こちらの斜茎針が製造されなくなってからかなり年数が経っています。
代替品がその後無い為、お問い合わせがとても多いんです。
メールやお電話でその場合は、こんな具合にしたらどうですかと説明させて
いただいているのですが、「もう製造されていないんですよ」と
お話させていただくと「あぁ~」とがっかりなさった様なお声があります。
斜茎ごてを使う時必需品なので分かります。
斜茎針の特徴は先端がカギ型になっていて長さ8cm位あります
2本並んでいる右の針は普通の縫い針で4cm位です
斜茎針の代わりとして、
①ハダカワイヤー、②縫い針に糸を通し使います。
斜茎針なら針のカギ型の部分を布に引っ掛けて使う時の様に
ワイヤーは先端を布に通したら、しっかりカギ型におり抜けない様にします。
糸の場合も同じく抜けない様にコブを作ります。この時の針は
斜茎ごての巾より少し長い物を使います。斜茎針の様に8cmなくても大丈夫。
後は斜茎ごてに通しますが、先ず私は布の先端の両側を少しカットして
細くします。その方が通す時にやりやすいので、ずっとそうしています。
また、必ず軽く湿らせてからコテに通します。
斜茎ごては穴のサイズが、No.1、No.2、No.3と3種類あります。
画像はハダカワイヤーを使っています。
良く見るとNo.がコテに刻まれているので、そちらの面の大きな穴に入れ
少し引っ張り気味にして通したら、抜き出した茎(ループ状になったもの)を
すぐ出した面の大きな穴にもう一度通すと、しっかりとした綺麗なループ状になった
茎が仕上がります。
私も始めは、ループ状になった茎が、中でひっくり返ったりして上手く
できませんでしたが、慣れてくると斜茎針がなくても出来る様になります。
こての柄は斜茎ホルダーにしっかり固定して使用すると、両手が自由に
使えるので茎布を少し引っ張り気味に通すのも楽です。
先日 「うす絹のテープでもできますか」 とお問い合わせがありましたが、
うす絹のテープはたて地テープです。
斜茎を作る時は必ずバイヤス地でお作りくださいね。