≪完全なる飼育 秘密の地下室≫視聴 2007-11-25

（2007-11-25付記事を再掲載しています）


≪完全なる飼育　
　　　　秘密の地下室≫


雨が地面を激しくたたきつける公園で、
梨里（しらたひさこ）は恋人ヒトシ（松山ケンイチ）から
ボロボロになるまで殴られ捨てられた。
その様子を物陰からじっと見つめていた男、
タケル（山本太郎）は、気絶した少女を連れ去り
洋館の屋根裏部屋に監禁する。
タケルは、過去のトラウマから言葉と昔の記憶を失っていた。
屋根裏部屋に閉じ込められた梨里は、
なんとか逃げ出そうとするが、
傷の痛みからまともに動くことも出来ない。
しかし、記憶喪失の後遺症から発作をおこして苦しんだり、
自分のために精一杯の気遣いをみせるタケルと暮らすうちに、
二人の関係は奇妙なバランスを取り始める。
ある日梨里は、タケルと深い結びつきを持つ
謎の女・隆子（加藤治子）の存在と、
タケルに秘められた過去の一部を発見する。
隆子は記憶の失ったタケルを飼育していたのだ。
そして、タケルの記憶を取り戻す鍵は、
すべてを封印した地下室にあった・・・
　　　　　　　　　　（すみません、どこかの解説より）


松山くんの出てくる場面は冒頭とほぼ終わりの部分だ
とってもいやな男である
女に貢がせて、しかもＤＶなのである
すごく綺麗な顔をしているので
そのギャップがすさまじい
どこかであるじゃないですか、
男前だと実はいいひと？みたいな願望（笑）
でも、ものの見事に裏切られる
雨のなかに突き飛ばし、鼻血を出させちゃう
そして「３０万ぽっちもつくれねえのかよ！」
と毒づきながら、
ハンカチで血をぬぐってやったりするのだ
このへん、Ｓ男ったらうまいね

結局この女の子が監禁されるに至るのだが
正義の味方はいない
松山くんなんか
終わりにぺろんと出てきて、
また別の女の子に同じこと言ってる
鬼畜ではある

松山くんの恋人役の女の子（しらたひさこ）は
目につよい力をもっている
監禁する犯人（山本太郎）に精神的には屈しない
どこまで行ってもかっこいいのだ

ところが犯罪心理学でもあるらしいのだが
犯人と被害者のあいだに奇妙な連帯感が生まれるらしい
少しずつ犯人と被害者の立場が逆転してゆくところは
とても興味ぶかいものがある

Ｒ１５指定だけあって、
終盤かなりな色っぽいシーンが展開される
でも必然があるのでいたしかたない

頭としっぽ（笑）に松山くんが出てくるので
がんばって観て下さい

はっきり言って松山くんはとっても美形です
でも台詞のいいまわしが一本調子なので
聞いているほうがちょっと緊張します（笑）
今どんだけうまくなってるか確認できます！！
しかし、あのＳ男、
美形ぶりとともに、
相当のおんなったらしと見た（笑）