
「ショートショートドロップス」で、ぶたぶたさんを初めて読んで面白かったので、他のも読んでみようと思いました。
ぶたぶた日記
シリーズ5作目。
1作目が市内図書館に無かったので、とりあえず在庫があって一番古いのがコレでした。
面白かったです。
書下ろしです。
文章を書くサークルという場に参加している面々とぶたぶたとの交流を短編で描いています。
この本が書かれたのは2004年らしく、今よりもネットの世界は若干マイルドだったのかもしれない。人の善意でぶたぶたさんがネットで検索しても出て来なかったというオチ・・・今ならそう甘くはないのかも・・・。2004年は、まだスマホじゃなくガラケーだったし、個人情報や、さらされる事も少なかっただろうし・・・。
そして最終章で語られるぶたぶたさんの日常がかなり大変でね・・・。
ぶたぶたさんが書いたものの提出しなかったエッセイ「今までの一番怖かったこと」
急に現実に引き戻され、複雑な心境になっちゃいました。
ぶたぶた日記 (光文社文庫) 2004/8/1 矢崎存美
ぶたのぬいぐるみが生命を持ったら!? 見かけはかわいいぬいぐるみだが、中身は知恵も分別も人一倍ある中年男・山崎ぶたぶた。義母(?)の代理でカルチャースクールのエッセイ講座に通うことになったぶたぶたが、仲間の生徒たちの人生に温かな波紋を広げてゆく……。 くすっと笑えて、静かな感動が残る——ご存じ超人気シリーズ新作が、書下ろしで登場!
・・・・・・・・・
ぶたぶた

かなり待って届いた第一作目の「ぶたぶた」
初版本でした!
安定の面白さ。気楽に読めて楽しいです。
初恋/最高の贈りもの/しらふの客/ストレンジガーデン/銀色のプール/追う者、追われるもの/殺られ屋/ただいま/桜色を探しに
まったり微笑ましい話ばかりなのかな?と思いきや、悩みある話や、ぶたぶたさんが可哀想なお話もありました。
初恋は、このシリーズを最初に「ショートショートドロップス」で読んだ短編。
その他、印章に残ったお話は
「ストレンジガーデン」
ぶたぶたさんがフレンチのシェフでパリのお店に引き抜きで行く直前、プレッシャーからか味覚がなくなってしまい、車に飛び込むに至るなんて・・・。
結局舌は戻ったけど、シェフとして働くのは辞めたのかな。おもちゃ屋さん、タクシーの運転手、会社のサラリーマン・・・何でもこなすぶたぶたさん。
「殺られ屋」は深刻な内容でしたよ・・・。これって20年以上前の作品だけど、こういう息子が引きこもりになって以後親子関係が険悪になり殺してしまうかも・・・みたいな事件は最近ありますもんね・・・。
あと、最後のお話は、最初のシッターさんでぶたぶたさんを気に入った少女と、銀色のプールで知り合った少年がその後ライターになっていたのが出会うお話でしたよ。上手いまとめになっていました。
読み終わった後に知ったのですが、このぶたぶたさんって、そもそも作家の矢崎さんが所有していたモン・スイユのショコラというぬいぐるみだったんですね。
モン・スイユってなんだ?って調べたら雑貨屋さんにおいてある見た事があるキャラクターやぬいぐるみを扱っている会社なんですね。今は殆どイラストが表紙になっていますが、この当時はリアルぬいぐるみの画像を使っていたのですねー。
本を読んで勝手に私がイメージしていたのは、バレーボール位で丸くて転がりそうなのな形でしたが、イラストも画像も丸々では無いですね。
以下、矢崎さんのインタビュー記事から抜粋
当時、講談社の雑誌のショートショート企画のためにSSを2本書いて送ったのですが、どうも納得がいかず、〆切過ぎてから書いて送ったのがぶたぶたの第一作『初恋』です。自分のお気に入りのぬいぐるみが生きて動いたら、というだけの物語で、年齢をおじさんにしたのも、おじさんならば妻子もいるだろう、という設定もその時とっさに考えたものです。優しくていい人にしたのも「ギャップが面白い」とか「こうだったらかわいいよな~」という思いつきだけです。
そののち、雑誌に載った『初恋』を読んだ廣済堂出版の編集さんが「本にしませんか」と声をかけてくれました。短編をいくつか書いて、単行本『ぶたぶた』として発売されたのが、1998年9月のことでした。20年前のことです。
ぶたぶたのフルネームは「山崎ぶたぶた」ですが、名前の由来はなんでしょう?
①の答えのとおり、元々お気に入りのぬいぐるみ(モン・スイユのショコラ)がいて、それに「ぶたぶた」という名前をつけていました(つけたのは夫)。名字の「山崎」は、当時流行っていたとしまえんのCMに俳優の山崎努さんが出ていて、そのキャッチコピー「山崎はいい人だ」が元ネタです。
ぶたぶた(1998年9月)
以下シリーズの順番
2.刑事ぶたぶた (徳間文庫)(2000年2月)
3.ぶたぶたの休日 (徳間文庫)(2001年5月)
4.クリスマスのぶたぶた (徳間文庫)(2001年12月)
ぶたぶた日記
シリーズ5作目。
1作目が市内図書館に無かったので、とりあえず在庫があって一番古いのがコレでした。
面白かったです。
書下ろしです。
文章を書くサークルという場に参加している面々とぶたぶたとの交流を短編で描いています。
この本が書かれたのは2004年らしく、今よりもネットの世界は若干マイルドだったのかもしれない。人の善意でぶたぶたさんがネットで検索しても出て来なかったというオチ・・・今ならそう甘くはないのかも・・・。2004年は、まだスマホじゃなくガラケーだったし、個人情報や、さらされる事も少なかっただろうし・・・。
そして最終章で語られるぶたぶたさんの日常がかなり大変でね・・・。
ぶたぶたさんが書いたものの提出しなかったエッセイ「今までの一番怖かったこと」
急に現実に引き戻され、複雑な心境になっちゃいました。
ぶたぶた日記 (光文社文庫) 2004/8/1 矢崎存美
ぶたのぬいぐるみが生命を持ったら!? 見かけはかわいいぬいぐるみだが、中身は知恵も分別も人一倍ある中年男・山崎ぶたぶた。義母(?)の代理でカルチャースクールのエッセイ講座に通うことになったぶたぶたが、仲間の生徒たちの人生に温かな波紋を広げてゆく……。 くすっと笑えて、静かな感動が残る——ご存じ超人気シリーズ新作が、書下ろしで登場!
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ぶたぶた

かなり待って届いた第一作目の「ぶたぶた」
初版本でした!
安定の面白さ。気楽に読めて楽しいです。
初恋/最高の贈りもの/しらふの客/ストレンジガーデン/銀色のプール/追う者、追われるもの/殺られ屋/ただいま/桜色を探しに
まったり微笑ましい話ばかりなのかな?と思いきや、悩みある話や、ぶたぶたさんが可哀想なお話もありました。
初恋は、このシリーズを最初に「ショートショートドロップス」で読んだ短編。
その他、印章に残ったお話は
「ストレンジガーデン」
ぶたぶたさんがフレンチのシェフでパリのお店に引き抜きで行く直前、プレッシャーからか味覚がなくなってしまい、車に飛び込むに至るなんて・・・。
結局舌は戻ったけど、シェフとして働くのは辞めたのかな。おもちゃ屋さん、タクシーの運転手、会社のサラリーマン・・・何でもこなすぶたぶたさん。
「殺られ屋」は深刻な内容でしたよ・・・。これって20年以上前の作品だけど、こういう息子が引きこもりになって以後親子関係が険悪になり殺してしまうかも・・・みたいな事件は最近ありますもんね・・・。
あと、最後のお話は、最初のシッターさんでぶたぶたさんを気に入った少女と、銀色のプールで知り合った少年がその後ライターになっていたのが出会うお話でしたよ。上手いまとめになっていました。
読み終わった後に知ったのですが、このぶたぶたさんって、そもそも作家の矢崎さんが所有していたモン・スイユのショコラというぬいぐるみだったんですね。
モン・スイユってなんだ?って調べたら雑貨屋さんにおいてある見た事があるキャラクターやぬいぐるみを扱っている会社なんですね。今は殆どイラストが表紙になっていますが、この当時はリアルぬいぐるみの画像を使っていたのですねー。
本を読んで勝手に私がイメージしていたのは、バレーボール位で丸くて転がりそうなのな形でしたが、イラストも画像も丸々では無いですね。
以下、矢崎さんのインタビュー記事から抜粋
当時、講談社の雑誌のショートショート企画のためにSSを2本書いて送ったのですが、どうも納得がいかず、〆切過ぎてから書いて送ったのがぶたぶたの第一作『初恋』です。自分のお気に入りのぬいぐるみが生きて動いたら、というだけの物語で、年齢をおじさんにしたのも、おじさんならば妻子もいるだろう、という設定もその時とっさに考えたものです。優しくていい人にしたのも「ギャップが面白い」とか「こうだったらかわいいよな~」という思いつきだけです。
そののち、雑誌に載った『初恋』を読んだ廣済堂出版の編集さんが「本にしませんか」と声をかけてくれました。短編をいくつか書いて、単行本『ぶたぶた』として発売されたのが、1998年9月のことでした。20年前のことです。
ぶたぶたのフルネームは「山崎ぶたぶた」ですが、名前の由来はなんでしょう?
①の答えのとおり、元々お気に入りのぬいぐるみ(モン・スイユのショコラ)がいて、それに「ぶたぶた」という名前をつけていました(つけたのは夫)。名字の「山崎」は、当時流行っていたとしまえんのCMに俳優の山崎努さんが出ていて、そのキャッチコピー「山崎はいい人だ」が元ネタです。
ぶたぶた(1998年9月)
以下シリーズの順番
2.刑事ぶたぶた (徳間文庫)(2000年2月)
3.ぶたぶたの休日 (徳間文庫)(2001年5月)
4.クリスマスのぶたぶた (徳間文庫)(2001年12月)
ぶたぶた日記。は、まだ読んでないです
ネット社会、今のネットはえげつないですよね。ネットとも上手く付き合わないとね。
1作目のぶたぶたは。。。いろんなぶたぶたがいて、楽しかったです。で最後にいろんな再会があるから、すごい嬉しかった。
私が行く図書館に、このシリーズがあんまり置いてなくて・・・なので、チマチマと読んでます。癒しが欲しい時に読むことが多いかな。
ぶたぶたのぬいぐるみ情報や、名前の由来。初めて知りました^^ へぇ~そうなんだ。って感心感心。
読んでくれて、ぶたぶたさんのことをいろいろと教えてくれてありがとう。
なんか、、、嬉しいです。今日は良い日だ^^
コメントありがとう!
やっと「ぶたぶた」届きました。
面白かったです。
そうそう、最後におっ、という繋がりがあって、最近よく読んでいた青山美智子さん的な作りでした。
ほのぼのしたぶたぶた作品に出会えるきっかけをもらえて、わぐまさん感謝です
私のもよりの図書館にも置いていないんですよ。
でも一杯シリーズがあるので、また今度取り寄せ等してボチボチ読んで行きたいです。