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ニューヨークとわたしの日々

劇的紀行 深夜特急

2006年06月17日 | movie
沢木耕太郎さんの 「深夜特急」 。言わずと知れたバックパッカーのバイブルで、私もかなりの昔から何度も読んでますが、実写版ドラマのDVD 「劇的紀行 深夜特急」 も持っています。原作とはまた違った意味で見ごたえがある。



▲この実写版、次々に映し出される風景は、旅をしている時の目線そのものです。美しく静止した写真ではなく、リアリティを持って動いているそれは、ストーリー以前にその映像だけでもう、ウワ~っとその気分になる。実際にこういう街の片隅でこんな風に旅情だらけになっている時の、内面の感覚がよみがえってくる。

私は個人的には、インド⇒パキスタン⇒イラン⇒トルコのくだりが好き。ちょうどこの↑、ビデオのチラシに映っているのはパキスタンとかその地域でしょう。ちなみにこれは、かなり昔(おそらく10年近く前)に買った文庫本に挟まれていたチラシです。なんとも言えず心惹かれるものがあって、それから後生大事にずーっと取っておいたもの。DVDを一気に大人買いした今も、捨てられない。

沢木役の大沢たかおは当たり役。深夜特急のルートに沿って撮影が進むにつれ、次第に素で旅を続けている風情になっていきます。大沢たかおの常人さがいい。肉体も精神もマッチョではなく、かといって繊細すぎでもなく、ひとり旅をしている時特有の心の揺らぎや一瞬の衝撃が己の主義主張に覆い隠されていない、常人。

俳優さんである彼だけれど、プライベートではバックパッカーでもあるらしい。休みが取れると、ひとりバックパックを担いでフラリと出ていくと読んだことがあります。


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2 コメント

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Unknown (mikiko)
2006-06-24 13:17:12
コメントのお返事はできませんが、私の思いで話し。旅を知ったのは幹が大学1年の初めての夏休み。当時まだ旅に詳しい知人もいなく、又性格上、何も調べる事無く適当な準備をして旅立ったのですが、なにぶん手荒いの習慣が無かった私は、大量の使い捨てパンツを買ってしまいました。実に無駄な金を使い具合が悪い上、天候により左右されるものでありました。ある日大雨になった日の事です。もちろん私はずぶぬれ、その後、雨宿りがてらに入ったカフェで、ようをたそうとお手洗いにいったのですが、その時はいているはずのパンツがほぼ形をとどめるどころか、既にパンツではなくなっていました。ほぼノーパンと同じ状態でした。未だにその使い捨てパンツが私の実家の物置に眠っている事がくやまれます。では

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やっぱ手洗い (life)
2006-08-27 00:37:11
> mikikoちゃん

使い捨てのパンツって、日本のエステで施術中に着けるようなやつでしょ? あれはゆるゆるで落ち着かないよね。あれは水に溶けるのね…

バックパッカーなのに大量の下着を抱えて旅するっていうのはもう、すでにシュールの域で、別の意味でスゴいと思います。大荷物でバックパックすっごく重かったって言ってたよね。45リットルでずっと通してしまった私には考えられないよ!

やっぱ旅の1日の終わりは、シャワーのついでに下着とTシャツを手洗い、手洗い!



…ちなみに私だって、さすがに普段は手洗いの習慣はないっす。

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