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投稿者:librarian 投稿日:2004/03/25(Thu) 18:13
著者:内田和彦、ハロルド・ネットランド
分類:入門書
雑誌「百万人の福音」での連載を単行本化したもので、弁証論(apologetic)のジャンルの一冊。日本人とキリスト教、神の存在、科学とキリスト教、悪や苦しみの問題、聖書の信頼性、イエスについて、イエスの死と復活、宗教多元主義、信仰の決断などについて解説。
弁証論の性格上、「光あるうちに」などと比べると、論証の厳密さを優先してわかりすさを少し犠牲にした感じではある。といっても、なるべくわかりやすく説明したいという配慮が随所に見られる。深くものを考える性格の人には、このタイプの書物も必要である。
第8章では、宗教多元主義がテーマとして取り上げられている。「どの宗教でもまじめに信仰してまじめに生きていればいいではないか」という考えは、日本人のメンタリティにしっくり来て、日本のキリスト教会の中でも、特に信徒層では強い影響力をもっている。このためこのテーマに取り組んだことはとても意義深い。
このジャンル昔は翻訳物がメインだったが、日本人の手によるオリジナルなものが増えており、今後の展開が楽しみである。
著者:内田和彦、ハロルド・ネットランド
分類:入門書
雑誌「百万人の福音」での連載を単行本化したもので、弁証論(apologetic)のジャンルの一冊。日本人とキリスト教、神の存在、科学とキリスト教、悪や苦しみの問題、聖書の信頼性、イエスについて、イエスの死と復活、宗教多元主義、信仰の決断などについて解説。
弁証論の性格上、「光あるうちに」などと比べると、論証の厳密さを優先してわかりすさを少し犠牲にした感じではある。といっても、なるべくわかりやすく説明したいという配慮が随所に見られる。深くものを考える性格の人には、このタイプの書物も必要である。
第8章では、宗教多元主義がテーマとして取り上げられている。「どの宗教でもまじめに信仰してまじめに生きていればいいではないか」という考えは、日本人のメンタリティにしっくり来て、日本のキリスト教会の中でも、特に信徒層では強い影響力をもっている。このためこのテーマに取り組んだことはとても意義深い。
このジャンル昔は翻訳物がメインだったが、日本人の手によるオリジナルなものが増えており、今後の展開が楽しみである。