カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

●ロックウェルの「家出」を描いてみました。

2016年03月12日 | ☆おえかき    

 先日、ボッティチェリの「春」、ダ・ヴィンチの「モナリザ」を描いてみて、写真をトレースすると「写真みたいな絵」を描くことが出来るけど、絵をトレースすると「絵みたいな絵」になる・・・という、どちらかというとネガティブな感想を漏らしてしまったわけですけど、ただ有名な作品だからという理由で元画像を選んでしまったので、元画像に対する思い入れみたいなものが足りなかったんじゃないかという気もしていました。
 前置きが長くてすみません。「また、絵をトレースしてみました」ということを言いたいだけなんですけどね。
 今回は、ギュスターブ・クールベの「世界の起源」、井上雄彦の「バガボンド(宮本武蔵)」、鄭問の「三国志(呂布)」、ノーマン・ロックウェルの「家出」を描いてみました。


 ギュスターブ・クールベさんの「世界の起源」・・・の描きかけです。
 あえて描きかけにしてみました。
 「世界の起源」っていうのは、ベッドの上で足を開いた裸の女性の生殖器と腹部をクローズアップで描写した作品です。
 クールベさんにこのような作品があるということは知りませんでした。中学や高校の美術の教科書には出ていませんでした。
 その背景だけを描いてみたら面白いかなと思ったんですけど、元画像を知らない人にとっては、わけのわからない画像ということになるかもしれません。まあ、それでいいと思います。


 井上雄彦さんの、たぶんバガボンドの、たぶん宮本武蔵だと思います。
 井上さんの「スラムダンク」や「バガボンド」は読んでいました。絵の上手い人が出てきたな・・・と思っていました。
 何年か前、たまたま、作画しているところをユーチューブで見たことがあったんですけど、凄い!! と思いました。毛筆なんですよ。ああいう絵を描けるようになってみたいと憧れていました。
 挑戦してみました。「色もトレース」するのではなく、黒一色、インクの濃さだけを変えて描いてみようとしたのです。でも、すぐにギブアップしました。いつものように「色もトレース」して描きました。


 鄭問(チェン・ウェン)さんの「三国志」の呂布です。
 カエサルがイメージしている呂布とはかなり違うんですけど、呂布を描きたかったのではなく、鄭問さんの真似をしてみたかったのです。
 鄭問さんは毛筆で絵を描くわけですけど、緻密に描き込むところと大胆に描くところが一体となっていたりします。凄すぎます。
 井上さんの絵に挑戦したときに「水墨画」みたいな描き方はできないと諦めていたので、最初から「色もトレース」で描くことにしました。


 ノーマン・ロックウェルさんの「家出(ランアウェイ)」です。
 ロックウェルさんの作品を初めて見たのは、中学か高校の美術の教科書だと思います。とっても気に入りました。
 いろんな作品をまとめて見ることができようになったのは、インターネットを使えるようになってからじゃないかという気がします。
 これを描くのはたいへんでした。しかも、描いている途中でソフトがハングアップしたりして、セーブしておいたところから描き直しすることになりました。背景で手を抜いているのはそのためだと思ってください。


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