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お別れホスピタル 2話&3話

2024-02-18 | 松山ケンイチ



お別れホスピタル 2話&3話

【お別れホスピタル】2話ダイジェスト 毎週(土)夜 10時 | 岸井ゆきの | 松山ケンイチ | NHK


2話の感想を書いてから、3話を観ようと思っていたのですが、
切れないんですよね、続きが気になりすぎて。
もうね、頭の中には、あの場面のいくつかですよ、
ずっと「おい」で呼びかけられる人生なんか送りたくないと思いましたね。
夫が昭和なオヤジでなくてよかった^^

久田さん(高橋惠子さん)が病床の夫に「早く逝ってください」と、
小声で諭す、あるいは叱咤する?ように囁く言葉に戦慄を覚えました。
愛していたのか、憎んでいたのか、のまさに愛憎の果てに、「早く死ね」
夫が強いたこれまでの人生への怒りなのか?と思ったり、
昭和の女性らしく、周囲に迷惑をかけたくない思いがこんな時にも表れたのか・・、
とにかく衝撃的で、家族にはどういう感情にかられても、言いたくない言葉だと思いました。
意趣返しなんでしょうか。満を持してのリベンジ?ひえええええ。
いやあもうね、あのシーンだけで2か月くらいは悩みまするーー。

赤根さんの咳もね、ぜったい何かある!と気になって気になって。
それがもう、視聴者全員の予感的中ですよね、告知シーンで涙腺決壊しました。
料理上手な親思いの息子のために頑張ってきた赤根さんがかわいそうすぎる!
佐古さんちのお母さんが同じ病気で、後に残すことになる娘と自分の生死を思い、
間違った選択をしようとして、助けられるじゃないですか。
(大後寿々花ちゃーん、こんなところで再会できるとは!
セクシーボイス&ニコの時から何年たったんだ?!)
赤根さん、大好きなキャラなんですけど、うう、ドラマの世界と割り切れず、
「奇跡なんかがあると思っちゃうんだよ」的本庄さんの言葉にすがりたくなっちゃいます。
ステージ3だよ、なんとかなってくれい!!!

そういえば、本庄さんが現れてビビったーー!
辺見さんが屋上に出るとき、そこにいたらどうしようと思って怖かった~(;^_^A
広野先生も観たんですよね、「本庄さん・・・」って言ってましたよね。
なんで現れたんだろう、あとでドラマをもう一度観たいところです。ちょいびびりつつ。

辺見さんと妹さんの、普通な和める場面があってよかったーーー。
28歳という若さが重積と察してあげられる人生の辛さに、ほの明るく、あたたかな日差しが
見えたような気がして、妹さんの頭をなでてあげたい気分になりました。
あの妹さんを介して、われらが松山さん演じる広野先生、の、まさかの陰キャラだった???な
過去が明かされてびっくり。いやあ、妹さん、エエ仕事してくれました。
辺見さんだけだったら、過去語りはしなかったよ、広野先生。
初回はお育ちのよい青年医師、ってイメージで、辺見さんのキャラもクセありじゃん、などと
飲みの場面で思ってたのが、妹に伝えられた、焼き鳥串はずしエピソード(( ´艸`)
人間って、まるっと円なひとなんていないんだなあ。
辛うじて、円に見えなくもない、でこぼこで、内側にへっこんでたり、
外側に尖ってたりするんだなあ、どっちもよしよししてあげたいよね、お互いにね、と思いました。
ケンさんと呼ばれる、南さんと安田さんとのケンカ!
安田さん、ええひとやん、南さんを救ってくれてありがとう。
介護されるひとが救われるひと、というだけではないことも学びました。
3話でも、樫山文枝さん演じる福山さんが登場、
ドラマの枠の外から、すごいなあ、この顔ぶれ、主役級のひとたちがこうも登場とは。
などと思う贅沢。
でも、ドラマを見始めると、役者さんたちがどうの、ではなくて、
このドラマのリアリティと切実さ、ひとびとへの愛しさに、
ずっと一緒にいたくなるのです。
次回で終わってしまうなんて、悲しいよね、しんどいですよね。
うう、早くもロス決定の神ドラマです。
広瀬先生のエピソードが明るいといいな、でもう少しあるといいな。
赤根さんがどうか泣かずに前をむけますように、
辺見さん姉妹が楽しくあれますように、などと祈ってしまうのでありまする・・・。



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2 コメント

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Unknown (まろうさぎ)
2024-02-20 20:01:25
第2話は、本当に衝撃的でした。今日子さん(高橋惠子さん)が穏やかであっただけに、あの最後の一言は・・・。そして、なにより私にとってホラーだったのが、娘には「理想の夫婦」に見えていたという点。「おい!おい!」と呼びつけられて「はい、はい」と従う関係性の父母を見て、理想とは…。あの娘には「お母さんが望んでそうしている」ように見えていたのでしょうか。親子でも、夫婦でも、見えている光景が違う、ということが浮き彫りになっていました。

第3話は、母の話であったと思います。(大後寿々花ちゃん!すっかりお嬢さんになって・・・と感涙にむせんだのは私だけではないはず。回想シーンで笑顔が見たかったなぁ)
この原作の(ドラマの)素晴らしいところは、「母になれなかった」人、「母であることを忘れた」人の話もある点。
介護士のアルコール中毒だった方を励ました木村祐一さんも素晴らしかったし、元ひきこもりの妹さんの演技も素晴らしかった。焼き鳥屋でお酒を飲まない2人を気にして、それほど飲めないビールをおかわりし、会話を盛り上げようとして自虐して、「あぁ、この子は本当に生きづらさを抱えてしまう子だなぁ」というのがよくわかりました。すっごい豪華なお葬式をするという目標でもいいから、このままなんとか一日一日、生きていけるといいなと思います。

さてさて、広野先生。母に溺愛されすぎて、周囲の期待に応えられる能力があっただけに、その期待に応えなきゃと頑張って・・・そして人といるのが嫌になってしまったお医者さん。表面的には、育ちのよいおぼっちゃん先生。でも、その内面の孤独さは、計り知れないなぁと思いました。

今回に限らず、松山さんって不思議な俳優さんだなと思うのが、妙齢の女性とペアになっても、いわゆる恋愛的な要素をまったく感じさせないところです。辺見さんを支える好青年の医者で、何度も焼き鳥屋さんで食べているのに、お互いに恋愛感情がないのがよく分かります。色気がないわけではないのに・・・不思議です。

次回はもう最終回。う~~ん、短すぎる!まだまだ原作も続いているので、続編を期待します。
まろうさぎさんへ (樹)
2024-02-24 05:52:10
まろうさぎさん、
おはようございます。
コメントありがとうございます。
いつもながら、返信が遅くなりまして、申し訳ございません。
「母になれなかったひと」「母であることを忘れたひと」という視点は、
全然気づけませんでした。
でもなるほどなあと「母であることを忘れたひと」には思います。
実際の介護の現場では、その自覚や義務?の思いのあるなしで、
介護の過酷さが軽減されたり、さらにひどくなったりするんでしょうね。

さまざまな、わがままなほどにいろんな要素が詰め込まれたドラマは、
ドキュメンタリーの側面も担っていて、
NHKが受信料をもらって運営するからには、
こうあるべき、の一側面をみせてくれたのではないかと思います。
(日本語変ですみません^^)

ニコ! 私も笑顔を見たかったなあ。回想でもよいので。
(LcWの福田さんに見えてしまった)
松山さんと共演したひとといろんな作品で再会してくださるのは、
作品の外での大きな楽しみにもなりますね!
その松山さんについてのまろうさぎさんの感想、
さすがでございます。
共演者とのドラマのなかでの雰囲気、たしかになあと思いました。
ドラマ(映画)の外では、松山さんが唯一?永作さんにメロメロで、
ファンがやきもきしたのを思い出しますが(( ´艸`)
松山さんは挑戦して、いろいろ開拓してゆき成長する方なので、
今後、どうなんでしょう、
そういう楽しみ?心配?にも注意して観ていきたいと思います(笑)

ドラマは今夜完結してしまいますけれど、きっと想定外の揺さぶられ方を
するんじゃないかと思います。
ドキドキしますねーー。

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