夜明けのブログ

　長引く戦いに少々疲れを感じている。

言わずとも、この戦いの終わる時が、人間Luciferとしての使命を満了し無に還る事を意味する。

人間Luciferの長い戦いの意味は何であったのか?それは今となっても疑問を残したままである。

一つは、人間の幸せとはどういうものなのか、という課題に対する回答を求められていたと言う事だけは理解できた。

他にも幾つかあった様であるが、あと分かったのは、人間の吐く嘘に付いてである。

人間は何故嘘を付くのか?その嘘の功罪と本質を探ってみた。

そして、人間の持つ基本的な欲とは?

人間が生きていく為に必要な欲があるのと同時に、人間を破滅に導いてしまう欲も同様に存在する。

相対的な理由があるのだと思うが、それは表裏一体の危険な綱引きでもある。

双方のバランスが取れている時には何の問題が無くても、それが少し狂い始めるとどうであろう。

歯止めが利かなくなり、その行き着くところは崩壊と破滅なのである。

崩壊と破滅を防ぐには、その結果を予測し、そうならない為の制御をする理性が不可欠なのである。

しかし、本能に理性は伴わない。理性は数々の失敗体験から大きな犠牲を払い構築される。

しかし、理性的判断の基礎を躾と教育で学ばせる事により、多くの不幸を回避する事は可能となる。

夜中のブログ

強力な敵との戦いが終結した。この戦に勝ち負けはない。残ったのは荒廃した精神のみ。しかし、荒廃した廃墟の中からまた何かが生まれる。

安泰とした平穏の中からは何も生まれない。座して死の時が来るのをただ待つより、進化と建設を選択する事にする。