カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

■戊戌元旦凱撒

2018年01月01日 | ☆おえかき    

 あけましておめでとうございます。
 今年は戌年ということで、イヌの絵を描いてみました。
 ひたちなか市のひたち海浜公園に、間伐材とか松ぼっくりとかでできている巨大絵があるらしいのだけど、その写真をトレースさせてもらいました。
 もっと描きこもうと思っていたのだけど、下手に手を入れると崩れちゃいそうな気がしたので、ここで切り上げることにしました。けっこう上手く描けたんじゃないかと思って、かなり満足しているところです。


 年賀状に仕立ててみました。
 今年の干支は戊戌・・・という話は数日前にも書いたのであまり触れないことにしますが、今回の目玉は、その後の「凱撒」です。
 「凱撒」というのを読める人は、日本では、10万人もいないんじゃないかと思います。でも、世界では、10億人以上が読めると思います。
 これ、中国語での「カエサル」なんですよ。自分のハンドルネームくらい漢字で書いてみたいと思って調べてみたわけですが、繁体で「凱撒」、簡体だと「凯撒」になるんだそうです。発音は(カエサー)で、日本語とよく似ています。


 英語では「Caesar」、発音は(シーザー)です。
 日本でも、昔は「シーザー」でした。小学校では「シーザー」だったのに、高校では「カエサル」になったという印象があります。英語では「シーザー」だが、本当は「カエサル」なのだと教わった気がします。
 イタリア語を調べてみたんですけど、綴りは「Cesare」、発音は(チェーザレ)でした。日本では チェーザレ と言うと チェーザレ・ボルジア のことになっちゃうんだけど、イタリアでの チェーザレ は ユリウス・カエサル のことなんだそうです。
 ラテン語では(シーザル)、ドイツ語では(シーザ)、フランス語では(シザー)でした。文字や綴りは違いますけど、発音は(シーザー)と似ています。
 ギリシア語では(ケーサラ)、スペイン語では(セーサル)で、ちょっと(カエサル)に似ています。さらに(カエサル)に近い発音をするものとしては、中国語の(カエサー)の他に、スワヒリ語の(カイサーリ)、アラビア語の(カエサルン)、韓国語の(カイサル)などがありました。

 ・・・と、そうしたことを「Google翻訳」で調べてみました。こうしたことを、自宅で、パソコンに向かってヒョイヒョイと調べられちゃうというのは本当に凄いですね。発音までわかっちゃうんですよ。


 ウィキペディアによると、古代ラテン語では(カエサル)と発音していたんだそうです。そのラテン語がどうして(シーザル)になってしまったのかはわかりません。さすがに、そうしたことまでヒョイと調べてしまうわけにはいきません。
 日本で、「シーザー」だったものが「カエサル」ということになったという理由もわかりません。欧米諸国では(シーザー)なんだから、日本でも「シーザー」のままでよかったんじゃないかという気がします。古代ラテン語では・・・という話がわからないではありませんが、そういうのは専門の学者さんたちだけで使っていればいいんじゃないかと思ったりもしました。
 ・・・と、そんなこんなを考えているうちに、日本では今でも「シーザー」なんじゃないかという気がしてきました。ひょっとしたらと思って、Google翻訳で調べてみたら、ピンポンでした。英語の「Caesar」を日本語に訳してみたら、「シーザー」と出てきたのです。
 なんか、わけがわからなくなってきました。こうしたことは、歴史好きの小学生あたりが、今年の夏休みの自由研究なんかでじっくりと取り組んでもらえばいいんじゃないかと思ったりします(笑)


 カエサルの世界、今年で10年目ということになります。
 懲りずに続けていきたいと思っております。
 昨年はタイトルの前の記号として「◎」をつけていたんですけど、今年は「■」にしてみようと思っています。
 よろしかったら、おつきあいください。

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