映画を見ながら株式投資

今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

ハンガー・ゲーム

2015-04-14 23:16:00 | ★★★★★☆☆☆☆☆
監督 ゲイリー・ロス
キャスト ジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワース、
ウディ・ハレルソン、エリザベス・バンクス、レニー・クラヴィッツ、スタンリー・トゥッチ、ドナルド・サザーランド、アレクサンダー・ルドウィグ、ウェス・ベントレー、トビー・ジョーンズ、ブルック・バンディ、イザベル・ファーマン
2012年 アメリカ
ジャンル:アクション、サスペンス

【あらすじ】
大規模な戦争によって文明が崩壊した未来世界。独裁国家パネムは富裕層の住む首都以外の土地を12の地区に分け、毎年1回、各地区から10代の男女1人ずつを選び、ゲームに参加させていた。それは、生き延びるために自分以外の23人を殺さなければならない、という過酷なゲームだった。第12地区の少女カットニスは、“プレイヤー”に選ばれた妹の代わりに志願し、男子のプレイヤーに選出されたピータと共に首都へと向かう。

【感想】
こういう欠点が誰が見てもわかりやすい映画に対して日本人は必要以上にけなす傾向にあると思う。アメリカを中心に世界ではかなりヒットしたのに日本だけここまで酷評されているのは少し引く。個人的には「ヴィレッジ」あたりと被る。両者とも評判は良くありませんが雰囲気が出ていて私はそこそこ楽しめました。

裕福層が貧困層に住む住民をランダム24人の男女を選び、殺し合いさせて一人だけ生き残る権利を与えるバトルロワイアルもの。

かなり異質な内容なので事前に確認して自分に合わないと思ったならば見なければいいだけのことだと思います。批判されているポイントは設定そのものに無理がある。殺し合いのゲームが途中でコロコロ変わり過ぎて白ける。ラストが消化不良というものが多く、たしかにごもっともだと思います。

私はそれよりも、主人公の味方についた人間が主人公と対決することもなく敵に殺されていったのが、面白さを半減させたように思います。殺し合いなのだから、最終的には味方とも戦った方が盛り上がったように思います。戦いが始まるまでが非常に長く無駄なシーンが見られたのでもっと激しくサバイバルしてもらいたかった。

それでも独自の雰囲気はあってこの部分だけは評価したいと思います。こういう映画がなくなってしまうとB級映画そのものが滅びてしまうのではないかと危惧しております。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

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角川書店

悪の法則

2015-03-23 23:24:40 | ★★★★★☆☆☆☆☆

監督 リドリー・スコット
キャスト マイケル・ファスベンダー、ペネロペ・クルス、キャメロン・ディアス、ハビエル・バルデム、ブラッド・ピット、ジョン・レグイザモ、ロージー・ペレス、ゴラン・ヴィシュニック、ブルーノ・ガンツ、ルーベン・ブラデズ、ドナ・エアー、エドガー・ラミレス、トビー・ケベル、リチャード・ブレイク、フェルナンド・カヨ
2013年 アメリカ、イギリス
ジャンル:サスペンス

【あらすじ】
“カウンセラー”と呼ばれる若く有能な弁護士が、ほんの出来心から手を染めた裏社会ビジネス。それがすべての始まりだった。美しいフィアンセとの輝かしい未来を夢見たその欲望は、周囲のセレブリティたちを否応なく危険に巻き込み、彼らの虚飾に満ちた日常を揺るがしてゆく。しかし彼らは、まだ気づいていなかった。自分たちがこの世の闇に渦巻く“悪の法則”に魅入られ、逃れられない戦慄の罠に絡め取られてしまったことに…。

【感想】
昔は嫌になるほど見かけてたキャメロン・ディアスとペネロペ・クルスも今ではすっかり脇役ばかりになりましたね。しかも話題作には見かけない。二人とも容姿的にもう恋愛映画のヒロインは厳しいなと本作を観て納得しました。

主要登場人物たちのそれぞれの複雑に絡み合った運命を描いた作品でリドリー・スコットらしい切り口だったなと感じました。作中の深みのある会話も印象的でした。翻訳の人はかなりいい仕事してました。

テーマとなっているそれぞれの人物の運命、その中でも二人の女性、キャメロン・ディアスの悪女ぶりとペネロペ・クルスの純心キャラを対照的に描いているのが特徴でした。

ただ過激で不快感の残る後味についてはかなり人を選ぶでしょう。特にブラッド・ピットがワイヤーでじわじわ首を切断され絶命するシーンやキャメロン・ディアスが車の前で開脚するシーンなどはよくこんなの引き受けたなと思うほどでした。「刺激」の強いシーンをところどころに挿入することでメリハリを利かせたのでしょうけど、ここまでやる必要があったのか疑問。

キャメロン・ディアスは悪女キャラで新境地を切り開こうとしているのかもしれませんが、正直、大してインパクトはなかったです。こういう所で怪演と言われるような演技ができれば今後も仕事に困らないのでしょうけど・・・。

出来は悪くないのだろうけど、決して好きになることのできない作品でした。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

沈黙のジェラシー

2015-01-03 23:38:47 | ★★★★★☆☆☆☆☆
監督 ジョナサン・ダービー
キャスト ジェシカ・ラング、グウィネス・パルトロウ、ハル・ホルブルック、
ニナ・フォック、デビ・メイザー、リチャード・ラインバック
1998年 アメリカ
ジャンル:サスペンス

【あらすじ】
恋人のジャクソンとニューヨークで幸せな同棲生活を送るヘレンは、休暇を利用して彼の故郷ケンタッキーの実家を訪れ、母親のマーサと初対面する。女手ひとつで農場を経営するマーサの若々しさと温かさは、幼い時に両親をなくしたヘレンに充分なぬくもりを与えてくれた。やがて二人はヘレンの妊娠を機に結婚し、ジャクソンの実家で新婚生活を始めることに。だが、マーサは以前の印象とは違い、ヘレンに奇妙な態度をとり始める…。

【感想】
「2015年は沈黙シリーズからスタートだ」と思って観ていたがセガールは出てこなくて年初からタイトル詐欺にあう。ただ別に沈黙シリーズがどうしても見たいわけでもなく、実際に本作は沈黙シリーズよりも面白かったので複雑な気分にさせられた。

嫁VS姑のバトルに中途半端な旦那が挟まれる展開。「ローズ家の戦争」を思い出しました。

頭のおかしな姑に妊婦が痛めつけられ、マザコンの旦那は全く役に立たないという不快な内容が延々と続きます。それでも先が気になってしまうような力はあったと思います。鑑賞している側の苛立ちを逆手に取ったような作りでした。

シナリオに捻りはないものの、わかりやすいストーリーをジェシカ・ラングをはじめとする役者の演技力で引き立たせるのは90年代の作品ならではで自分には合っている作品でした。

ただ逆転劇が唐突過ぎて劇的な感じは全くしませんでした。痛みつけられていた嫁がラストになっていきなり強キャラに変貌するのは2000年以降の映画に慣れていると違和感を感じます。またジェシカ・ラングはいかれたキャラとしては十分でしたが、恐怖が今一つだったと思う。妊婦に向かって馬用の筋肉弛緩剤を投与するのはよく考えたら恐ろしいことをしているのもかかわらず、実際はそれほど怖くはなかった。

今の映画でこのシナリオをやったらさすがに酷評されるだろうけど、当時なら十分ありだろうと感じました。90年代の映画が好きならぜひ。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

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ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

フライトナイト2

2014-09-05 17:55:00 | ★★★★★☆☆☆☆☆
監督 エドゥアルド・ロドリゲス
キャスト ウィル・ペイン、ジェイミー・マーレイ、ショーン・パワー、サシャ・パーキンソン、クリス・ウォーラー
2013年 アメリカ
ジャンル:ホラー、リメイク、シリーズ

【あらすじ】
学校の課外授業でルーマニアを訪れたチャーリー。恋人のエイミーにフラれて落ち込む彼は、ホテルの向かいに暮らす妖艶な女性客員教授ジェリーが毎晩、不審な行動を繰り返すことに気付く。ある夜、ジェリーの部屋に忍び込んだチャーリーは、彼女が若い女性を襲う現場を目撃。ジェリーの正体がヴァンパイアであることを知った彼は、友人のエドとともにテレビで人気の怪物ハンター、ピーター・ヴィンセントに助けを求めるのだが…。

【感想】
オリジナルの方に2が存在するという事実を今知った。観たことあるという人は相当少ないのではなかろうか。本作はそのオリジナル2のリメイク。

オリジナルの初代とリメイクの1作目は鑑賞済みなのでその範囲で本作の印象を言うなら、「フライトナイト」らしくないと感じました。敵が吸血鬼なのと前作の登場人物ピーター・ヴィンセントが出てくるという接点はあるもののどこか、「フライトナイト」を鑑賞しているという気にならない。世界観が正しく踏襲されていないのが原因のように思います。キャストが全体的に若く、女吸血鬼の色気を前面に押し出していました。B級映画の範囲にありつつも非常に凝った映像でこれでもかと見せてくれるのがオリジナルの良さだと思います。

それでもリメイクの1作目と比べるCGはかなり進化しているのは評価できます。進化はしているが凝っている感じがしないのは前作同様ですが。

その他では敵の女吸血鬼は非常にいいキャラをしていたと思います。個性がありました。逆に主人公の影が薄い。ルーマニアを舞台にしたのも悪くないと思います。ただ噛まれて吸血鬼と化した主人公とヒロインがラストで完全に元に戻っていたのは理解に苦しみました。相手を倒せば人間に戻れるってものでもないのでしょう。まあそのように考えるしか辻褄が合わないのですが。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

二匹の流れ星

2014-08-31 22:46:33 | ★★★★★☆☆☆☆☆

監督 ロモロ・グェッリエリ
キャスト ジャンニ・ガルコ、ロレダナ・ヌシアック、クラウディオ・カマソ、フェルナンド・サンチョ
1967年 イタリア
ジャンル:ウエスタン

【あらすじ】
街に戻ってきた脱獄囚マヌエルは、自分を刑務所に送り込んだ牧場主への復讐として彼の娘を誘拐。牧場主から娘の奪回を依頼された凄腕の賞金稼ぎジャンゴだったが、報酬の低さを理由に断り、酒場でマヌエルとポーカーに興じる。やがて2人の間に友情めいたものが生まれてゆく。酒場の女主人と愛し合い、共にサンフランシスコへ旅立つ約束を交わしたジャンゴは、高額報酬を申し出た牧場主の依頼に応じてマヌエルと対決するのだが…。

【感想】
弾切れになった宿敵に一発づつ打ち込んでじっくり殺す鬼畜な主人公。後述の点もあってなんともすっきりしない西部劇でした。

娘をさわわれた男から取り戻してほしい依頼を受けた賞金稼ぎの主人公が敵と出会って殴り合いしたら意気投合してしまうのは一時的にせよ情けなさ過ぎる。しかもさらわれた女がその敵の男とできてしまっているというのは酷い話でこれだったら主人公が女を救う理由が文字通り金だけになってしまいます。このため全く感情移入できませんでした。主人公に高い金払った男が一番気の毒です。

ただタイトルの通りこの宿敵も主人公格なのであくまで二人が主人公の物語と捉えれば上記の不満も納得できるのでしょうけど、作り方からして賞金稼ぎの主人公が格好良く活躍する話に思えてしまうので途中から脱線してしまったように自分には感じられてしまいました。

奇抜なストーリーと哀しい音楽は印象に残りました。一方でアクションシーンとか西部劇特有の残忍さについては普通だったと思います。

“ジャンゴ”という名のガンマンはマカロニウエスタンの象徴ですけど、昔は同じ人物によるシリーズものなのかと本気で勘違いしておりました。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

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ARC

ウルヴァリン:SAMURAI

2014-08-14 21:28:30 | ★★★★★☆☆☆☆☆

監督 ジェームズ・マンゴールド
キャスト ヒュー・ジャックマン、TAO、真田広之、福島リラ、ファムケ・ヤンセン、スヴェトラーナ・コドチェンコワ、ウィル・ユン・リー、パトリック・スチュワート、イアン・マッケラン
2113年 アメリカ、オーストラリア
ジャンル:アクション、SF、シリーズ

【あらすじ】
カナダで隠遁生活を送っていたウルヴァリンは、戦時中に命を救った旧友で現在は実業家として名を成した矢志田の招きで日本を訪ねる。しかし、再会して間もなく矢志田は病死。葬儀に参列したウルヴァリンはヤクザに襲撃された矢志田の孫娘マリコを救い出し、恋に落ちてゆく。そんな中、何者かの罠によって治癒能力を失ったウルヴァリンは、初めて限りある命を意識。身体に深いダメージを負いながらも敵に立ち向かってゆくのだが…。

【感想】
ウルヴァリンが長崎に原爆が落ちたときにちょうど現場にいたという設定は後付だと突っ込む気にすらなれません。強引に作品を作るため完全に開き直ってますね。

「X-MEN」に登場するウルヴァリンが主人公のスピンオフの第2弾。タイトルでわかるように今回は日本を舞台にバトルを繰り広げるというもの。日本庭園やサムライ、日本刀、忍者などのあちらの国の人たちが好きそうな要素が詰め込まれています。

前述したように日本が出てくること自体が「X-MEN」シリーズと何の脈絡もありません。かなり苦しい説明だったと思います。いきなり長崎で捕虜として捉えられている光景に失笑しました。スピンオフとはいえ、これは正史扱いされていないのではなかろうか?

個人的にはアメリカ人が作る日本の映画ということでどれくらい笑えるかに期待しておりました。残念ながら007やベストキッドの強烈なインパクトに比べるとかなり普通でした。内容自体がわりとまじめだというのもあると思います。ただラブホテルの部屋毎のシチュエーションには笑わせていただきました。

ヒロイン役のTAOという日本人はファッションモデルで演技経験ほとんどなしとのこと。その世界に疎いこともあって名前すら知りませんでした。演技はかなり酷かったと思います。しかももう一人のサブヒロイン格の福島リラという人も同様で演技経験ほとんどゼロ。こちらは個性はありましたけど、日本人の美的感覚には合わない人だと思います。まあアメリカ映画なのであちらの感覚に合っている人をチョイスしたということで勝手に納得しておきます。

シナリオは創業者の死によって日本を代表する大企業を引き継ぐことになった孫娘が利害関係から命を狙われるも実は黒幕は・・・・という展開。どこかで見たことあるような内容だが逆に安心して楽しめました。

シリーズのファンはバトルにおいてミュータントの能力が存分に発揮されることを楽しみにしているのだろうけど、あまり押し出してしまうと日本ぽくなくなってしまうあたりにジレンマを感じました。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

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スター・トレック7/ジェネレーションズ

2014-08-08 18:28:29 | ★★★★★☆☆☆☆☆
監督 デヴィッド・カーソン
キャスト パトリック・スチュアート、ウィリアム・シャトナー、マルコム・マクダウェル、ジョナサン・フレイクス、ブレント・スパイナー
1994年 アメリカ
ジャンル:SF、アドベンチャー

【あらすじ】
時は23世紀。処女航海中のB型エンタープライズ号に救難信号が入り、かつてのエンタープライズの艦長、カーク提督の助力を得て、救助活動を開始。ところがアクシデントにより、艦の一部が消滅してしまう。78年後、ピカード率いる最新鋭エンタープライズは救難信号を受け、現場に急行。そこで彼らが救出したのは、78年前の事故の生存者ソランだった。ピカードは事故の調査を開始するが、突然クリンゴン帝国の攻撃船が現れ…。

【感想】
まさに「ジェームス・カークは二度死ぬ」という内容。制作サイドは狙っていたのではないか?カーク頼みなのが垣間見えたのは少々辛い。

本作から舞台を1世紀後に移した「新スター・トレック」が開始。キャスト一新というのが最大のポイント。

オリジナルシリーズのキャストが前半に少し登場して、残りは新キャストという形を取っています。やはりこれまで慣れ親しんできたキャラクターが出ている方が楽しいと感じました。これなら旧キャストは出さないで全くの新シリーズに突入した方が良かったと思います。長期コンテンツのキャスト変更はどのみち比較される運命にあるわけですが、一つの映画の中に両方が出ているとより強く比較に晒されてしまうからです。それからなぜかスポックだけが出ていなかったのはとても気になりました。ぶっちゃけカークよりスポックの方が人気がある気が・・・・。

ストーリーは一度バッドエンドを見せておいてからの、仕切り直しのグッドエンドになっているためマルチエンディング形式で両方を観させられている気にさせられます。ゲームとかならともかく、映画という媒体でこの形式は若干くどいなという気がします。90年代にはよく見かけましたが、2000年以降は下火ですね。

敵の攻撃を受けた際に搭乗員がものすごく大袈裟に吹き飛ぶのはスター・トレックシリーズの伝統ではありますけど、ここまで見せられるとそろそろシートベルトしろよと言いたくなってきますね。わざとツッコミどころを用意している映画は好きです。

新艦長については本作だけを見る限りはウィリアム・シャトナー演じるカークと比べるとキャラに対する親しみの面でまだまだ劣るという感じでしたが、新スター・トレックをすべて完走した頃には新艦長にすっかり馴染んでしまったという展開を期待しておきます。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

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パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

スター・トレック3/ミスター・スポックを探せ!

2014-07-21 21:03:36 | ★★★★★☆☆☆☆☆

監督 レナード・ニモイ
キャスト ウィリアム・シャトナー、レナード・ニモイ、デフォレスト・ケリー、クリストファー・ロイド、ジョージ・タケイ、ジョン・ラロクエット、ジェームズ・ドゥーアン
1984年 アメリカ
ジャンル:SF、シリーズ

【あらすじ】
23世紀。惑星ジェネシスでの激闘を終え、エンタープライズ号は地球に帰還するが、親友スポックを失ったカーク提督の心は重く沈んでいた。そんなある日、スポックを葬ったかの地で、謎の生命反応が発見される。カークは周囲の反対を押し切って、馴染みのクルーたちと共に再びジェネシスへと向かう。その頃、連邦と敵対関係にあるクリンゴンの戦艦もジェネシスの秘密を探るべく、動き出していた…。

【感想】
スポックのおっさんが生き返るとか3作目にしてもう何でもありですね。前作で自分を犠牲に仲間を守る姿に少し感動したことに対して損した気分になりました。「エイリアン4」のシナリオを思い出す。今回、ある人物が死にましたけど、これも次回作で生き返りましたって話になったらさすがに怒る。

劇場版の第3作目。スポックを生き返らせる話がベースになっているものの、クリンゴンとの対決とか惑星ジェネシスでの出来事等、非常に盛り沢山でした。その点で娯楽性は高いと言えるでしょう。

中でもラストの惑星が崩壊するスペクタクルな描写には結構ワクワクしました。他の映画で観たことありそうであまりないシーンだったので価値があると思います。これ以外にも仲間の死やエンタープライズ号の大破などの大きなイベントもあって割と濃い内容でした。

ただ戦艦での戦いの駆け引きがあっさりし過ぎていた点は面白味に欠けた点です。スポック復活の儀式がうさん臭かったのもマイナス。このあたりは茶番だと批判されても仕方がない所です。

続編の中にあってストーリーを大きく動かしたのは満足しています。本作で一通り完結していると言っても違いないので次回作は展開が全く読めませんね。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

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パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

アブノーマル・バケーション ~ある女優が堕ちるまで~

2014-07-12 18:11:09 | ★★★★★☆☆☆☆☆
監督 アダム・ニューツキー=ウルフ
キャスト ウィリアム・ボールドウィン、エステラ・ウォーレン、サラ・バトラー、ジェフリー・ピアース、カティア・ウィンター
2013年 デンマーク
ジャンル:サスペンス

【あらすじ】
誰もが振り返るほどの美貌、女優としてのキャリア、優しい夫、そして贅沢な暮らし。誰もが羨む人生を謳歌するエミリーは、一方で親友の自殺、誘拐、レイプというトラウマを抱え、幻覚に悩まされていた。療養のためにと、精神分析医の夫と共に地中海の美しい島へ旅立ったエミリーは、ある夜、悲惨な事故に遭ったという少女サラを保護する。

【感想】
このエロ小説のような恥ずかしいタイトル。決して釣られたわけではございません。90分程度でちょうど良かった。

医者の夫と共に保養地を訪れた大女優が、精神的に追い詰められてゆく姿を描いたエロティック・サスペンス。

主人公かつヒロインの女優さん、女優役であるにもかかわらず目に大きなクマがあって容姿的にミスマッチでした。率直にもっと綺麗な人にして欲しかった。内容がかなり過激なこともあって有名な人は引っ張ってこれなかったんでしょうね。キャスティングに不満を持ちました。「ドリヴン」の婚約者役の人ですか。あまり印象にはないですね。

内容もサスペンスというよりはホラーの印象が強いですね。トラウマから様々な幻想に悩まされる主人公の様子を映像化しているのでホラー映画と変わらないです。前半はそこそこ怖かった。サスペンス部分に関しても登場人物が実質4人しかいないので真相についてもなんとなく予想はできた範囲でした。主人公がじわじわ追いつめられるという感じがあまりせず、最初から最後まで同じように見えてしまうのは演出や演技面で難があると言わざるを得ません。

撮影機材が凄く良いものを使用しているのか、背景などの静止画の映像がきめ細かくかなりきれいでした。言ったら悪いが本作のようなマイナー映画でもこれだけの映像ということはかなり進歩しているのでしょう。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

ワールド・ウォー Z

2014-06-13 19:27:41 | ★★★★★☆☆☆☆☆

監督 マーク・フォースター
キャスト ブラッド・ピット、デヴィッド・モース、マシュー・フォックス、デヴィッド・アンドリュース、モーリッツ・ブライプトロイ
2013年 アメリカ、イギリス、
ジャンル:アクション、ホラー、サスペンス、パニック

【あらすじ】
その日、ジェリーと妻、娘2人を乗せた車は渋滞に巻き込まれていた。しかし、それはいつもの交通渋滞ではなく、街は徐々に謎の混乱へと陥ってしまう。全世界で謎のウイルスが爆発的に拡散し凶暴なゾンビと化した感染者が増殖、世界は90日以内に滅亡してしまう状況になっていたのだ。事態を収束すべく、元国連調査官のジェリーに任務が下る。彼は愛する家族と離れ、米軍と共に混乱する世界各地の感染地域を駆け回るのだが…。

【感想】
ワールド・ウォーというタイトルでありながら世界大戦の色は薄くゾンビ映画。

それまでのゾンビ映画との違いはブラッド・ピット演じる主人公が世界中を移動することで解決する点にあります。ミスリード気味のタイトルからして制作した狙いはここにあったのでしょう。ただこれをやったところで特別新しい面白さが生まれたのかと言われれば、決してそのようには思いませんでした。むしろゾンビ映画ならではの閉鎖的なじわりと空間で追いつめられていく部分が場所かかわることで一度リセットされてしまうので物足りなさを感じたところです。

また自分の中では「慰めの報酬」ですっかり信用できない監督になったマーク・フォースター。本作は変に真面目に作っているせいで小さな部分の粗が目立つように思いました。科学者が一瞬で退場するのは完全なギャグ狙いでしょうけど、中途半端に入れるくらいならやる必要なかったと思います。この監督、決してつまらないというわけではないのですが、どこかずれている気がしてなりません。

オープニングの映像による掴みは良かったのとラストはそれなりに緊迫感があったのは救い。

ゾンビが猛ダッシュしていても珍しく違和感を感じなかったのは自分の中でゾンビ映画というジャンルに入っていないからなのかもしれません。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

World War Z (Blu-ray + DVD + Digital Copy) (2013)[Import]
クリエーター情報なし
Paramount

華麗なるギャツビー(2013)

2014-06-07 21:37:35 | ★★★★★☆☆☆☆☆
監督 バズ・ラーマン
キャスト レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、キャリー・マリガン、ジョエル・エドガートン、アイラ・フィッシャー、ジェイソン・クラーク、ジャック・トンプソン、アデレイド・クレメンス、アミターブ・バッチャン、ヴィンス・コロシモ、ジャセック・コマン、バズ・ラーマン
2013年 アメリカ、オーストラリア
ジャンル:ドラマ、ロマンス、リメイク

【あらすじ】
1920年代のアメリカ。証券会社で働くニックは、隣の豪邸に住む大富豪ギャツビーが夜な夜な開いている豪華なパーティに参加する。招待客の誰もがギャツビーの素性を知らない中、本人と顔を合わせることができたニックは、徐々に彼との仲を深めてゆく。しかし、出来過ぎた生い立ちをはじめギャツビーの過去に疑問を抱き始めたニックは、対岸に住むいとこの人妻デイジーと彼との秘められた関係を知ることとなる。

【感想】
3D映画として公開されたようですけど、これを3Dにする意義が全く見当たりません。むしろ3Dにすると色調が暗くなるから逆効果でしょう。

2010年代になってこの作品をリメイクして果たして共感を得られるのかなと疑問に思っていました。実際にはそこそこ好評だったみたいです。個人的にはオリジナルでは不快レベルだったデイジーのクソ女っぷりがいくらか抑えられていた分、本作の方が観やすかったですが、その他の部分に関してはオリジナルの方が出来がいいように感じました。

ギャツビー邸で開かれているパーティーの派手さがオリジナルの2倍増になっていたと思います。監督がバズ・ラーマンだけに予想はできました。 リメイクした目的もこの部分を作り直すことにあったとのでしょう。本作を観たらオリジナルはしょぼいと感じるはずです。

一方でギャッツビーについてはレオナルド・ディカプリオよりもロバート・レッドフォードの方がしっかりと演じていたと感じました。ギャッツビーの人物像とは表向きは派手に振る舞っているけど、実は野心の塊で繊細な部分も持ち合わせていることにあると思います。レオナルド・ディカプリオではギャッツビーの持つこの他人に見せない部分が弱いように感じました。

オリジナルではギャッツビーがどうやって成り上がったのかとか具体的にどのような商売に手を染めていたのかについて十分に触れられていなかったのに対し、本作ではしっかりと表現されていました。おかげで疑問点が解決できました。

ちなみに未読である原作はアメリカ文学の最高峰と評価されているそうです。文学というよりはドロドロしたドラマみたいな内容という印象です。

出来自体はオリジナルの方がいいと思いつつも、人に薦めるならやはりリメイクの方ですね。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

華麗なるギャツビー ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産) [Blu-ray]
クリエーター情報なし
ワーナー・ホーム・ビデオ



アパリション -悪霊-

2014-05-17 22:45:43 | ★★★★★☆☆☆☆☆
監督 トッド・リンカーン
キャスト アシュリー・グリーン、トム・フェルトン、セバスチャン・スタン、
ジュリアンナ・ギル、リック・ゴメス
2012年 アメリカ
ジャンル:ホラー

【あらすじ】
大学生のベンとパトリック、そしてベンのガールフレンドの3人で試みた心霊実験が凄惨な結果に終わってから数年後。ベンは現在の恋人ケリーと郊外の砂漠へ引っ越し、新たな人生を始めていた。ケリーの両親から借りた閑静な家で静かな生活を楽しむ2人だが、家の中で奇妙な出来事が起こり始める。やがて過去にベンが心霊実験を行い、当時の恋人を死なせていた事実が判明し動揺するケリー。2人はパトリックに助けを求めるのだが…。

【感想】
作品の解説を読んでいたら「パラノーマル・アクティビティ」以降、“超常現象”を題材にした心霊ホラーがブームになっていると書いてあったが、地味ながらも継続的に制作されているような気がします。全体的にB級感のあるものが目立っていても一定のニーズはあるのでしょう。

過去に霊を呼び出す実験を行ったことから、奇妙な出来事が起こり始める。

その肝心の超常現象がどれも他の映画でみたようなありきたりな内容だったのがよくない。これでは凡作という印象を受けてしまいます。映像や雰囲気については悪くなかっただけにもう少し頑張って欲しかった所です。

ストーリーについても女は本来、実験とは無関係なのだから、とっととこの男と別れてしまえばいいんじゃないの?という根本的な疑問が浮かびました。また蘇った悪霊は地球を支配するのが目的みたいなことを言っていたのに二人の恋人同士の間でしか事件が発生していないというのも色々と突っ込みたくなります。

わりと淡々としたストーリー進行なので刺激の強いものを求めていた人には拍子抜けだったかもしれません。個人的には露骨に驚かせるような演出が少なかったのは好感が持てました。

主役の女、どこかで見たことあると思っていたら「トワイライト」の吸血鬼でしたか。全く気がつきませんでした。最近このシリーズはやたら叩かれているのでこの事実を認識していたらさらに悪い印象を持ってしまったかもしれません。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

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ワーナー・ホーム・ビデオ

逃走車

2014-05-12 18:46:39 | ★★★★★☆☆☆☆☆
監督 ムクンダ・マイケル・デュウィル
キャスト ポール・ウォーカー、ナイマ・マクリーン、ツシェポ・マセコ、ジス・ドゥ・ヴィリエ、レイラ・エイドリアン
2013年 アメリカ
ジャンル:アクション、サスペンス

【あらすじ】
別れた妻を追って世界一危険な都市、南アフリカ共和国のヨハネスブルグへやってきた米国人のマイケル。レンタカーに乗り込み先を急ぐ彼は、車内から携帯電話と拳銃を発見。不審に思った矢先、その携帯に刑事を名乗る男から電話がかかってくる。マイケルは「おとり捜査中の手違いで配車を間違えたので交換してほしい」と頼まれ、指定された場所に向かうが、車が泥道にはまった振動で後部座席から縛られた女が転がり出てくる…。


【感想】
リアルにスピードの出し過ぎで交通事故死してしまったポール・ウォーカーの遺作。運転していたのは本人ではないので本作や「ワイルドスピード」で自ら演じた役が本人に悪い影響を与えたということはないのでしょうけど、なんとも皮肉な話です。

今ではすっかり作られなくなったカーチェイスオンリーのワンシチュエーション映画を2010年代の映像で作ってみましたというのが見どころの一つ。アクションシーンは全て車内からの視点で描いています。

正直な所、私は作ってくれて嬉しいとはそれほど思わなかったです。同系統の昔の映画の方が好き。車内からの視点については最近のレースゲームをやっているのとそんなに変わらないと思います。その点で昔だったら価値のある映像だったのかもしれませんが、今ではそれほどでもないという印象を持ちました。それでも昔の映画と比べると間違いなく派手ではあると思います。ただそれだけかもしれません。もう一つ何かあれば良かったです。

ストーリーに関しては巻き込まれ型のサスペンス仕立てになっています。警察が人身売買に関与した証拠を判事に届けるという任務を主人公がいきなり負わされてしまう。なんとも都合のいい話です。映像の大半はカーアクションなので主人公の目的等はあくまでおまけ程度の目的だと言えます。悪い言い方をするなら非常に薄っぺらいストーリーです。余計なものはいらないからカーアクション見せろという人の希望は叶えていると言えるでしょう。そういう映画なのだと割り切るべきでしょう。

映画の内容以外の所で話題になってしまった作品でした。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

U.M.A. レイク・プラシッド ファイナル

2014-04-19 21:26:43 | ★★★★★☆☆☆☆☆
監督 ドン・マイケル・ポール
キャスト エリザベス・ローム、ヤンシー・バトラー、ポール・ニコルズ、スカーレット・バーン、ロバート・イングランド
2012年 アメリカ
ジャンル:パニック

【あらすじ】
アメリカ、メイン州の風光明媚なブラック湖では大量の巨大ワニが発生し、高圧電流によるフェンスで湖一帯を隔離する政策をとっていた。保安官テレサは、希少種であるワニを保護するべきと訴える生物学者と、危険なワニは駆除せよと主張する地元住民の間で板挟みになる。夏休みに入り、テレサの一人娘クロエがキャンプに参加。湖の安全地帯にもかかわらず、クロエはワニの襲撃を受けてしまう。通報を受け救出に向かうテレサだが…。

【感想】
シリーズ4作目の最終作にもかかわらず、存在すら知りませんでした。最終作から鑑賞するという変則パターンなので正しく理解できてない面があるのはご了承ください。オープニングのおばさんが血まみれの映像の意味がさっぱりわかりませんでしたが、前作までの内容ということですね。

色々検索してみた所、作品のコンセプトは動物パニック映画を90年代に蘇らせるということらしい。本作は2012年なので随分長いこと続いているのがわかります。これだけ長いことやったのだから最後くらいはハッピーエンドで締めても良かったのではないかという感想を持ちました。

ワニが車のスピードと同じ速さで追いかけてきているのを見て、これはギャグとして楽しむものだとすぐに把握しました。随分と都合のいいストーリー展開でワニが全力で襲ってくる最中に恋愛を描くというのも非常にミスマッチ。

またワニの攻撃が単調で最初から最後まで変わり映えしないので後半にかけて盛り上がるというのがなかったように感じました。

それでもB級映画としてならそこそこ楽しめました。ワニが容赦なく女子高生を食っている光景はなかなか笑えます。

怖いという感覚は全くないですね。むしろ笑いだと思う。正直、1~3作品観たいとはあまり思いませんでした。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

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2014-04-06 22:03:13 | ★★★★★☆☆☆☆☆
監督 ジョセフ・コシンスキー
キャスト トム・クルーズ、モーガン・フリーマン、オルガ・キュリレンコ、アンドレア・ライズブロー、ニコライ・コスター=ワルドー、メリッサ・レオ、ゾーイ・ベル
2013年 アメリカ
ジャンル:SF、アクション

【あらすじ】
エイリアンの攻撃によって人類が他の星へ移住し、もぬけの殻と化した地球。その監視役として残ったジャックは、ある日、墜落した宇宙船の中からジュリアという美女を救出する。しかし、目を覚ました彼女はなぜか初めて逢うはずの自分の名を口にする。彼女との不思議な縁を感じ過去の記憶に疑問を抱き始めたジャックは、地球にいないはずの人間で結成された武装集団と遭遇。リーダーを名乗る男から衝撃の真実を知らされるのだが…。

【感想】
SFに限らず、最近の脚本は本来は一本道のわかりやすいストーリーを様々な方法であえてわかりにくく崩した形にしているものが多いと思います。私はあまり好きではないのですが、この流れはしばらく続くのででしょう。

トム・クルーズ主演のSFアクション。「トロン:レガシー」の監督が再びSFを撮りましたと言ったところか。

最初に断わっておくとこの作品の最大のウリは4Kの解像度で撮影された点です。しかし残念なことにこちらは映画館では鑑賞しておらず、4Kに対応した映画チャンネルの配信でもなければ4K非対応のテレビなので大きなハンデを背負っています。「ゼロ・グラビティ」を自宅のテレビで見ても全く面白くないだろうなとは思うので環境は大事。

冒頭にも書いたようにストーリーが断片的で最後にパズルのピースが埋まるような形を取っているので映像よりもこちらに注意を引かれてしまいます。ただその割に衝撃的な真相と言えるものでもなかったと思います。「なるほどね」と感じた程度です。SFが好きな人に取っては割とお約束なストーリーだったのではないでしょうか。逆にこの手法を取ったことによって過去の掘り下げが足りないような印象を受けてしまいました。

連想する作品としては「月に囚われた男」が挙げられると思います。本作の方が世界観やストーリーの深さの共に弱いです。トム・クルーズではなくてもっと地味系の俳優の方が素材そのものを楽しめたのではないかと思っています。

個人的に廃墟の映像は非常に好きなのですが、本作にはそれほど魅かれなかったです。

オルガ・キュリレンコを久しぶりに見かけましたが、この人も期待されていたわりに出演作も少なく伸び悩んでますね。007に出ると売れないというジンクスがこんなところにも。打ち破ってもらいたいものです。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

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