LiveInPeace☆9+25

「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

「生徒・保護者アンケート」に疑問をなげかける番組「生徒がつける“先生の通信簿”」

2013-01-16 | 大阪「教育基本条例」

   1/15放送クローズアップ現代「生徒がつける“先生の通信簿”」は橋下・維新の会によってもくろまれている「生徒・保護者アンケート」を問うとてもいい番組だった。

※生徒がつける“先生の通信簿”(クローズアップ現代)
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3293.html

以下のページに番組の全文が書き起こされています。

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3293_1.html

 大阪で試行が始まっている「生徒・保護者アンケート」=生徒と保護者に教員評価についてのアンケートを行い、それを教員評価・給与に反映しようというものだ。教員はもちろん、保護者や生徒からも疑問・反対の声が上がっている。
 番組は大阪府立久米田高校での試行を取材する。生徒たちの評価に教育実践が左右されてしまうことを教員たちは危惧する。別の高校では、生徒が教師を評価するようになると生徒が教師を見下し授業が成り立たなくなるのではないかとの懸念も出た。しかし生徒たちは意外にも自分たちの評価が教員の給与を左右することの不安を口にする。ボーナス査定だけならまだしも、「教員評価最低ランク2回連続でクビ」はあまりにも重い懲罰だ。
 
 一方鳥取県岩美町立岩見中学校。ここでは、生徒アンケートの反応を教員の授業改善に役立てている。生徒から「わかりやすい」との評価が低かった教員の授業を他の教員が参観したり、「わかりやすい」と評判の教員の授業を当人が見学したりと、学校ぐるみ、学年・教科ぐるみで授業の改善に取り組んでいる。新人教員が先輩教員たちと議論しながら改善策を練りだしていく。英語と数学など異なった教科間でも、授業の進め方について多くのヒントを得ることが出来る。
 
 ある教員が次のように言う。アンケートは子どもたちのために授業がよくなるようにやっている。自分のやり方や授業方法を教え合ったり、教えられたりしている。もし評価が給与に反映され教員がランク付けされるようなことになれば、それを自分のものだけにして、他の教員に教えなくなるだろう。

 生徒・保護者アンケートは、教員への監視・懲罰だ。教員、生徒、保護者間の信頼関係をもなくしてしまう。教員間の信頼関係や協力関係も壊してしまう。同僚間、先輩と後輩の支え合いもなくしてしまう。番組は生徒・保護者アンケートの危険な面をストレートに伝えていた。

1.16大阪府教育委員会議に授業アンケート反対の声を!

(ハンマー)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。