気が向いたので⑤ ～はるばるきたぜ、千枚田～

そんな訳で、こんなところまでやってきました。
地図を見ればよく分かりますが、名古屋からここ、能登半島の輪島市までは直線距離で約２５０Km。実際にはぐるぐる走り回ったので、ここまでの走行距離はすでに３８０Kmです。
いくら朝早く出たといっても尋常じゃないペースで走ってるな。だってまだ１２時半だもんな。


それはさておき、千枚田。なんか狭くなったような気がする。７年ほど前に見に来たときはもっと広かったような気がしたけどなあ。それにこれなら前に和歌山の山奥で見た棚田のほうがすごかったな。などと思いつつ、ここを折り返し地点にして南下を開始です。


途中、通りがかりの食堂で食事をしていると、突然隣のテーブルに座る家族連れのおっちゃんから声をかけられる。
「おお、また会ったなあ。」
へ？どちらさんですか？まったく会った覚えが無いんですけど。
話を聞くとなるほど、こっちに会った覚えが無いわけだ。会うというか遭遇するのは４回目とのことだが、おっちゃんが言うにはこういうことだった。

１回目　金沢市内のGSで給油中に隣にいた。
２回目　能登半島有料道路で路肩に止まっていところを目撃した。
３回目　千里浜で追い越して行ったと思ったら引き返してきてすれ違った。
４回目　とある食堂にくると見覚えのあるバイクがやってきた。

確かに金沢で給油したし、ゾロ目を撮るのに路肩に止まってたし、千里浜も往復してた。間違いなくオレだな。おっちゃん曰く、GSで店員から給油ノズルを奪ってるライダーがいて、そのライダーが行く先々で妙なことをしてるようで気になっていたらしい。
ちなみにセルフでもないのに自分で給油したのはバイトねーちゃんがまだ新人で、バイクに給油したことが無いと言われたから。他の店員とかも忙しくてこっちにこなかったので自分で給油した次第です。そのことが隣で見てて非常に気になったとのこと。

そしてせっかくだからとお誘いを受けて、おっちゃんと家族と一緒に食事をし、またどこかで会ったらすごいなあ、などと挨拶をして別々の方向に走り出したのでありました。


つづく