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「夜の側に立つ」小野寺史宜 感想

2019-08-12 | 小説・漫画他
小野寺史宜さんの「ひと」がなかなか良かったので、他の本も読んでみたいなー、と思っていた時に、矢部太郎さんの「大家さんと僕と僕」で、この本を取り上げており、「大家さんが亡くなったとき、「悲しみ」を忘れさせてくれたのは、この本」とのことで、興味が湧いて借りてみました。

内容・あらすじ
冒頭、既に40を過ぎた仲間が集まった時に、一人がボートから落ちて死んでしまった・・という処から始まります。
その仲間のメンバーは?というと、
カッコイイ何でも出来るスター男子の壮介と、学年一の美女の君香と、生徒会長と副会長のカップル。そんな彼らと高3の時一緒にバンドをすることになり、仲良くなる普通の少年の主人公。
その美女から告白されるも、気後れしてしまって、断ってしまう。

その後何年か経って20代前半、壮介と君香と3人で再会した時、今度こそ告白しようと思っていたのに、帰りの駅のホームで事故に遭遇。線路に落ちてしまった人を助けるためにすぐ飛び降りた壮介。
すぐ動ける人間と、何もできなかった自分と・・・
その出来事で、また自分の情けなさやら、何やらで、告白の機会を逃してしまう。

自分に自信がなくて、スター的な友人や女性に対して引け目を感じてしまって・・・というのが基本にあるお話でした。
同級生の男子と女子だけじゃなく、彼の兄貴もそういうスター的な人なのよね。
主人公の思考回路は理解できるけど、反面、たまにちょっとイライラさせられる処もあったかも・・・

時系列がバラバラで前後しますが、登場人物が絞られてるせいもあって、そんなに混乱しませんでした。

高校時代に、隣の奥さんにいきなり襲われて?その事がショックで、ずっとそれを引きずるんですよね。彼にとっては、人生に大きな影を落とすような出来事でした。


★以下ネタバレ★


その時、奥さんは夫のDVで精神的におかしくなってたらしいが、でも、なんと父と再婚するって・・・。
幼い頃から年の離れた妹みたいに親しくしていた隣の娘サエちゃんは、なんとバーベキューの後、壮介と不倫するようになってるし・・・。それ以前にも、昔から壮介は気が多い人。

この小説で一番びっくりしたのは、壮介が犬の散歩中に軽く蹴りを入れていた、ってシーン。
凍り付きましたよ。悪びれもせずに、それを告白してきて・・・。
ダメでしょー!!特に犬猫など飼ったことがない私でも、ぞっとしたわ。。。
で、やっぱり後に妻にもDVしてくるように・・・。
酔った状態でのボート事故。自らが手を下したわけじゃないけど、主人公には殺意があった。
結局君香さんとは20年以上経って結ばれる・・みたいですけど。

主人公の事を、その美貌のスター女子が高校の頃から、ずっと好きでいた、っていう処ですが・・・何か彼らにだけ共通するポイントがあるとかなら解るんだけど、そこまで彼を特別に好きになる理由がバシッと無いし・・・美女なら男がほおっておくわけもないし・・・
以上

小野寺さんにとって、『夜の側に立つ』が二十冊目の本だそうです。
長年作家生活をされていたんですね。

食べるものは決まってますね。朝、四時くらいに起きてバターロール二個とお茶一杯。昼は、一斤(いっきん)六十三円の食パン半斤(はんきん)に、ちくわを一本ずつはさんで食べてます。夜は、レンジで温めて食べるパック入りのご飯と、三パック四十一円の納豆をひとつ、で、豆腐を一丁とキャベツの千切り。これが、毎日ですね。

矢部さんとの対談の記事で拝見しました。
お坊さんの様な風貌の小野寺さんでした。

夜の側に立つ (2018/8/22) 小野寺史宜


小野寺史宜
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