落とし穴

　人生の長い道には、何時何処に、危険な穴が開いているか知れません。、それを事前に知る事は中々に難しい事と思われますが、備えあれば憂いなし、転ばぬ先の杖、等々。

それらの格言を残した先人達に倣い、それらの災いを何とか回避したいものですが、自然に出来たものとは違う、作為的に作られた落とし穴にだけは、落とされたくたくはないもの。

賢い人が、自然に出来た穴に落ちる事は無くても、狡猾な人間達が作った落とし穴につき落される場面に、私は何度も行き合わせた事があります。

その時、私は全力で阻止する様努めたのですが、仕掛けられた罠が巧妙な程、そして、騙される人間の知能やれ見識が高ければ高い程、聞く耳は持たぬという感じで、私の忠告は無視されたのです。

この話は次回に続く。