✴︎松尾大社再び(2023年5月24日訪問)✴︎
等身大の神像が3体安置された神像館と
松尾大社の境内にある松風苑(しょうふうえん)三庭
「曲水の宴」「上古の庭」「蓬莱の庭」
松尾大社の境内にある三つの庭園「曲水の宴」と「上古の庭」は日本庭園史の研究家・重森三玲の遺作で、「蓬莱の庭」は長男の重森完途によって作庭されだそうです。
有料の庭園の手前にあるこちらの入口から入ります。
中にあるすばらしい霊亀の滝や神泉などは去年のレポートにあるので割愛。
こちらは今年の写真(霊亀の滝)
↓レポートはこちら
お庭についての地図
お庭には、入場料を払って入ります。
受付の方の前を通り、この渡り廊下の下をくぐります。
この先にあるのが「曲水の宴」
曲水の宴とは、平安時代の貴族が、杯が自分の目の前までに流れてくるまでに詩歌を作って詠み、盃の酒を飲んで次へ流すという遊ぶ庭のこと。
京都のいくつかの場所で、年に一度ほどその宴を再現するお祭りがありますが、ここはその宴を再現しているため、水の流れが曲線になっています。
ツツジが見頃で彩を添えて美しかった!
この躑躅の向こうに見える廊下の先に「神像館」があります。
では、その廊下を上がっていきましょう。
うふふふふふ(嬉しくて笑ってしまう)
無料と書いてありますが、神像館があるお庭に入るためには料金がかかっているので、実質有料ですよね。
通路から見た風景
この先にあるの~
庭の中にある神像館には一木造りで等身大の神像が3体安置されています。
老年男性像が御祭神・大山咋神。
女性像は市杵島姫命。
壮年男性像は御子神であるともいわれています。
いずれも日本に現存する最古で最大級の神像です。
(撮影禁止なので写真ありません)
仏像はたくさんありますが、神様の像、神像はあまり聞いたことないですよね。
調べてみたら、東大寺、奈良・吉野水分神社、薬師寺休岡八幡神社、東寺鎮守八幡宮、和歌山・熊野速玉大社、島根・赤穴八幡宮にあるそうです。
いつか見に行くリストに書いておかなくちゃ(笑)
それにしても、写真でしか見たことがなかった神像の前に立った気持ちったら!
市杵島姫命にしばらく見惚れてしまいました。
このほかにも摂・末社に祀られていた女神像、男神像、僧形神像などが18体(合計21体)ありました。
神像館のすぐそばの枯山水
曲水の庭のすぐ隣にある上古の庭にも行ってみます
「上古の時代には、どの場所にも神社も社殿もなく、山中の巨岩などが神霊のやどる聖地とされており、その場所を磐座(いわくら)、或いは磐境(いわさか)と言います。(中略)
庭の奥、中央の巨岩二つは、当神社ご祭神の男女二柱を、地面に植えられたミヤコザサは人の立ち入れない高山の趣きを、そしてこれを取り巻く多数の石は、随従する諸神の姿をそれぞれ巨岩によって表徴しております」
とあります。
庭の奥、中央の巨岩二つは、当神社ご祭神の男女二柱を、地面に植えられたミヤコザサは人の立ち入れない高山の趣きを、そしてこれを取り巻く多数の石は、随従する諸神の姿をそれぞれ巨岩によって表徴しております」
とあります。
あの奥に見えている岩が集まっているのが、磐座のイメージのようです。
上古のお庭から出て遊歩道を上がっていくと、神域のため立ち入り禁止の登山道がありました。
お庭の出口に向かいます。
ここから一旦庭の外に出ます
上古の庭の岩が見える遊歩道を進みます
上まで行くと、霊亀の滝のある庭に行く道があります
こんな感じの狭い道を進むと、
神の山へ続く道に鳥居が立っているのが見えました。
鳥居の上には、「磐座登拝口」と書かれています。
入り口は入山禁止と書かれた札とつっかえ棒があり、入れません。
こちらの松尾山の山頂近には磐座があるのですが、もともとは一般の人は入れませんでした。
ですが、現在は許可を得ることにより入山することができるとありますが、公式サイトには、以前の台風で土砂崩れなどがあり、入山禁止となっているようです。
何か鳥居が見えていますが、そちらに行くことはできません。
さて、細い道を進んでいくと、霊亀の滝まで抜けていくことができます。
有料のため入れなくなっている扉が見えます。
こちらからは開くことができますが、向こうから開いてはいけないことになっています(鍵があるわけではないのですが)
扉を出て振り返ったところ。
この扉の向こうを歩いてきたわけです。
せっかくだからこちらのお庭に神泉亀の井の写真も掲載しますね(*^_^*)
さて、長いですが、ラストの「蓬莱の庭」
鎌倉期に代表される回遊式庭園を取り入れたもので、池全体が羽を広げた鶴を形どっており、池泉の周囲を巡り池に浮かぶ島々を眺めて、仙界に遊ぶ境地に到達してほしいということが書いてありました。
写真をどんどん掲載
ほんとうはお庭、結構すごくて写真もたくさん撮りましたが、切りがないのでこんな感じで終わります(*^_^*)
*このレポートのつづき*
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【松尾大社】
御祭神:
大山咋神
中津島姫命
神紋:
創建:大宝元年(701年)
例祭日:4月2日
例祭日:4月2日
住所:京都府京都市西京区嵐山宮町3
アクセス:
アクセス:
阪急電鉄嵐山線 松尾大社駅 (徒歩すぐ)
摂社(境外社):
月読神社(月讀神社)
祭神:月読尊
鎮座地:京都市西京区松室山添町
櫟谷宗像神社
祭神:
奥津島姫命(櫟谷)
市杵島姫命(宗像)
鎮座地:京都市西京区嵐山中尾下町
末社:
【北末社】
三宮社
祭神:玉依姫命
四大神社
祭神:
春若年神
夏高津日神
秋比売神
冬年神
滝御前
祭神:罔象女神
【南末社】
衣手社
祭神:羽山戸神
一挙社
祭神:一挙神
金刀比羅社
祭神:大物主神
祖霊社
松尾社ゆかりの功績者を祀る。
備考:
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~パワースポットで感じたエネルギーを短編小説にしました~
~北海道の記事と写真担当しました(*^_^*)~
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