遊月(ゆづき)の日々これ修行なり~

パワースポット研究家(おたる案内人)でセラピスト遊月のブログ
【パワースポットニッポン(VOICE)北海道担当】

神話の世界を知る意味

2023-06-23 11:46:00 | 神話の世界
佐藤健が最近のネトフリのドラマで、小樽のいろんなところでロケをしており、そこに聖地巡礼で人が来ていると聞いています。

私は、佐藤健の聖地巡礼に来る人と同じように、出雲などで、この場所で、あの神様がこんなことをした!と言う場所を、まさに聖地巡礼していると話しました(笑)

いや、これこそガチの聖地だろうがあ!
ですよね(笑)



たとえばここは、稲田姫が身を隠していた場所であり、その時に姿を映した池なのです。
うん、聖地!!

出雲を案内してくれたWさんは、めちゃめちゃ神話に詳しくて。
まさに推しが神様!
なので、「あの神様がここでこんなことをした」と、2人で盛り上がることができました。

そして2人とも、こんなにも神話に詳しい人が他にいない!と盛り上がりまして。
あのナンタラの命のエピソードの向こう側にある、新発見できないことを誰かに伝えたいと思っても、
あのエピソードってね、とすぐに本題に入れることは皆無。

たいてい、
スサノオは知っていますか?
そのスサノオの娘がいて、とたくさん説明しなくてはならず、めちゃめちゃ面白い、あまり知られていないコアな情報だけどその話たたどり着く前にきっと人はお腹いっぱいになるのです。

神話が複雑だから!(笑)

だから、有名な神話だけじゃなくて、マニアックなエピソードを口にしたときに、ああ、あのシーンね、とすぐに話がつながっていくこのストレスフリーな楽しさ(笑)

多分推し活している人はわかってくれるはず。
あのグループのあのメンバーのあのエピソードと、ファンなら誰もが知っている有名なエピソードを話しても、そもそもそのグループのことも、ましてやそのあまり目立っていないメンバーのことも全く知らない人に、そのエピソードを1から話すしんどさ。
そうなってくると、こんなに楽しいエピソードを誰にも話さずに終わってしまう。
その悲しみ。

ほんと、推し活(笑)

なので、みんなにも神話を知ってほしいと思いました(笑)
だって面白いし、何より聞いてみんな!
自分の国の神話だよ!

実は、戦前はそういった神話の授業もあったので、一般常識でした。
それが戦後、この国を堕落させようとしたある勢力(戦勝国)の権限で、国のアイデンティティーに関わるものは全部良くないと言う教育に変わりました。
当然神話も教科書から消えました。

でもね、他所の国等の人たちのドキュメントを見ていると、自分の国の成り立ちとか、神話とか、そういったことを誇りに思っているし、誰もが当たり前に知っていることは珍しくありません。

こんなに賢くて、馬鹿みたいにいろんな勉強させられているのに、自分の国のことを全く知らない国民が大多数を占めるのは、世界的に見てどうなんだろうって。
そんな風にちょっと考えて欲しいなと思います。
興味のある無しではなく、自分の国のことって、知っておくべきことじゃね?みたいな。

例えば、出雲に小泉八雲という作家がいました。
有名な「耳なし芳一」の作者です。
ご存じない方のためにお伝えしますと、小泉八雲はペンネームで、本名はパトリック・ラフカディオ・ハーン。
ギリシャ生まれの新聞記者です。

ハーンはギリシャ人とアラブ人のハーフの母親と、イギリス人の父親から生まれています。
ハーン自身が、一つの国ではない祖先を持つため、国に対する差別がありません。
開国当時、日本は世界的に野蛮な国とみられていました、
東洋人や黒人さんたちを奴隷化したい西洋人たちが開国を迫ったわけですから。
そもそも彼らは平等にしようなんて意識がなかったのです。

その中で紳士的に接してくれた人たちもたくさんいましたが、多くの西洋人は、日本人(というか東洋人や黒人)を人間以下のような感覚で見ていました。

そんな中ハーンは違いました。
日本を愛し日本の神話を愛し出雲を愛して移り住みました。
小泉セツと結婚し、出雲の聖なる山、八雲を名乗りました。

ハーンが、崇高だと憧れた国、日本。
彼は外国人ですが、日本に住み日本を愛し、日本人以上に日本のことを学びました。

この国に住んでいるのであれば、もっと日本のことを真剣に学ぶ方がカッコ良くないすか?
と思うのです。
ハーン以外にも、この国を愛し日本人以上に日本を知っている外国人さんはいっぱいいます。
そんな方に出会うと、何故日本人は日本のことを悪くいうのか?とか、日本のことを学ぼうとしないのか?などと言われ、ほんとそうですよね。となるのです。

私は日本が大好きだし、もっと知りたいし伝えたいから(日本以外も大好きな国は山ほどありますが)
だから、最低これくらいは知ってほしい、という思いがあるのです。

帰ってきて出雲の話をすると、みんな神話の事はふわっとしており、ヤマタノオロチが何なのかさえ知らず、因幡の白兎と言うとあぁワニのやつねと言う位はみんな知っているのですが。
その時にどんな神様が出てきてどんな話だったかはみんな知りません。

あれって大国主命が末っ子でいじめられていたのに、最終的に助けてもあげたうさぎのおかげで、国王になれた話なんだよと伝えるとみんな初めて知ったと。

うむ。

なぜみんなこんなに神話を知らないんだろうと思うと同時に、神話が面白いことを知ってもらえたらいいなと思いました。

しかも神話は、ファンタジーではなく、かつてこの国で起きた血生臭い覇権争いを、今に続く統治者(雅な一族)目線で平和的に書かれた側面を持ちます。
酷い扱いを受けた無念さを抱えた人々がその裏にたくさんいるのです。

でも、それを表で書くと、雅な方々の祖先が、となるため表では言えません(笑)
ちなみ私は日本大好きなので、雅な一族も当然好きです。
誰かを貶めたいのではなく、無念な思いを抱えて歴史の闇に葬られた人たちに光を当てたいのです。

そんなこともあり、実話じゃないよー、わたしの妄想ファンタジーだよ、という感じで伝えて行けたらいいなと思っています。

まずはお話会でも開こうかなー
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