原発 家畜無残

　参考サイト　
　http://rocketnews24.com/?p=91853



福島第一原子力発電所から半径20キロ圏内の立ち入り禁止区域。法的に効力が強い「立ち入ることを禁止する地域」になったため、南相馬市の一部や浪江町などに誰も入れなくなってしまった。

その地域には多くの牛や豚、鶏などの家畜、そして犬や猫などの動物たちが置き去りにされており、飲まず食わずで飢えに苦しんでいる。もちろん餓死してしまった動物たちもおり、衰弱している家畜は殺処分することも視野に入れているという。また、犬等の愛玩動物は福島県が保護する意向を示した。

毎日新聞の報道によると、「警戒区域にいる犬などのペットを28日～5月2日に保護すると発表した。野放しにされたり、衰弱している犬を優先的に捕獲する。スクリーニング検査をして必要があれば除染し、県内の保健福祉事務所などで保護」とのこと。

立ち入り禁止区域になるまではボランティア団体が牛などの家畜にエサや水を与えていたが、入れなくなってからは飢えに苦しむ毎日が続いていると思われる。ここにきて家畜の殺処分が行われるとなると、せっかくここまで生きてこられた牛たちの命を救う方法はなかったものかと、絶望感が心のなかを漂う。