TBA

(仮)

離れれば みんな違って みんないい

2018-08-19 | 本と雑誌

きょうも涼しい。

でもやっぱり、動くと暑い。


ゆうべなかなか寝られなくて、

朝起きたのおそかったのに、車洗って疲れた。

紫外線にもやられた。


そのまま、自転車で買い物に行く。

なんかふらふらするなあと思ったら、

汗かいたのに水分補給もろくにしてないし、

そもそも朝ごはん食べてない。


帰って昼ごはん食べて一息ついたらもう1時半だった。

なんにもやりたいことはできなかった。


こうやって夏休みは終わっていくんだな。




「恋するソマリア」読み終わる。


前の「謎の独立国家ソマリランド」のほうが自分にはあってたかな。

ノンフィクションって距離の取りかたが大事だと思うのだけど、

ちょっとソマリアに行きすぎてる感じがした。

テロ組織とマオイストとの関係とか、

戒律に対してゆるい派の人たちと、そうでない厳格な人たちとの、

関係のあたりとかおもしろかったのだけど。

ミャンマーの本とかとのつながりもあるわけだし。




ほんとの意味での「多様性」を信じているし、

先進国だの後進国だのというのも意味がないと思う。

国連が認めようがどうしようが、

ソマリの人たちが幸せに暮らしているぶんにはかまわないと思うのだけど、

難民として出国して、相手先の国で世話になっていながら、

その国で自分たちだけのコミュニティを作って、

自分たちの思うままに暮らしていくっていうのはいかがなもんかな、と。


たぶん、それは「共生」とは言わない。


帯は煽りなんだろうけど、西欧の民主主義が敗れてるとも思わない。

国、暮らす人々によって、やり方が違うだけで、

その国にあったやりかたがうまくいっていればそれでいいだけ。


日本でもそうだけど「国連の方から」来たとかいう人たちが、

的外れなことを言うことに意味があるとも思えないし。


ただ、よその国に行って自分たちのやり方を通そうとすれば、

もめごとが起きるのはあたりまえ。


「恋して」盲目になってる人なら許せることでも、

そうでない人から見ればただの非常識だったりするのだし。


もうしばらくおなかいっぱいかな。




「100分de名著」やっと見た。

この本好き。「ソロモンの指輪」

誰がなんと言おうと、自分もインコと会話ができたし。


日高敏隆さんや竹内久美子さん、

スティーヴン・ジェイ・グールドなんかにはまってたころに、

ハヤカワ文庫になってたのを読んだっけ。

せめて高校の時に読んでたら、どうなってたか。

まあ、理系に行くのはムリだっただろうけど。


「観察のポイント」っていうのがよかった。

 観察をつぶさにして深く洞察する

 先入観にとらわれない

 気づいたことをメモにする


それができない人がマスコミやってるから、

マスゴミなんて言われてしまうのかも


牙を持たないハトが死ぬまで殺しあうのと、

牙を持つオオカミの騎士道的な作法。


殺しあう道具を持たなかったヒトがやりすぎるのは当然といえば当然。

満州や北方領土、朝鮮半島からの引き揚げの話を聞くと、

一方的にそういう「騎士道的な作法」を期待するのは無謀のような。




民族や暮らし方によっても違うのかな。

高野さんの本に似たような話が出てきてたっけ。


紛争をおさめることができたソマリランドと、

争いが終わらない南ソマリアとなにが違うのかとの問いに、

ソマリランドの遊牧民はケンカ慣れしてるけど、

南ソマリアは農業の民だからケンカ慣れしてない、と。


島国でほかに逃げるわけにはいかないから、

なるべく話し合いで解決しようとする人たちと、

「棚上げ」とか「ツートラック」とかいろんな言い方があるけれど、

もめたらとりあえずそこから離れようとする大陸の人たち。


考え方が違いすぎると、一緒に暮らすのはなかなか大変だと思う。
コメント
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