
投稿者:小形 真訓 小学館文庫 ¥457 投稿日:2004/03/03(Wed) 09:48
「日曜日 部長は牧師になる」という本を読んだ。
会社員をしながら、小説を書いている人というのは聞いたことがあるが、この著者は、なんと日曜日ごとに牧師をされているのだそうだ。しかも、とくに神学校出身というわけではなく、まったくの素人(もちろん洗礼は受けているが)集会前日の土曜日に聖書註解やいろいろな資料をもとに独学で説教の原稿をつくるのだそうだ。著者が牧師をされているこの教会は、昔からその地域にある教会ではなく、近所の自治会の集会所を借りて、著者自らがスタートさせた教会で、驚くことに35歳のときから今まで25年間かかさず毎日曜日に集会を開いたということだ。
しかも、この著者は積水化学工業の広報部長をここ5年間つとめていたとのことである。
35歳といえば、僕と同い年。なかなかそういう事をやろうという勇気がわいてこない。著者に比べるとぜんぜん足元が固まっていない気がする。キリスト教にちょっと興味がわいてきた程度だ。教会に行くのも億劫なのに、自ら教会を作るという行動力がすばらしい。そういう人だからこそ、会社でも認められる人になるのだろうか...。
心にしっかりとした軸を持って生きるのは大事なことだ。「僕も何かしなければ」と言い始めてもう10年ぐらいになるなあ...。
「日曜日 部長は牧師になる」という本を読んだ。
会社員をしながら、小説を書いている人というのは聞いたことがあるが、この著者は、なんと日曜日ごとに牧師をされているのだそうだ。しかも、とくに神学校出身というわけではなく、まったくの素人(もちろん洗礼は受けているが)集会前日の土曜日に聖書註解やいろいろな資料をもとに独学で説教の原稿をつくるのだそうだ。著者が牧師をされているこの教会は、昔からその地域にある教会ではなく、近所の自治会の集会所を借りて、著者自らがスタートさせた教会で、驚くことに35歳のときから今まで25年間かかさず毎日曜日に集会を開いたということだ。
しかも、この著者は積水化学工業の広報部長をここ5年間つとめていたとのことである。
35歳といえば、僕と同い年。なかなかそういう事をやろうという勇気がわいてこない。著者に比べるとぜんぜん足元が固まっていない気がする。キリスト教にちょっと興味がわいてきた程度だ。教会に行くのも億劫なのに、自ら教会を作るという行動力がすばらしい。そういう人だからこそ、会社でも認められる人になるのだろうか...。
心にしっかりとした軸を持って生きるのは大事なことだ。「僕も何かしなければ」と言い始めてもう10年ぐらいになるなあ...。
「小形 真訓 小学館文庫 ¥457 」さん、ありがとうございました。まさか著者ご本人ではないですよね(笑)。
「日曜日 部長は牧師になる」は、出版された時に割と話題になって、一般紙でも取り上げられてました。産経新聞の切り抜きがあるので、そのうち打ち込んでアップしますね。
まえに書いた新聞記事の切り抜きをアップします。
産経新聞2000.1.24「人」欄
小形 真訓(おがた まさのり)さん
「部長は牧師になる」を出版 積水化学工業 前広報部長
横浜市生まれ。慶応大経卒。昭和37年積水化学工業に入社。平成6年から昨年4月まで広報部長。妻と2人暮らし。「退職後の予定は、神様にお任せですね」。60歳。
「企業の中で、こんな事をやってもいいんだと若い人が思えるきっかけになれば」と目を細める。
「日曜日 部長は牧師になる」(小学館文庫)を出版した。平日は企業の広報マン、週末はキリスト教の伝道師という異色の人生記録だ。三十歳の時、東京営業所近くの理髪店で聖書の一節に触れ、やがて教会に足を運ぶようになってクリスチャンとなった。
「後から考えると、未知のものへの飢餓感があったのかもしれない」
昭和四十九年、新設の大阪本社広報部に異動し、大阪府交野市に転居した直後に妹が病死。生と死について語りたい気持ちが強まり、地元の集会所を借りて、近所の人を相手に日曜学校を始めた。
通勤時や自宅で説教の原稿を思索し、土曜日に一挙に書き上げる日々。勤務時間中は仕事に集中したが、退社後の付き合いは断り続けた。仕事に追われ、原稿をテープに録音してしのいだことも。
四半世紀が過ぎ、今では自前の建物に中学生から七十代まで約二十五人が集う。伝道師を続けられたのは「肩に力を入れ過ぎなかったから」と振り返る。昨年から広報部長職を離れ、広報担当役員付に。そして三月に定年退職を迎える。競争社会でも、だれもが幸せを感じられる何かを見つけられれば」 それが、今の実感だ。(経済部 栗川喜典)
昔、ハヤカワ推理文庫でラビシリーズというのがあって、ユダヤ会堂のラビが探偵役で登場する作品がありました。そのタイトルを踏まえていますが、一般信徒なんですがいわゆる伝道集会を組織されているということですね。
またどこかで探して拝見したいと思いますね。
yahooブックスにありました
http://books.yahoo.co.jp/book_search/author?author=%BE%AE%B7%C1%BF%BF%B7%B1
また掲示板を再開しようかな...