栗駒山麓三つ巴芋煮の陣 参陣報告

10月22日(土)、栗原市栗駒で開催された『栗駒山麓三つ巴芋煮の陣』。
宮城・山形・秋田、三県の芋煮を食べ比べて王者を決定するという、参加者にとっては美味しくも悩ましい催しで、今回が昨年に引き続き二度目の開催になります。
三県とも秋になると皆で集まって『芋煮会』をする習慣がありますが、なかなか食べ比べをする機会は少ないですよね。
そもそもこの【栗駒山麓三つ巴】で行われるようになったきっかけは、2008年6月14日に発生した、岩手宮城内陸地震。
栗駒山周辺に甚大な被害がありましたが、被害の少なかった周辺の温泉地や観光地はその後、風評被害で客足が激減しました。
昨年の春には岩手側からの国道342号線が、秋には宮城側の国道398号線が全線再開通し、さあこれからが栗駒山麓の『復旧』から『復興』を共に頑張りましょうと昨年2010年に初めて企画されたイベントでした。

今年は東日本大震災という更なる激甚災害が起こり、正直今年もこうして実りの秋を迎えて、皆で芋煮に舌鼓を打つ事など、３月には思いもよらなかった幸せです。

まあ、前置きが長くなりましたが、今年も三県ともハイレベルな芋煮を提供。
当日券600円、前売り券500円で三県分を食べ比べられます。

山形は醤油ベースに牛肉、里芋。
　　


秋田は醤油ベースに鶏肉、里芋、きのこ。
　

宮城は味噌ベースに豚肉、じゃがいも。
　


おにぎりは、東日本大震災への義援金付きで100円。

これがまた三県それぞれ気合いが入っているから全部美味いのさ。

食べた後はチケットの投票欄にチェックマークを入れます。
昨年の、箸で投票方式よりもスマートでいいですな。

チケットの通し番号でお楽しみ抽選会も行われ、液晶テレビなど豪華景品もありましたが、おいらは当たらなかったなー(笑)。

同時開催された『秋の市』では、地場の野菜や果物、米粉で作ったパン、岩魚や鮎の炭火焼きなど三県の山の恵みが並びます。
朝とりたての栗駒高原大根は五本で200円と格安だよ！
　　

　　

今年は女川町の鈴丸水産さんも出店。
三陸産のふのりやタコ、マグロの味噌漬けやサンマのミリン干しなどを買い込みました。



あいにくの雨のため、栗駒山車祭りの勇壮な山車がビニール掛けになってしまいましたが、結構な人手で盛況でした。
　　

会場運営に若武者たちが楽しげに動き回っていました！
　


きっと来年も開催されるであろう芋煮の陣。
栗原の新たな秋の風物詩として定着すればいいなぁ。