♪今日はコサージュ気分♪アートフラワーのコサージュ、ブライダルブーケを制作。いつまでも花作り人でいたいHANAOBU

もの創りであることに幸せを感じている制作日記です◆主にoriginalのコサージュを創っています◆

深雪アートフラワーの新着色法

2007-07-28 15:55:31 | 深雪アートフラワー材料
長年の置き土産か、毎日座って過ごす時間が多いせいか、腰痛?それとも坐骨神経痛?時々辛い日々が押し寄せます。まあ、仲良く付き合うことにして今日は深雪アートフラワー材料の「ミユキカラー」を使用しての「新着色法」について説明をさせていただきます。

従来、深雪アートフラワーでは染色の際、何種類かの染料を調合して色を作り出すという調合法取っていましたが、染色の前の色作りが上達するまでには非常に難しく、一つのお花を完成させるまでには大変な苦労をしたことを思い出します。深雪アートフラワーの調合法でアートフラワー作りを経験なさったベテランの方は、「ソウソウ」とうなずいていると思います。やっといい色が出て色見本もとり、染め上げ乾燥させてみると、こんな・・・布によって発色が違って・・・気に入らない何度となくありました。
こんな調合法が改良され、できたのが「新着色法」という方法で深雪アートフラワーでは10年以上前から取り入られ、その技法によりアートフラワーを最高度に表現できると「飯田倫子先生」の数ある著書の中でもその方法が詳しく掲載されています。それは単色または、2色を混合したもの等を白い布の上に重ねながら、布の上で調合される美しい色合いを見ながら染色する方法です。立体絵画と言われてきた、アートフラワー本来の姿に最も近い手法と著書の中では書かれています。
それも、年々染料の研究も進んで良質な品が入手しやすくなり、同時に色彩の種類も増えたので、これを利用して考慮されて誕生したのが「新着色法」です。「新着色法」ができた当初は粉末の染料でしたが、その後環境問題を考慮してチューブ入りのゼリー状の染料を利用することになりました。ゼリー状の染料は色がとまりやすいので、上手に使用すると、今までより以上に絵画的に着色できる楽しみがあります。(布によって乾いた時の発色が違うなどということもなくなりました。)

「新着色法」になってから、LY(レモンイエロー)・グレー・マロンの3色が染の時良くでてきます。これらの3色を上手に使い分けると、アートフラワー独特の透明感のあるやわらかい色彩が初めて手がける方にも無理なく着色できると言われています。これらの色は下塗りとして使われることが多いのですが、LY(レモンイエロー)は色彩に透明感をだす、グレーは主に寒色系の下塗りに適応、マロンは暖色系の下塗りに適応します。
「新着色法」の本の中で、染料の濃度のことも説明されていますが、これだけは、お料理の様に適量を計り説明するのは無理があります。
どうぞ、布の上で色を重ねる楽しみを繰り返し経験してください。

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