キュピリちゃんのNEWS FLASH

児童文学作家の名木田恵子さんに関するニュースを
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キャンディ・キャンディ Final Storyへのキセキ

2010年10月27日 | 妖精村からのお知らせ

夏のゆりかご 投稿者:名木田恵子 投稿日:2010年 7月29日(木)

“小説版キャンディ”について。

遅れに遅れてしまいましたが(ほんとは5月に刊行する予定)やっと、初稿を見終わりました。美しい装丁はすでに完成しているのに・・。全編改稿というのは、思いのほかきつい仕事でした。過去にまださいなまれていることが時おりの中断の原因だったかもしれません。けれど、改めれば改めるほど、漫画や過去と訣別でき、新たな世界が広がりました。そうするとまた、漫画の読者はいやかも・・と思ったりね・・。
でも今は、すべてがふっきれて、正真正銘のすがすがしい気分になれました。
上下巻。30代のキャンディの回想という形式をとったことで、改めて登場人物ひとりひとりに向き合うことができて至福の時間でした。

発行日が決まったら、またお知らせにきますね。





キャンディのFinal版のこと 投稿者:名木田恵子 投稿日:2010年10月14日(木)

みなさま、お元気でしょうね・・。すっかり御無沙汰してしまいました。

きょう・・やっとFinal小説版の“あとがき”のゲラを返しました。これでわたしの仕事は終了となります。
発売日が決定したとき,みんなにはやく知らせたかったのに・・。ごめんね。・・。
・・かなり落ち込むことがあって・・書き込めませんでした。(詳しくは事件HPで)
出版もされていないキャンディたちが、汚されたようでつらかったのですが、でも、それはそれ・・やはり、頑張ってよかった、と表紙や帯を見ながら思いました。

発売は 10月28日。 1680円。上下巻。

ちょっと高いね・・。はじめのお話しが<文庫版>で、気持ちが動いたのは<安価で届けられる>ってことだったのに・・。なんだか、だんだん贅沢な本になってしまって。
でも、ばらが咲き誇る表紙を見たら、はっちゃん、絵を描きたくなるかな? ローズさん、帯見てなんていうかな・・と、気持ちがだんだん高ぶってきました。
しょうこ大おばさまの想像通り、ほんとにきつい仕事でした・・。でも、喜んでくださってうれしい・・。

繰り返しいっていますが<続編ではありません>。
今までの小説版を全部書き直したのです。でも、なんだか計算上は300枚余は原稿増補になるし、30代のキャンディが回想しているし・・担当さんは“書き下ろし”といってくださるけど・・でもね、内容は同じです。
だから、あんまり期待しないでね。

ほんとうに時間がかかりました。
まだ半分、心が空を飛んでいます。
でもね、これでほんとにすべて、けじめとお別れができました。わたしにとって、ほんとのFAINALです。



なんだか気持のいい風が・・ 投稿者:名木田恵子 投稿日:2010年10月16日(土)

Final 版を書いて、ほっとしたことの一つは、今まで失礼していたポニー先生、レイン先生、ジョルジュたちにやっとフルネームを与えられたことでした。
アニメ化のときも聞かれて、「そのうちに・・」とかいっているうちに、終わってしまいました。必要なかったのね。
でも・・やはり、申し訳ないなあ・・と、ずっと思っていたの。今回はもちろん全員に。(スチュワートやメアリも・・そうそう、クッキーの本名も!)

困ったのは、アンソニーのお父さま。もともと決まった名前のある人たちがいて、古いノートに書いてあったのに・・またもや、見失って(我が家くらいさまざまなものが迷子になるうちは少ないと思う)しかたなく仮に(記憶にあった)“レイモンド”に。
でも、よかった!書いている間にノートが出現。見ると“ヴィンセント・ブラウン”でした!
“レイモンド”になんとなく違和感があったのは・・
「えっ!? レイモンド・ラガン!?」
・・ニールとイライザのお父さまの名前でした。
なんで、そっちが記憶に残っていたのでしょう・・??

・・といった裏話のくだらない話題でした。

みんな、ありがとう!



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去年の名木田先生のお誕生日チャットの席で初めて教えていただいた、新しく生まれ変わるという小説版キャンディ執筆中のニュースは、本当にうれしいサプライズでした。
それから約1年・・・。
ついに発売日が決定しました♪

10月28日 忘れられない日になりそうです。