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ネタバレ「この世の喜びよ」井戸川射子 「N/A」年森瑛

2023-03-13 | 小説・漫画他
この世の喜びよ 井戸川 射子

今回の芥川賞受賞作品ということで雑誌で読みました。
うーん、面白くないわけじゃないけど、そんなに印象に残る作品でも無かったなあ・・・。

簡単にネタバレであらすじを書いておくと、主人公はショッピングモール内の喪服店で働いている中年女性。
娘2人がいるが、それぞれ大人になって手が離れている。子供が幼かった頃の懐かしい子育ての回想シーンが沢山語られる。

モール内にはゲームセンターがあって、そこの常連の白い帽子のおじいさんや、しょっちゅう一人で来ている中学生の少女と知り合いになる。少女には幼い弟がいてケアを任されている。
少女と親しくなるが、物語の後半にちょっとした衝突をしてしまう。
主人公の長女(先生)が仕事がキツくて逃避で名古屋に行っちゃった時、次女と一緒にかけつけてホテルに滞在したりと、ちょっと過保護じゃない?な事を少女に指摘される。
そして彼女も、ちょっとした助言(お肌のケアの事)をしてから前の様な関係ではなくなってしまう。
みたいな話。

主人公を、あなたは~という表現でずっと書いているのが特徴かな。

単行本には他にも短編が入っているそうなので、そちらも読むとまた井戸川さんの印象が違っていたかも。既に数冊本を出版されているのですね。本業は学校の先生とのこと。

この世の喜びよ 2022/11/10 井戸川射子

・・・・・・・・・・・
「N/A」年森瑛

こちらも確か前回の芥川賞のノミネート作品に入っていた本。
去年の暮れに読んでいたので、少しだけ書き残しておこう。

年森瑛さんの本は初めて読みます。

内容は、高2の女子高生の日常と摂食障害、同性愛(本人が、というよりもお相手の教育実習で来た先生の卵に流されて付き合っただけ感も)などなど・・・

このところLGBTやマイノリティに関しての行き過ぎ感のある配慮とか・・・そういうのを感じる本でした。最近映画やドラマや小説でも、こういう内容がやたら多くて・・・(悪い事じゃないんだけど)

「N/A」年森瑛 2022年6月
内容 松井まどか、高校2年生。うみちゃんと付き合って3か月。
体重計の目盛りはしばらく、40を超えていない。
――「かけがえのない他人」はまだ、見つからない。
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