
穂村弘さんの本を読むのは、1年半ぶりくらいかな?
彼が大好きなので、今回もたぶん面白く読めるだろうなーと思ってはいましたが、期待以上に面白く、共感できる部分も色々あって、時々笑いながら読ませていただきました。本の装丁の素敵さといい、面白さといい、文句なしの5つ★
思えば、穂村さんの本を最後に読んだのが、「もうおうちへかえりましょう」なのですが、記録に残しておかなかったので、もう忘れてしまっていて・・・

やっぱり、面白かった部分とか、文章にして残しておかないと悲しいな、と今回改めて思ったので、「蚊がいる」の中で印象に残った処などあげておこうと思います。
「運命センサー」今だ!という瞬間が解りたい。(風邪をひく瞬間とか・・)
「旅人の目」「三つの目」私も会社の飲み会とか苦手だったので気持ちが解るー
「穴係」集団での集まりの時、何をしていいのか解らず・・・っていうのも解るわー
「パッチワーク紳士」これは世の中のほとんどの人がこういう気持ちなんじゃないかな。道で人とぶつかりそうになった時の、相手のとっさの対応によって、激怒やら申し訳なさやら、こちら側の気持ちが随分違いますよね。
「未来が邪魔をする」寝不足が辛かったのではなく、寝不足になってしまう!どうしよう、眠れない!あと●時間で起きて会社に行かなければならない・・etc...という、恐怖感が嫌なのだ(解るー!)
「ちょびちょびマヨネーズ」私もそうです^^
「体調」解る! 自分が辛い時、戦争だったり食料がなかったり、世の中にはもっと大変で辛い人がいるんだ、と自分に言い聞かせるんだけど、どうしても自分の辛さを軽減できない(^^ゞ
「別の顔」これも解るー!
こんな人がいるんだ?などと目からうろこだった章
「世界の切り替えスイッチ」いつもポケットに肉片を持ち歩いている人がいる。時間つぶしに蟻のところに置いてみるって!「他人の絆」穂村さんのかつての会社の後輩の女性が、無職の禿の男性を実家に居候?させていて、家族の送り迎えをさせてるって・・・
「小さな正解」山登りの時に、あと5だけがんばって先に行ったところで休憩
「長友」チョコを食べうカップルの会話。素敵です。
巻末には、又吉さんとの対談が載っています。
体育祭の時に、どういうふうにしたらいいか解らないから、とりあえず真面目に行進してしまったら、悪目立ちしてしまった、サッカー部だった時に、周りはアディダスとかのスパイクを履いていたが、家が貧しかったので、お母さんがマーカムとかいうところの、凄い固い靴を買ってきて・・・途中から母親はプーマとかアディダスとか買いかえようとしてくれるんだけど、いやマーカス最初から気にいってた!と言ってしまう、というのとか、印象に残りました。
10年くらい前の穂村さんの本は、モテない事についてぼやくとか、独身男ならではのエピソード部分が、結構多かった記憶があるのだけれど、今も自分のダメっぷりや、弱虫や情けないところを書くというのは基本変わってないのだけど、それでも今の彼のエッセイには、時々奥さんがいつもそばにいるんだなぁ・・と感じさせられる、奥さんの影がついている感があって、それはそれで幸せで良かったね、って思う反面、ちょっとなぜか淋しかったりするのでした。

(2013/9/13)「蚊がいる」穂村弘
フリーマガジン『L25』で連載していた「蚊がいる」、読売新聞「○○のマナー」、週刊文春「かゆいところがわからない」、文芸誌『GINGER L.』の「この辺に埋めた筈」などの人気連載に、ピース・又吉直樹との対談を加えて刊行
装丁がカッコいいです。なんと横尾忠則さんが手がけたみたいです。
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もうおうちへかえりましょう (2010/8/5)

「本当はちがうんだ日記」「もしもし、運命の人ですか。」
そんなところがあるなんて知らなかったです。
散歩してみたいな~。
近くの小学生とかは、「けっ、またあんなとこに社会見学かよ」とかいいそうだけど、大人はじっくり楽しい感じ・・・のイメージ。
この「蚊がいる」すごく装丁がいいですよね~。
でも、穂村さんのイメージにはちょっと・・・私のなかでは赤とかエネルギッシュな感覚はないです。
横尾です!いつだってどこだって何歳になっても横尾です!ってうるさい・・・(失礼)
何かもっとたらたらした感じ・・・しりあがり寿さんとかが、下書きもなしにさらさら~、って。
私がこの作品で思い出したのは、長島有さんがブルボン小林名義で出した新書で「ぐっとくる題名」っていうのがあるんですけど。
で、その本のエピソードの熱量がこの穂村さんとどこか通じるので紹介します。
釣り好きの友人に娘誕生。釣りにちなんだ名前を付けたいという友人に、「疑似餌ちゃんは?」と提案するブルボン小林氏。ものすごい顔で睨まれた、と書き記す小林氏。鬼の形相、とも形容する神経。
この世界から浮遊している感覚、「ぎじえちゃん」という響き。
そちらも桜が開花した頃でしょうか。
週末は、お花見とか行かれるのかなー。
また、旦那様、この時期はバタバタとお忙しいのかもしれないな・・。
そうですよねー穂村さんと横尾さんは、同じ学校でも、一言も話さずに何も接点が無いまま、卒業しそうな2人ですよね。
しりあがり寿さんと穂村さんは、同じにほいがするー
私は、お二人とも好きだなー!
横尾さんは、ちょっと苦手。自己主張が強いというかね、自己顕示欲の塊というか・・
まあ、あの位の押しの強さ?があった方が、成功するんだろうけれど・・・
しりあがり寿さんとか、蛭子さんみたいな人の方が私は、なーんか好きです。
「ぐっとくる題名」
面白そうですね!図書館で検索したら、あったので、リクエストしてきました
私は風邪を引いてしまったので、今日は一日パジャマです。
「蚊がいる」は、何か、やっぱ、こういったら失礼だけど、嫁がいないときの方が、エッセイがすごく笑えて楽しかったので・・・ホント、↑の同感・・・
穂村さんと横尾さんが同じ学校だったら、ってすごくいい話題の流れ!
絶対、学生時代は穂村さんは横尾さんを観察してるけど、目は合わさない、で、横尾さんは、あれですよ、穂村さんの存在を確認したこともない、卒業してアルバム見ても、こいついたっけ?とか、そんな程度の認識っていうイメージ。
穂村さんが無理して来た同窓会で、店員と間違えて平気で「すいません、追加で・・・」とか言いそう・・・で、店員のふりを傷つきながらする穂村さん、っていうイメージ。
そういえば、「最後から二番目の~」っていうドラマ、やっぱ、2に合わせて、前のドラマ再放送みたいだから、録画予約しました。掛け合いが楽しみ。
その後、お風邪の方はいかがでしょうか・・・。
この時期、寒暖の差が激しいので、体調を崩しやすいですよね・・。
>嫁がいないときの方が・・・
これね・・・。読者っていうのは勝手なものです。こういった、モテないキャラを前面に出している著名人さんは、陰ながら応援しつつも、どこか寂しい独り身でいて欲しい・・みたいな気持ちもあったりして・・。
しをんさんが、素敵な旦那様とご結婚されて、幸せ一杯に・・・と考えると、少々微妙なのだ・・・。良かったねー!って思うんだけど、ちょっと寂しいみたいな・・
学生時代の穂村さんと横尾さんと、同窓会での様子
また、ちょいと妄想・・・。
横尾さんは、学校内で、昔でいう不良的なファッションとか、はたまたエキセントリックな髪型とか行動で目立っていて、しっかり彼女もいて、ちゃんと色っぽい事も色々済ませてそう。
かたや、穂村さんは、言わずもがな・・・
(なんか、いいだけ酷い事言ってますが、私は、そんな穂村さんが大好きだし、横尾君より断然穂村さんと交際したいですね)
その同じクラスに、ぼーっとしているものの、結構成績の良い、大人しくて、ぼっちor友達がとても少ない小川洋子さんがいるんですよ。
穂村さんと小川さんは、学校の何かの行事の係で、一緒になるのですが(地味な役割だけど、サボらずに、ちゃんとやってくれそうな人に回ってくる系の係で、みんなやりたがらないけど、あの2人は進んでその係を引き受けてくれたのでした。
なぜなら、その係の仕事は、ウエーイ!な打ち上げ会とかもないし、客引きとかノルマとかはもちろん、盛り上げるような事を一切しなくていいというのが、その2人にとっては、とても気楽だったのです)
で、2人は放課後、もくもくと静かに仕事をこなします。ただ、全く無言というわけではないのです。まったく話さないというのも、なんだか悪い・・と思う二人なのです。
お互い気を使う人なので、ぼそ、ぼそ・・・っと、たまにどうでもいい言葉を発する2人。
仕事が終わった後、2人のお家が偶然同じ方向なのだけれど、2人で帰る流れになるのを避けたい穂村さんが「じゃ、ぼく、ちょっと教室に寄ってくから・・・」とかって言いそう・・・。
ドラマ、楽しめるといいなー!
買い物に出掛けるときに小川洋子さんの声をよくラジオで聞くんですが、しゃべるプロではないからいつも初心者みたいに丁寧にやろうという心遣いが伝わります。
滑舌よくはっきりしゃべろうっていうサービス精神にあふれた、真面目な印象があるので、↑の係をさぼらずこなす、っていうのは、うなずけます。
穂村さんは、もてないっていうのはフェイクなのかもしれないけど、ああいう自意識を思春期に抱えていたら、多分小川さんの言葉の節々に本を読んでいる人って分かったら分かったで、どう接していいか分からず大変でしょうね。
意味不明な返しをして、ああ、今のああいえば良かったとか、(俺が二割り増しで良く見えたのに、みたいな)それを一人で猛省して疲れての、そそくさと忘れ物を取りに行く的な、そういう流れでフェイドアウト、って感じがしますね。
風邪は、結構しつこくて、結局4日間熱が下がらず、昨日もだるいなと思いながら市販の薬をとっかえひっかえして(少しずつランクアップ・・・よく分からないけど、高そうで、箱がピカーってかっこいい感じの)休まず仕事してました。高いティッシュもデビューしました。あれ、間違えてそこらへんとか拭くのに使われるとむかつくので、何かそういう自分が貧乏性でイヤですね。
今はだいぶ良くなりましたが、年ですね、すぐ治らないんだもん・・・
桜は見たくないですね、もう絶対ぶりかえしたくないもん・・・車の中からでいいです、ってかんじ。
でも、元気になったら私も建物とか見ながら散歩したいですね。
ドラマ少し見ました。みんな芸達者。
そういえば、以前随分前に、牧場主さんが、小川さんが週末のラジオ番組をやっているというのを聞いて、1度聞いたんですよ!
ただ、その時間帯って、ラジオを聞けなくて、結局その後聞けずじまいになってしまっています。
高そうな風邪薬、解ります
なかなか治らず、レベルアップっていうのも、よく解ります。
病院に行く時間を捻出するのって、結構難しいんですよね。
さっと行って、すぐ診察してもらえて、すぐ薬が出て来る!みたいなのなら、気軽に行けるんだけど、診察に1時間、薬待つのに30分とか、どうしてもかかってしまうから・・・。
病院がすべてネット予約できるようになって、かつ待ち時間が10分以内なんて日が来ないかしら・・・。
ところで、そちらでは、最後から二番目の恋の再放送、やってるんですか?
それともネット視聴かな?
私がこの本を予約したきっかけが
分からなかったのですが、
そうか…こちらで拝見して読みたくなった
のかもしれません。
有難うございました。
良かったです。穂村さんの存在を
教えていただいて(^^)/
NHKのEテレにて動く穂村さんを
拝見しましたが若干イメージが
違っていたかも・・・
もちろん、お顔写真は、本にて分かっていた
のですが。なんか、微妙に(笑)。
伊坂さんと阿部和重さんコラボの新作、
早速、図書館に予約いれました。
12月にデビッド・フィンチャー(大好き)の
新作、「ゴーン・ガール」(だったか?)が
公開されるようで、メッチャ面白い
…らしいですよ。
リクエストした、きっかけを忘れてしまう、っていうの私も凄く多いです(^^ゞ
もしかしたら、結構人気で、回ってくるのに時間がかかったのかしら。
写真と実物とでは、イメージが違うっていうの、ありますよね。
静止画像だと、とてもタイプなのに、その人のしゃべり方や雰囲気が残念だった・・ってこと、あります。
ゴーン・ガール、噂聞いてます!
今年イチオシって言ってる方がいて、私も注目しています。