風の向くまま 気の向くまま

風と気の向くままに、日常を。

いやもう、悔しいわあ

2006-07-10 21:54:56 | 本とか
我孫子武丸 著  「探偵映画」

タイトルに惹かれて衝動買い。

あらすじ
 とある映画制作会社に勤める青年が主人公。秀才監督がスタッフにも俳優にも結末を教えずに製作している映画。ところが、製作途中で監督が失踪してしまう。残された人たちで映画を完成させようとするも、結末は監督以外誰も知らない。さあどうなる?ってな話。


正直、途中で読むのやめようかと思ったりもしました。ところが全く予想外の大どんでん返しの結末に、完膚なきまでに打ちのめされました。あまりの結末に、もう悔しくて笑ってしまいました。

叙述トリックって奴は、場合によるとふざけんなと思いたくもなるが、この作品はそんなことなし。純粋に楽しめました。



しかし、同じ作家の作品「殺戮にいたる病」は、思わず「ザケンジャネエゾ、コノヤロー」と怒りに駆られてしまいました。うーむ、他の作品も読むべきか読まざるべきか。

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