8月の終わり、名前もわからない苗木と衝撃的な出会いをして、4か月の月日がすぎた。その場所を通る度に、目測で成長度を確かめるが変わらないように見えた。しかし以前の写真と比べてみると、根本にある葉も、本体の根本の部分が確かに成長していたのには驚いた。
最初私が、この地に来た時、南国みたいでこの街にマッチしてないと、思っていたが、今ではなくてはならない存在だ。ここのタウンが建設されて、半世紀が立とうとしている。今では数十メートルにそびえるフェニックス達。その間、人々の喜び・希望・悲しみや苦しみの声を聴いて成長したであろう。
大きく広がる葉が古代エジプトの伝説の鳥『フェニックス』の羽根を連想させるので、この名がついたらしい。6月頃見事な花を咲かせ黄色い実が鈴なりになる。暫くすると、そこら一辺沢山の実が落ちて、片付けも大変である。その中の一粒の種が転がって、芽を出し子孫を残していくのだろう。
私が観察しているこのフェニックスは、このままここに定着するのには、難しい場所だ。もう少し大きくなって、人が通るのに邪魔になったら、無残に切られないか心配である。(>_<)
R3.12月 撮影
R3.8月 撮影
R3.6月 撮影 花言葉<躍動感>