金山温泉 支倉旅館

正月ボケ＋日常業務の疲れがたまっていたので、副交感神経に効くぬる～い湯に浸かりたくなりました。
仙台市街から車で30～40分程の釜房ダム湖畔にある金山温泉・支倉旅館。
ぬるくて泡付びっしりの良き湯でございます。



着いたのは月の輝きと宮城蔵王えぼしスキー場の灯りが夕闇に映える時刻。
ダム湖を渡る風が冷てぇ～







暗くなってしまいちょっと不鮮明な画像になってしまいましたが、浴室は源泉そのままの浴槽（広い方）と加温浴槽に分かれており、二槽の仕切りの一部から湯温キープのために加温浴槽→源泉浴槽へ湯が流れ込むようになっています。
源泉浴槽はこの日は３３℃程で、加温浴槽（４２℃）で暖まった後に入ると最初のうちは肌寒く感じますが、すぐに羊水の中に浮かんでいる如き心地良さに包まれます♪
入ってすぐに細かい泡が付きはじめ、数分もすると体中が泡だらけ！
そのためか一時間浸かっていても手足がふやけてしわしわになる事がありません。

ただ、加温浴槽に多くの人、もしくは体積の大きな人（笑）が入ると流入が多くなり、そうすると源泉槽での泡付きがイマイチになる事があります。



丸っこい漬物石のような湯口から注がれる透明な源泉は、金気臭と薄塩味が致します。
たまにタンポポの綿毛のような形状の湯の花と、オレンジ色の細粒状の湯の花が見受けられます。
本当は湯の花はたんまりあるそうですが、女将さんの話では昔はそのまま浴槽に投入していたが湯の花を嫌う人もいるためにあえて除去をしているそうな。勿体無い…。



浴槽内の透明度はおいらの足つきでご確認下さいまし。



入浴は６０分以内ですが、浴槽でうたた寝して５分ほどオーバーしてしまった…。



源泉名：亀の湯
泉質：ナトリウム－カルシウム－塩化物・硫酸塩泉（緩和性低張温泉）pH8.0　源泉温度35.2℃

　

館内には昭和二十九年の年代物の分析書も掲げられております。
木造二階建の支倉旅館、現在は宿泊は行っていないとの事ですが、いつか再開していただきたい古き良き昭和の風情が残るお宿でございます。


金山温泉　支倉旅館宮城県柴田郡川崎町大字小野字金山３ TEL:0224-84-2509