです。

仙台には、矛先の「長刀」が来てくれました。

「どこにあてますか?」と聞かれ、「復旧・復興で何かとお金がかかり、首が回らないので、首をお願いします。」とのことでした。奥山さん、なかなかやるね。


この手のイベントではメインステージのバックステージとして使われることが多いんじゃないかと思うんだけど、今年の仙台七夕では京都祇園祭のブースが設置されていました。

最初、この「車」を見たとき、「山鉾って、案外小さいんだ」なんて思っちゃったんですけど、そんなこと思ったの、カエサルだけでしょうか(笑)

なるほどね。だから、若い人が揃っていたんだね。

京都祇園祭。けっして派手なパフォーマンスとかがあるわけじゃないですけど、でも、仙台に来てくれたというだけで嬉しいです。
この日(8/6)の夜、「大文字」が陸前高田の鎮魂の薪を拒んだというニュースを聞きました。落ち込みました。ここで祇園祭を見ていなかったら、京都のことを嫌いになっていたかもしれません。「大文字」の人たちには・・・とか、そういう話はやめましょう。
京都祇園祭のみなさん、本当にありがとうございました。
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