＜菅総務相＞「ＮＨＫ19年度 予算審議」

「ＮＨＫ19年度 予算審議」 の番組を看ていると表現しにくい 苛立ち を覚える。

＜菅総務相発言の背景＞
これまでの菅総務相による ＮＨＫに対する発言は 自民党内の意見を声にしているだけだと云いたいようだ。 菅氏は笑みを浮かべながら堂々と云いのけた。

それでは 公共放送に対する政治的介入行為は 菅総務相個人に留まらず、政権与党である自民党の意思だという事になる。　政権与党である自民党はそれほどまでに 無分別で到底政権を任せておくには値しない政党であると 菅総務相は云いたいようだ。

＜国民が知りたい相手が違う＞
天下り問題： ＮＨＫを退職後 ＮＨＫの子会社に天下りするケースを質問に上げた。 子会社の役員のほとんどが ＮＨＫからの天下りだという。 => だがこの 天下り が、省庁等から天下ってきた官僚が 次に ＮＨＫ子会社に天下るのかは判らない。

費用開示： 出席した委員（議員）は、ＮＨＫの番組制作費、出演者への支払い報酬額、その他費用を開示せよと迫った。 しかしそんな事より重要なのは 天下り官僚らに支払われる金額なのだ。

＜茶番はロス（無駄）だ＞
結局この予算審議とは 政権政党の茶番なのだ。 発言者によるＮＨＫへの批判を聞いていると 自分たちの政治姿勢が受ける国民からの批判内容を、ＮＨＫへぶつけている気がしてならない。 政権与党を替えてみないとこの発言内容が妥当かどうか判断しにくい。

ＮＨＫ予算審議番組は看ている事すら 時間の無駄だ。 来年こそは発言者／発言内容のレベルアップを期待したい。

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