[個人史]: 愛用鍋、 貧乏学生時代史
<マイ・ラーメン鍋>
新聞奨学生 最後の年、 次の アルバイトを探し ながら 貧乏生活に陥っていたときに買った鍋だ。 いわゆる 奨学生最後の給料で買った 鍋 である。
職を失ってからは、学校から帰ると 毎夜、即席ラーメンと8枚切り食パン一切れにレタス一枚を乗せ ちょっぴりマヨネースを伸ばしたものが 定番のディナーだった。
毎晩一ヶ月以上も同じメニューでも 何の不満もなかった。 こころが満ちていたからに違いない。
<マイ・ラーメン鍋>
元々は写真の鍋右側に 木製の柄が付いていたのだが 10年ほど前に折れて取れてしまった。
一旦は捨てようかと思ったが、20数年ほども愛用していた即席ラーメンに最適な鍋だ。 厚めのハンドタオルで支えながら使ってみると 不便もないので捨てられもせずに使っていた。
(何が最適かと云うと、ラーメンはこのまま食べるのだが 最後のスープを飲み干すときの 縁の曲がり具合「R」がちょうど良いのである)
<そしてとうとう...>
何度も空だきしてしまい、内側が繰り返し真っ黒になった鍋である。
一昨夜、野菜を煮ようと水を入れ、コンロにかけた。 野菜を切って鍋に入れようとすると コンロが水浸しだ。 やはり 水を入れたとき 鱗(ウロコ)のような黒片が浮いたので 「おかしいな?」 と思っていたが案の定、 穴が空いていた。 なんとも、 焦がした黒片が 長い期間 こびりついたままで 鍋の穴を塞いでいたのである。
そしてついに、 30数年もの間、 ラーメンを作り続けてきた 片手鍋は その歴史を閉じたのだ。
(記)
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<マイ・ラーメン鍋>
新聞奨学生 最後の年、 次の アルバイトを探し ながら 貧乏生活に陥っていたときに買った鍋だ。 いわゆる 奨学生最後の給料で買った 鍋 である。
職を失ってからは、学校から帰ると 毎夜、即席ラーメンと8枚切り食パン一切れにレタス一枚を乗せ ちょっぴりマヨネースを伸ばしたものが 定番のディナーだった。
毎晩一ヶ月以上も同じメニューでも 何の不満もなかった。 こころが満ちていたからに違いない。
<マイ・ラーメン鍋>
元々は写真の鍋右側に 木製の柄が付いていたのだが 10年ほど前に折れて取れてしまった。
一旦は捨てようかと思ったが、20数年ほども愛用していた即席ラーメンに最適な鍋だ。 厚めのハンドタオルで支えながら使ってみると 不便もないので捨てられもせずに使っていた。
(何が最適かと云うと、ラーメンはこのまま食べるのだが 最後のスープを飲み干すときの 縁の曲がり具合「R」がちょうど良いのである)
<そしてとうとう...>
何度も空だきしてしまい、内側が繰り返し真っ黒になった鍋である。
一昨夜、野菜を煮ようと水を入れ、コンロにかけた。 野菜を切って鍋に入れようとすると コンロが水浸しだ。 やはり 水を入れたとき 鱗(ウロコ)のような黒片が浮いたので 「おかしいな?」 と思っていたが案の定、 穴が空いていた。 なんとも、 焦がした黒片が 長い期間 こびりついたままで 鍋の穴を塞いでいたのである。
そしてついに、 30数年もの間、 ラーメンを作り続けてきた 片手鍋は その歴史を閉じたのだ。
(記)
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