「AZUMI 幕末編」の感想とかを長々と書こうと思います。
9/23(水)13時開演
まず開場時間前に着いたので入場列に並んでいました。ロビー奥からタキシードの男の人が歩いてきたので、劇場の支配人とか偉い人かと思ったら須藤さんでした。そういえば物販してるんですよね(笑)
そして5分前になると前説が始まりました。
あら、稽古着じゃなくてタキシードになってる!!「新国立」のネタがあんまりウケなくなっちゃった。
座長に「攘夷について聞いたら、ただ笑ってました」あらあら(笑)
暗転するといきなり立ってる渡部秀くん。あずみの双子の兄・駿介役で語りの部分も担ってました。
前半は駿介の姉・志乃さんの話でした。
志乃さんに「妾になれ」と脅す旗本・滝沢欣矢役に町田さん。柄の着物と長い羽織り、紫の袴、赤の数本のウイッグだから見た目は可愛いの。しかも刀が長くて動くと羽織と絡みそうになるのをかわしてる姿はかっこいいんだけど、歩き方も脚を広げて腰を下ろすヤンキー座りも「嫁は」「家柄」「妾は」「見た目」と引き連れてる仲間と言ってる言い方はいやーなヤツなの。
さらに志乃さんは天文学者で子供達に読みかけを教えている良い感じの人がいて、それを許せなくて罪をでっち上げて牢獄にいれようとする欣矢たち。ここら辺の悪知恵を働かせてる小芝居マチくんは可愛かったw
それを実行してるとステージ奥から出てくる坂本竜馬(浅香くん)が「うちわだー」と言うと、あずみも「うちわだー」と(笑)時代劇ミュージカルの始まりで、その時ステージにいる人達はみんな踊ってます。でもやっぱりやや下手で踊りを見せつけてる町田さんはかっこいいです。千手観音もきれいに決まってるし、1人だけロックダンスをノリノリで踊ってるし!!なんだか踊った後、満足気でした。
「ばかって言う奴がばーか」って言うのも可愛かったし、客席に向かって「おまえ達、うちわを消せ-」って言いながらハケていくのも負け犬っぽくてよかった(笑)
ここで勝海舟(佐藤さん)や竜馬さんと出会い変わっていくあずみ達。
やられっぱなしで「面白くねえー」欣矢たち。力任せで志乃をものにしようと許婚と2人を連れ去り、いたぶる。このシーン、もう、ひどい、辛い。それでもなぜこんなにも志乃さんを自分のモノにしたいのかを切々と訴える欣矢は哀れで、ちょっと同情して泣きそうになってしまいました。でも自分がしっかりしないからダメなんだよ。
そのまま志乃さんを捕まえ、前見たときより脚が露わになっちゃったけど、掴んでるはずの欣也の手は添える感じで町田さんのやさしさが出てるなぁって。
ただ、その流れで志乃さんは自害。思わず逃げ出す欣矢たち。
その場に遅れてやってきた駿介と友人・圭次郎(久保田さん)は復讐を決意するものの、追い詰めて仇を討つのはあずみ。へっぴり腰の欣矢が情けない。でも本来きれいに刀を構えられるのに、こんなへっぴり腰も出来るんだと別の感動もあったり。「これは先生の分」「志乃姉さんの分」「駿介の分」と刀を振るあずみと斬られる欣矢。何度見ても最後の横に飛ばされるのが踊ってるようできれいでした。
ここで「刀を抜くな」と駿介に強く言うあずみ。「汚れるのはおれだけでいい」と。
残された2人は今後の身の振り方を考え、圭次郎は刀で腕試しをしようと京都へ、駿介は学問で身を立てようと。するとやってくる竜馬さん。「いんぐりっしゅを覚えんか?」と。無理矢理駿介に英語を覚えさせようとしゃべり続ける竜馬さん、よーく聞くとちょっと土佐弁があやしい(笑)英語で卑猥なことを言うためだけに出てくる海舟さん。今、何が起きたんやろ?って感じでした(笑)
そして「いんぐりっしゅのていーちゃーがいるきに」で出てきたはなさん。「すけべーのハリスが舞妓に産ませたから」日本語も英語もペラペラ。しかも着物をくずしたようなふりふりミニででれーっとなる駿介&圭次郎。思わず自分が英語を勉強すると言う圭次郎に「お前は京都に行け」と口を揃える駿介と竜馬さんが面白かった。
このはなさん、とってもプリティーで後ででてきたときは「西洋料理作るから。パンとみそ汁」って言ってましたw
ここらへんは竜馬さんが情勢の説明してました。舞台ギリギリのセンターで立て膝になるんだけど、台詞をぶわーっと言って、下手袖にハケて、1場面終わると走って出てきて小さくなってぶわーっと台詞を言うんだけど、バタバタしてる感じが楽しかったです。
後半は駿介は通訳として活躍し、西郷さんに「うぉんちゅー」って請われるほどになり、あずみは服部半蔵(勝役だった佐藤さん)と争うことに。半蔵は子供達を刺客として育てたり、お金で刺客を雇ったりして、その雇われ刺客・壮太に早乙女くん。このとき壮太に負けてしまい、危なくなったところを竜馬に助けられ「意外と料理が上手なんですよ」とか言うのが可愛いんだよね。「まっこと、かわええ、のぅ」が良い!!
ここであずみについてるお駒さんが恋について教えたりするんだけど、妙なテンションで面白かった。
更に「男というのは」と教えに来る三井(細貝圭さん)。あずみを刺客として育てた豪商でいつもは「○○を斬れ」って言うだけなんだけど、このときはあかふんどしの人達と出てきてアドリブ大会。そういえば、うねうねしてるのは全てウイッグなのかな?なんかピシッとした髪と違和感がありました。
「男が惚れる女は」と三井が言うと、「美しい」、「優しい」、「漢字が読める」といい女の条件が出たところで漢字対決(笑)
赤ふんさんが審判で「ルールは無用」というと「助っ人を呼んだ」と白パンに白い布でふんどし風にしただけの西郷どんがでてきて自信満々のあずみじゃなくて川栄ちゃん(笑)「え-」と困る三井じゃなくて細貝さん(笑)
でもスクリーンに出た漢字が“美人局”でなんとか読めた細貝さん。「なんのための助っ人-」と叫ぶ川栄ちゃんの罰ゲームを「ラブレボリューション21」と歌い「そっちじゃない」と怒られただけの西郷どんでした。
全力で歌い踊るはずが照れながら♪会いたかった 会いたかった 会いたかった Yes! 君に~までをやった川栄ちゃん。指さしってしてもらえたと勘違いするのは楽しいね(馬鹿)
そして勝ったはずなのに、昔歌ってた歌かなんかを手振りをつけてやらされた細貝さん。近くの女子が本気で足をばたつかせて喜んでました。色んな過去があるんですね~。
「ここから戻るわね」といきなり芝居に戻したお駒さん。うーん、いつからここ、こんなにもアドリブシーンになっちゃんだろうね。ま、DVD撮りが終わった後の開放感って感じがPZを思い出して懐かしかったですけど。
この前逃がしたあずみを追い詰めるために駿介をも狙う半蔵。新選組を使って、京のまちを探させます。近藤勇役の町田さん、やはり欣矢とは血縁関係みたいでした。
当たり前だけど、近藤さんは赤のウイッグをつけていませんでした。隊士たちは浅黄色の羽織りだったけど、近藤さんは黒の羽織でした。
あずみ、駿介、西郷どんが歩いているときに新選組に囲まれ、逃げるときに駿介があずみを抱き上げ蹴りをくらわせるのが見事でした。そして逃げながら客席に降りてきて1列目のお客さん(お地蔵様)にかつらをかぶせるあずみ。これで駿介の身代わりにしようとするんだけど、確かに昔は写真とか出回ってなかったから顔なんて分からないよね(笑)そして「お地蔵様、うちわ、まだ消さないでください」と言いながら去って行くあずみでした。確かにうちわがついてないと、近藤さんの「うちわ消せ-」の台詞が言えなくなるもんね(笑)
新選組隊士になった圭次郎は駿介を斬らなきゃいけなくなって、刀を交えるんだけどはなさんが駿介を庇い、はなを斬ってしまうことに・・・。好きな人を手にかけ、しかも幼なじみを斬らなきゃいけない状況にどうにもならなくなり切腹を選んでしまいました。その介錯をするあずみの剣の動きがきれいでした。悲しいぐらいに。
その息絶えた圭次郎に刀を突きつける近藤。血も涙もない、冷たい指揮官でした。「一歩でも動けば斬る」とあずみが言うと隊士に「怯むな」って背中を押すくせに、いよいよ危ないと思ったら堂々と「退け」と逃げていきました。悪い冷たい顔のままで。
自分がいると駿介の命が狙われるから「おれが消えればいいんだ」と崖に飛び込もうとするあずみを助ける竜馬。「抱いて下さい」を断り、「葛藤しちゅるときに。でもこれで思い残すことはないって思われても困る。生きろ」って説得するシーン、熱かった。茫然自失となるあずみを後ろから抱きしめて、「すべてが終わって、1人の男になって、あずみも1人の女になって」結婚しようって熱かった。
でも刀を持たなくていい世界を作ろうと大政奉還を考えた竜馬は薩長から狙われるようになり、ついに三井があずみに竜馬暗殺を命じ、さもなくば駿介の命がないと。
駿介を牢から助け出し、近江屋に急いだあずみだったけど多くの敵に囲まれている竜馬を守りきれず、壮太が竜馬を斬ってしまい・・・。このとき竜馬を取り囲んでいる男性陣の中には、新選組の役とかではなく1刺客とかとしての町田さんも。出てくるとき竜馬と背中合わせだったので身長差を感じたりしましたが、太刀に手をやり、刀を抜いて、振り上げて、振り下ろしてという一連の流れがとてつもなく美しかったです。迷いのないきれいな動きでした。今まで「SHOCK」などでやってきた殺陣はここでこうして活かされているなってしみじみしちゃいました。
ここで、戦いのない世界を作ること、大衆の声などいらんと言うことは大衆の力を信じてるってことだと倒れても倒れても熱く語る竜馬。泣きながら竜馬を支え、また竜馬に抱きしめられるあずみがかわいくて切なくて。
そういえば竜馬がマントを着てるように見えたのは、羽織に襟がついていたからなんだと分かりました。どちらにせよ、あずみを守るように覆って見えました。
動乱の中生き残ったあずみと壮太。お互いケリをつけようと戦うのですが、初めて戦ったときよりも圧倒的にあずみが強くなってました。それにしてもさすが壮太、太刀捌きがきれいというか軽やかでした。
明治政府になったことを、語る駿介。
それをこそっと顔を出して言う欣矢衣装の町田さんは「あいつは裏切り者の向駿介だ」でした。さっきまでの武士らしい武士から、あっという間に情けない欣矢になってしまうなんて・・・。演技力ですけど。
これで終わりだと思ったら、AZUMI 戦国編の予告が始まりました。
慌ただしくて順番は覚えてませんが、戦国編の役で出てきて一言言ったり何かしたり。
圭次郎は秀頼。「あずみが好きじゃ」って幼い子供の声で言ってました。
駿介は二刀流の宮本武蔵。ん?こんな役あったっけ?
竜馬は信長。「あずみ、今度こそ抱いてやる」きゃーって言いたかったけど、客席のというか私の周りのリアクションはあまりなかったです。
鎧をつけて真田幸村としてでてきた三井。「戦国BASARAじゃないの?」あ、やってたんですね。
壮太は白い打ち掛けをかぶってでてきて、美女丸。
「刀を忘れた謎の忍者飛猿」と紹介された町田さん。片手側転いっぱいするし、ブレイクダンスで回るし、最後は「どこへ行っても踊り続けてやる」という言葉とダブルピース!!あーもう、ダンス続行宣言と取っていいですか?めちゃくちゃ嬉しいんですけど!!
ちなみに赤ウイッグはなく、髪もくくってませんでした。衣装も忍者だから黒基調なんだけど、帯の辺りが目立つ青色で“衣装”って感じでした。
清家さんがいっぱいでてくるなと思ったら、「本当に親子です」とお父さん。お父さんは殺陣指導のスタッフさんでお子さんが子役として出演してました。
あずみは黒マントをつけていて、やはり殺陣。そして「次は誰を斬ればいい」うん、かっこいいいよ!
そういえば本編の冒頭「女か」って胸を触って言われるシーンがあったのですが、ちゃんと寸止めしてるんですねー。やっぱり触れないですよねー。
全員揃ったところで一度幕が降りて、再び開いて、「残り2公演、一生懸命頑張りますので応援よろしくお願いします」とハキハキと挨拶した川栄ちゃん。座長らしさが出てきましたね。
終わって携帯の電源を入れると15:15でした。もともと2時間じゃ終わらないし、アドリブ増えて、予告編まであって伸びましたねw
この日、屋良ちゃんが観に来ていたらしいのですが、16日には福ちゃんも観に来ていたようですね。その日は町田さんが前説に引っ張り出された貴重な日だったんですよ!あー見たかった~。
それとアドリブが増えるのは楽しいんだけど、西郷どんが目の周りを赤く塗っていたのはちょっといただけなかったです。「上野で銅像になっている」とかって説明があるから、パンダ風にしてみたのかもしれないけどそれは違うよね。西郷どんという設定の中で遊ぶものだよね。
それだけが不満ですが、あとは満足でした。
舞台は生ものだから生で目の前で戦っているあずみたちを見て、「来て良かった」と思いました。
それに死ぬシーンが多いのですがどの人の死も悲しくて、特に志乃、圭次郎、竜馬が死ぬあたりからあずみの殺陣への一連では毎回泣いてました。初日を見た後に冷静にブログにまとめたりしたけど、誰が誰に似てるとか関係なく物語に入り込んで見てました。
川栄ちゃん、色白で顔がちっちゃくて、かわいい声してるのに枯れることなく、またあれだけ動き続けても息が切れることがなくて素晴らしかったです。
秀くん、誠実でした。姉上とはなさん、それに幼なじみまで死んでしまって悲劇の主人公と言ってもいいぐらいなんだけど、自分ができることを考えて成長していく姿は素敵でした。
浅香くんの竜馬さん、良かったです。まだまだ若い分足りない何かを感じたりもしたけど、終盤にはそんなことを感じさせない竜馬になっていたと思います。強い目で新しい国を目指していたんだろうなあ。
町田さん、この仕事好きですよね。悪役だから何と言っていいのか難しいけど、やっぱりステージに立つマチくんは楽しそうでした。その姿を確認できて、いつも「ありがとうございました」をマイクに入る入らない関係なく言っているいつものマチくんを見られて、良かったです。もっともっと違う役をみてみたいです。
「AZUMI 戦国編」は、みなさんの声次第とか(笑)どこに声を出したらいいのかな~。
昨日の23時台に2人から、今日の7時、10時、11時頃web拍手をいただきありがとうございました。
web拍手を送る
9/23(水)13時開演
まず開場時間前に着いたので入場列に並んでいました。ロビー奥からタキシードの男の人が歩いてきたので、劇場の支配人とか偉い人かと思ったら須藤さんでした。そういえば物販してるんですよね(笑)
そして5分前になると前説が始まりました。
あら、稽古着じゃなくてタキシードになってる!!「新国立」のネタがあんまりウケなくなっちゃった。
座長に「攘夷について聞いたら、ただ笑ってました」あらあら(笑)
暗転するといきなり立ってる渡部秀くん。あずみの双子の兄・駿介役で語りの部分も担ってました。
前半は駿介の姉・志乃さんの話でした。
志乃さんに「妾になれ」と脅す旗本・滝沢欣矢役に町田さん。柄の着物と長い羽織り、紫の袴、赤の数本のウイッグだから見た目は可愛いの。しかも刀が長くて動くと羽織と絡みそうになるのをかわしてる姿はかっこいいんだけど、歩き方も脚を広げて腰を下ろすヤンキー座りも「嫁は」「家柄」「妾は」「見た目」と引き連れてる仲間と言ってる言い方はいやーなヤツなの。
さらに志乃さんは天文学者で子供達に読みかけを教えている良い感じの人がいて、それを許せなくて罪をでっち上げて牢獄にいれようとする欣矢たち。ここら辺の悪知恵を働かせてる小芝居マチくんは可愛かったw
それを実行してるとステージ奥から出てくる坂本竜馬(浅香くん)が「うちわだー」と言うと、あずみも「うちわだー」と(笑)時代劇ミュージカルの始まりで、その時ステージにいる人達はみんな踊ってます。でもやっぱりやや下手で踊りを見せつけてる町田さんはかっこいいです。千手観音もきれいに決まってるし、1人だけロックダンスをノリノリで踊ってるし!!なんだか踊った後、満足気でした。
「ばかって言う奴がばーか」って言うのも可愛かったし、客席に向かって「おまえ達、うちわを消せ-」って言いながらハケていくのも負け犬っぽくてよかった(笑)
ここで勝海舟(佐藤さん)や竜馬さんと出会い変わっていくあずみ達。
やられっぱなしで「面白くねえー」欣矢たち。力任せで志乃をものにしようと許婚と2人を連れ去り、いたぶる。このシーン、もう、ひどい、辛い。それでもなぜこんなにも志乃さんを自分のモノにしたいのかを切々と訴える欣矢は哀れで、ちょっと同情して泣きそうになってしまいました。でも自分がしっかりしないからダメなんだよ。
そのまま志乃さんを捕まえ、前見たときより脚が露わになっちゃったけど、掴んでるはずの欣也の手は添える感じで町田さんのやさしさが出てるなぁって。
ただ、その流れで志乃さんは自害。思わず逃げ出す欣矢たち。
その場に遅れてやってきた駿介と友人・圭次郎(久保田さん)は復讐を決意するものの、追い詰めて仇を討つのはあずみ。へっぴり腰の欣矢が情けない。でも本来きれいに刀を構えられるのに、こんなへっぴり腰も出来るんだと別の感動もあったり。「これは先生の分」「志乃姉さんの分」「駿介の分」と刀を振るあずみと斬られる欣矢。何度見ても最後の横に飛ばされるのが踊ってるようできれいでした。
ここで「刀を抜くな」と駿介に強く言うあずみ。「汚れるのはおれだけでいい」と。
残された2人は今後の身の振り方を考え、圭次郎は刀で腕試しをしようと京都へ、駿介は学問で身を立てようと。するとやってくる竜馬さん。「いんぐりっしゅを覚えんか?」と。無理矢理駿介に英語を覚えさせようとしゃべり続ける竜馬さん、よーく聞くとちょっと土佐弁があやしい(笑)英語で卑猥なことを言うためだけに出てくる海舟さん。今、何が起きたんやろ?って感じでした(笑)
そして「いんぐりっしゅのていーちゃーがいるきに」で出てきたはなさん。「すけべーのハリスが舞妓に産ませたから」日本語も英語もペラペラ。しかも着物をくずしたようなふりふりミニででれーっとなる駿介&圭次郎。思わず自分が英語を勉強すると言う圭次郎に「お前は京都に行け」と口を揃える駿介と竜馬さんが面白かった。
このはなさん、とってもプリティーで後ででてきたときは「西洋料理作るから。パンとみそ汁」って言ってましたw
ここらへんは竜馬さんが情勢の説明してました。舞台ギリギリのセンターで立て膝になるんだけど、台詞をぶわーっと言って、下手袖にハケて、1場面終わると走って出てきて小さくなってぶわーっと台詞を言うんだけど、バタバタしてる感じが楽しかったです。
後半は駿介は通訳として活躍し、西郷さんに「うぉんちゅー」って請われるほどになり、あずみは服部半蔵(勝役だった佐藤さん)と争うことに。半蔵は子供達を刺客として育てたり、お金で刺客を雇ったりして、その雇われ刺客・壮太に早乙女くん。このとき壮太に負けてしまい、危なくなったところを竜馬に助けられ「意外と料理が上手なんですよ」とか言うのが可愛いんだよね。「まっこと、かわええ、のぅ」が良い!!
ここであずみについてるお駒さんが恋について教えたりするんだけど、妙なテンションで面白かった。
更に「男というのは」と教えに来る三井(細貝圭さん)。あずみを刺客として育てた豪商でいつもは「○○を斬れ」って言うだけなんだけど、このときはあかふんどしの人達と出てきてアドリブ大会。そういえば、うねうねしてるのは全てウイッグなのかな?なんかピシッとした髪と違和感がありました。
「男が惚れる女は」と三井が言うと、「美しい」、「優しい」、「漢字が読める」といい女の条件が出たところで漢字対決(笑)
赤ふんさんが審判で「ルールは無用」というと「助っ人を呼んだ」と白パンに白い布でふんどし風にしただけの西郷どんがでてきて自信満々のあずみじゃなくて川栄ちゃん(笑)「え-」と困る三井じゃなくて細貝さん(笑)
でもスクリーンに出た漢字が“美人局”でなんとか読めた細貝さん。「なんのための助っ人-」と叫ぶ川栄ちゃんの罰ゲームを「ラブレボリューション21」と歌い「そっちじゃない」と怒られただけの西郷どんでした。
全力で歌い踊るはずが照れながら♪会いたかった 会いたかった 会いたかった Yes! 君に~までをやった川栄ちゃん。指さしってしてもらえたと勘違いするのは楽しいね(馬鹿)
そして勝ったはずなのに、昔歌ってた歌かなんかを手振りをつけてやらされた細貝さん。近くの女子が本気で足をばたつかせて喜んでました。色んな過去があるんですね~。
「ここから戻るわね」といきなり芝居に戻したお駒さん。うーん、いつからここ、こんなにもアドリブシーンになっちゃんだろうね。ま、DVD撮りが終わった後の開放感って感じがPZを思い出して懐かしかったですけど。
この前逃がしたあずみを追い詰めるために駿介をも狙う半蔵。新選組を使って、京のまちを探させます。近藤勇役の町田さん、やはり欣矢とは血縁関係みたいでした。
当たり前だけど、近藤さんは赤のウイッグをつけていませんでした。隊士たちは浅黄色の羽織りだったけど、近藤さんは黒の羽織でした。
あずみ、駿介、西郷どんが歩いているときに新選組に囲まれ、逃げるときに駿介があずみを抱き上げ蹴りをくらわせるのが見事でした。そして逃げながら客席に降りてきて1列目のお客さん(お地蔵様)にかつらをかぶせるあずみ。これで駿介の身代わりにしようとするんだけど、確かに昔は写真とか出回ってなかったから顔なんて分からないよね(笑)そして「お地蔵様、うちわ、まだ消さないでください」と言いながら去って行くあずみでした。確かにうちわがついてないと、近藤さんの「うちわ消せ-」の台詞が言えなくなるもんね(笑)
新選組隊士になった圭次郎は駿介を斬らなきゃいけなくなって、刀を交えるんだけどはなさんが駿介を庇い、はなを斬ってしまうことに・・・。好きな人を手にかけ、しかも幼なじみを斬らなきゃいけない状況にどうにもならなくなり切腹を選んでしまいました。その介錯をするあずみの剣の動きがきれいでした。悲しいぐらいに。
その息絶えた圭次郎に刀を突きつける近藤。血も涙もない、冷たい指揮官でした。「一歩でも動けば斬る」とあずみが言うと隊士に「怯むな」って背中を押すくせに、いよいよ危ないと思ったら堂々と「退け」と逃げていきました。悪い冷たい顔のままで。
自分がいると駿介の命が狙われるから「おれが消えればいいんだ」と崖に飛び込もうとするあずみを助ける竜馬。「抱いて下さい」を断り、「葛藤しちゅるときに。でもこれで思い残すことはないって思われても困る。生きろ」って説得するシーン、熱かった。茫然自失となるあずみを後ろから抱きしめて、「すべてが終わって、1人の男になって、あずみも1人の女になって」結婚しようって熱かった。
でも刀を持たなくていい世界を作ろうと大政奉還を考えた竜馬は薩長から狙われるようになり、ついに三井があずみに竜馬暗殺を命じ、さもなくば駿介の命がないと。
駿介を牢から助け出し、近江屋に急いだあずみだったけど多くの敵に囲まれている竜馬を守りきれず、壮太が竜馬を斬ってしまい・・・。このとき竜馬を取り囲んでいる男性陣の中には、新選組の役とかではなく1刺客とかとしての町田さんも。出てくるとき竜馬と背中合わせだったので身長差を感じたりしましたが、太刀に手をやり、刀を抜いて、振り上げて、振り下ろしてという一連の流れがとてつもなく美しかったです。迷いのないきれいな動きでした。今まで「SHOCK」などでやってきた殺陣はここでこうして活かされているなってしみじみしちゃいました。
ここで、戦いのない世界を作ること、大衆の声などいらんと言うことは大衆の力を信じてるってことだと倒れても倒れても熱く語る竜馬。泣きながら竜馬を支え、また竜馬に抱きしめられるあずみがかわいくて切なくて。
そういえば竜馬がマントを着てるように見えたのは、羽織に襟がついていたからなんだと分かりました。どちらにせよ、あずみを守るように覆って見えました。
動乱の中生き残ったあずみと壮太。お互いケリをつけようと戦うのですが、初めて戦ったときよりも圧倒的にあずみが強くなってました。それにしてもさすが壮太、太刀捌きがきれいというか軽やかでした。
明治政府になったことを、語る駿介。
それをこそっと顔を出して言う欣矢衣装の町田さんは「あいつは裏切り者の向駿介だ」でした。さっきまでの武士らしい武士から、あっという間に情けない欣矢になってしまうなんて・・・。演技力ですけど。
これで終わりだと思ったら、AZUMI 戦国編の予告が始まりました。
慌ただしくて順番は覚えてませんが、戦国編の役で出てきて一言言ったり何かしたり。
圭次郎は秀頼。「あずみが好きじゃ」って幼い子供の声で言ってました。
駿介は二刀流の宮本武蔵。ん?こんな役あったっけ?
竜馬は信長。「あずみ、今度こそ抱いてやる」きゃーって言いたかったけど、客席のというか私の周りのリアクションはあまりなかったです。
鎧をつけて真田幸村としてでてきた三井。「戦国BASARAじゃないの?」あ、やってたんですね。
壮太は白い打ち掛けをかぶってでてきて、美女丸。
「刀を忘れた謎の忍者飛猿」と紹介された町田さん。片手側転いっぱいするし、ブレイクダンスで回るし、最後は「どこへ行っても踊り続けてやる」という言葉とダブルピース!!あーもう、ダンス続行宣言と取っていいですか?めちゃくちゃ嬉しいんですけど!!
ちなみに赤ウイッグはなく、髪もくくってませんでした。衣装も忍者だから黒基調なんだけど、帯の辺りが目立つ青色で“衣装”って感じでした。
清家さんがいっぱいでてくるなと思ったら、「本当に親子です」とお父さん。お父さんは殺陣指導のスタッフさんでお子さんが子役として出演してました。
あずみは黒マントをつけていて、やはり殺陣。そして「次は誰を斬ればいい」うん、かっこいいいよ!
そういえば本編の冒頭「女か」って胸を触って言われるシーンがあったのですが、ちゃんと寸止めしてるんですねー。やっぱり触れないですよねー。
全員揃ったところで一度幕が降りて、再び開いて、「残り2公演、一生懸命頑張りますので応援よろしくお願いします」とハキハキと挨拶した川栄ちゃん。座長らしさが出てきましたね。
終わって携帯の電源を入れると15:15でした。もともと2時間じゃ終わらないし、アドリブ増えて、予告編まであって伸びましたねw
この日、屋良ちゃんが観に来ていたらしいのですが、16日には福ちゃんも観に来ていたようですね。その日は町田さんが前説に引っ張り出された貴重な日だったんですよ!あー見たかった~。
それとアドリブが増えるのは楽しいんだけど、西郷どんが目の周りを赤く塗っていたのはちょっといただけなかったです。「上野で銅像になっている」とかって説明があるから、パンダ風にしてみたのかもしれないけどそれは違うよね。西郷どんという設定の中で遊ぶものだよね。
それだけが不満ですが、あとは満足でした。
舞台は生ものだから生で目の前で戦っているあずみたちを見て、「来て良かった」と思いました。
それに死ぬシーンが多いのですがどの人の死も悲しくて、特に志乃、圭次郎、竜馬が死ぬあたりからあずみの殺陣への一連では毎回泣いてました。初日を見た後に冷静にブログにまとめたりしたけど、誰が誰に似てるとか関係なく物語に入り込んで見てました。
川栄ちゃん、色白で顔がちっちゃくて、かわいい声してるのに枯れることなく、またあれだけ動き続けても息が切れることがなくて素晴らしかったです。
秀くん、誠実でした。姉上とはなさん、それに幼なじみまで死んでしまって悲劇の主人公と言ってもいいぐらいなんだけど、自分ができることを考えて成長していく姿は素敵でした。
浅香くんの竜馬さん、良かったです。まだまだ若い分足りない何かを感じたりもしたけど、終盤にはそんなことを感じさせない竜馬になっていたと思います。強い目で新しい国を目指していたんだろうなあ。
町田さん、この仕事好きですよね。悪役だから何と言っていいのか難しいけど、やっぱりステージに立つマチくんは楽しそうでした。その姿を確認できて、いつも「ありがとうございました」をマイクに入る入らない関係なく言っているいつものマチくんを見られて、良かったです。もっともっと違う役をみてみたいです。
「AZUMI 戦国編」は、みなさんの声次第とか(笑)どこに声を出したらいいのかな~。
昨日の23時台に2人から、今日の7時、10時、11時頃web拍手をいただきありがとうございました。
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