全日本ツーリングカー選手権が、
グループAの規定で行われました。
1987年トヨタが総合優勝を狙うには、
トヨタのスープラをベースに開発しました。
スープラはセリカＸＸ（ダブルエックス）の外国版で、
今までのセリカはＦＲで、ＦＦ化されると、セリカＸＸはスープラの名前で販売されました。
トヨタとTRD、そしてトムスが開発し、
1987年の菅生でスープラがデビューし、
優勝しました。
エンジンはクラウンの3000ｃｃの6M-GEから7M-GEに変更し、
シングルターボを装備し、
ソアラにも搭載されました。
排気量が3000ｃｃで、
当時のグループA規定ではターボの件で、問題がありました。
スープラのライバルは外国車はフォード・シェラで、
日産はスカイラインGTSクーペをベースにGTS-Rでした。
スープラはさらにターボを進化した、ターボAを発売しました。
270馬力で、結局総合優勝は成らず、
1988年から1989年までインターテックで日本車最高位を出しました。
そして追い討ちをかけるように1990年日産がスカイラインGTS-Rから、
2600ccツインターボを搭載しフルタイム4WDのスカイラインGT-Rが登場し、
スープラの戦闘力が衰え、もう優勝する事が出来ず、
関谷正徳選手、小河等選手がシーズン途中で、
スープラからAE92カローラに変更しました。
その結果、トムスは1990年一杯でスープラを撤退し、
カローラでやる事にしました。
スポンサーはミノルタカメラ、1989年からカーオーディオの富士通テンでした。