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遊月(ゆづき)の日々これ修行なり~

パワースポット研究家(おたる案内人)でセラピスト遊月のブログ
【パワースポットニッポン(VOICE)北海道担当】

出雲國一宮 熊野大社レポート

2023-06-23 20:47:02 | パワースポット情報
✴︎出雲國一宮 熊野大社レポート(2023年5月22日訪問)✴︎


出雲国意宇六社(神魂、揖夜、真名井、八重垣、六所神社)のひとつで、
山陰道の一之宮/出雲國神仏霊場第十五番/出雲四大大神
日本火出初之社火の発祥の神社)でもある出雲屈指の神社


かつて「出雲大社より格式が高かった」と記録に残っています。

松江の中心市街地から南へ約15㎞ほど行った山の奥に鎮座している、熊野神社の御祭神はクマノ大神(クシミタケ神)。
その実態は今も不明な点が多いとされます。
出雲国風土記には、熊野山(現在の天狗山)にあったと記されていて、その天狗山には今もイワクラが残っています。
出雲の謎大全(瀧音能之著)より

意宇川にかかる橋の前にある石碑

出雲初日に行った須我神社は、この熊野大社と山一つ超えたあたりにあります。
須我神社
須我神社奥宮の磐座

熊野大社の由緒によると、
「クマクマシクして神が鎮まるのに適しい処を「熊」と名付けて聖地とみなしている。神稲・神代は、クマシロと読み、「神」イコール「クマ」、イコール「カミ」であり、さらにクマが転じてクモとなる。

とあります。
昔からよく言われているのですが、
カミ、クマ、クモは同義であるとされます。
イニシャルで見るとわかりますよね。
どちらもKM
私のイニシャルと一緒だった(笑)

KのつぎにAなのかUなのかで、カになるかクになる。
Mの次にA、I、Uで、マ、ミ、ムになる。
このあたりの音の揺れは、古語あるあるなので、本当に同義とみなしていいと思います。

よって、唐突のように感じる、
カミとクマは一緒。
クマとクモは一緒。
カミとクモは一緒。
これが成立するのです。

ちなみに和歌山県にある世界遺産の熊野大社ともつながりがあるとされていて、特別な儀式でつながっているのですが。
一般的に知られる範囲では、詳細は謎なことが多いのです。
(たぶん、知るべき人たちがその秘密を知っている。いわゆる神秘、神の秘密というものです)


こちらの神社は、県庁所在地のある松江駅からバスで来るとしたら、50分ほどかかります。
当初の計画では、他にも八重垣神社なども回りたいため、少し離れた場所にある風土記の丘(博物館)で自転車を借りて、ここまで自転車で来る予定でした。

地図で見ると、そんなに離れていないので、大丈夫と思ったんです。
でも、峠のような結構な山道を車で通っていく時に、ここをひとりで自転車で走っていたら途中で本気で泣きだしていたかもとぞっとしました(苦笑)

ほんとに、救世主!!(連れてきてくれたWさんに感謝しかない)

駐車場のすぐそばに石碑と鳥居があります。


ただし、それっぽいお社などは見えず、しばらく歩いて行きました。


出雲大社の松の参道に雰囲気似ていますね。

はい、参道曲がっています。
(これについてはあんまり表では言えないっす。興味ある人は調べてね)


何やら橋が!
(つまり境内にちゃんと川あるよ。これもある証明になるんだけど、やっぱり表では言えないっす)

意宇川




八雲橋を渡った正面が本殿です。


御祭神は熊野大神櫛御気野命とありますが。
さらにその正式のお名前は
「伊邪那伎日真名子 加夫呂伎熊野大神 櫛御気野命」
長いですが。

「伊邪那伎日真名子」とは「イザナギがかわいがる真実の子」
「加夫呂伎」は「神聖な祖神」
「熊野大神」は鎮座地名・社名に大神をつけたもの
そして、実際の神名は「櫛御気野命」ということになります。
ざっくり言うと、須佐之男命(スサノオ)のことです。

狛犬さんたち



随身門ですね。

やっぱり大きなしめ縄

拝殿が見えています。境内の中はとても広く、清浄でした。







お参りする順番を待っています(*^_^*)

本殿の横に、社務所があります。

ああ、とりあえず櫛のお守りを買わなくては!!!


これ、御櫛(縁結御守付)です。

余談ですが、出雲に出発する前は、「彼氏が欲しいから縁結んできて」と言っていた娘(大学四年生)に、この櫛を渡しました。
それから3日後に、いいなと思っていて、前からご飯食べようよなどと誘われていたセンパイから、お食事のお誘いが来ました!
そして櫛をゲットして、一週間後、彼女には「彼氏」が爆誕したのです!

いや、それ、絶対ママのおかげだからね!と七回は言いました(笑)
良かったね!(*^_^*)

長寿箸もありまして。療養中の友人用に購入しました(*^_^*)
みんなで長生きしようね!


本殿も渋くてよいのです。

【摂社・末社】
本殿右手には奥様の稲田姫命を祀る稲田神社が。




本殿左手に、スサノオの母とされる伊邪那美神社があります。






こちらは、スサノオの娘神子、宇迦御魂神(倉稲魂神)を祀る稲荷神社



荒神社には
素戔嗚尊と、相殿として、高龗・闇龗・闇罔象が祀られています。
イザナギがカグツチを切り殺したあとの刀から滴り落ちた血から生まれたとされます。いずれも龍神で、雨などを司る神様です。





こちらは鑚火殿。
これこそが、熊野大社の最大の特徴と言えるかも。
鑚火祭の舞台となる場所であり、燧杵・燧臼が保管されています。
又、出雲國造の「火継式」に使われます。
とありまして。
ひつぎしき?ってなりますよね。

話が複雑なのでざっくり説明。
出雲大社の宮司は「出雲国造(こくそう)」と呼ばれています。
これは、現人神様。
人間ではなく、生きた神様という存在となります。
国造は、天照大神の第二の御子神であり出雲国造の祖、天穂日命の末裔です。
その中でも宮司は、
「出雲の大社の祭祀は、国造家の遠祖である天穂日命がこれにあたるべく、他の者であってはならない」という決まりがあるため、人間ではなく、宮司は天穂日命なのです。
宮司に就任のではありません。
出雲大社の宮司になるということは、生きたまま、天穂日命の神様に生きたまま成り替ることなのです。 
なんとなく、ダライラマが代々生まれ変わりでその本人がなるというシステムに近いのかもしれません。

そして、先代の出雲国造が亡くなると、すぐさま次の出雲国造となる人物が成り代わります。
その儀式が、この火継式。
出雲大社の国造家に伝わる火燧臼と火燧杵を持って熊野大社に赴きます。
そして鑽火殿においてこの臼と杵を使い神火を切り出し、その火で調理した料理を神前に供え自らも食べることで出雲国造となります。 

その「鑽火殿」がこちらです。
こちらはそれほど重要な場所なのです!


【おまけ】
出雲大社で会いたいと思っていたカワセミが飛んできてくれたのです。
ここにいるのですが、映っているのわかるかな?



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【熊野大社】

御祭神:熊野大神櫛御気野命

神紋:
創建:神代
例祭日:10月14日 

住所:島根県松江市八雲町熊野2451番
アクセス:
JR松江駅からバス45分(途中乗り換えあり)、熊野大社前下車徒歩5分 

摂社:
稲田神社
祭神:櫛名田比売命、足名椎命、手名椎命ほか6社合祀

伊邪那美神社
祭神:伊邪那美神社 - 祭神:伊邪那美命他十九社合祀
元々は上の宮の社殿

荒神社
祭神:素戔嗚尊
相殿 高龗・闇龗・闇罔象

稲荷神社
祭神:倉稲魂神

社宝・文化財など:
島根県指定文化財
紙本墨書熊野神社文書 4巻(41通)1冊1枚(古文書)

松江市指定文化財
有形文化財
栄螺形兜(長曽祢三右衛門利光作)
和鏡 7面(工芸品)
熊野銅鐸(考古資料)弥生時代の銅鐸

備考:

公式サイト


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~パワースポットで感じたエネルギーを短編小説にしました~

~北海道の記事と写真担当しました(*^_^*)~


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