西日本から台風10号2024年

8月28日南太平洋からやってきた台風10号、海水温度の高い四国の南をゆっくり九州の方向へ北上、「ほぼ停滞」とか「ゆっくり」とかここ数日報道され、

しながらエネルギーを蓄えて、強烈な台風に成長しました。

　

瀬戸内海沿岸岡山市は、乱された大気の影響で雷雲が発生して一時的豪雨にはなったりしますが、基本的には南に位置する四国山脈が直接の影響を和らげてくれている状況です。

それにしても台風10号、日本列島の形に沿ってきれいに全国に影響していきそうな進路予想になっています。

　

　追記：台風　九州へ接近　2024.08.29

　

2024年台風10号は、九州南部へ接近するのにその移動速度が「ゆっくり」「停滞」という速度表示が多く、九州南部へ上陸してとても時間をかけて九州地方を通過する・・・というかなり珍しい台風になっています。

最初の上陸時点で台風１０号の気圧は９３０ｈｐ（ヘクトパスカル）と、飛び抜けて強力な勢力の台風となっていて、かなり各地に影響しています。

その後九州を通過する間に（温かい海から離れてエネルギー源を失っている間に）、８月３０日の時点では９９４ｈｐまでその勢いが弱まりました。

３０日・・・九州を離れて四国へ

　

偏西風にぶつかって東方向へ進路を変更させられている台風１０号ですが、ここまで西へ西へと移動させられた原因の、日本列島東の高気圧がいまも張り出しているので、なかなか一気に東へ移動速度を上げることの出来ない、日本列島周辺の気圧配置になっています。

台風進路の予報の中には、四国から近畿地方あたりで「さらに迷走する」という進路予報もあるくらいです。

２０２４年の台風１０号・・・その最大勢力の強さも、その進行コースも、全国へもたらす集中豪雨の影響も、かなり特徴的な台風になっています。

追記：　台風１０号　ゆっくり迷走　2024.08.31

　

九州を東へ抜けた台風10号、通常であれば強い偏西風に流されながら北東方向へ日本列島を突き抜けて日本海へ進むのですが・・・瀬戸内海をしばらく進んで、途中から南方向四国へ向かい、四国山脈・剣山（つるぎさん）を越えて徳島の南あたりで再び太平洋へぬけ、紀伊半島の南を迂回しています。

そしてその先、途中から北方向三重県に上陸して、そのまま飛騨高山方面へ進む予報になっています。すでに中心気圧は１０００ｈｐ（ヘクトパスカル）に近くなっていて、鹿児島に近づいた頃の異常に強力な台風ではなくなっていますが、それでも日本列島周辺の気圧配置と、南太平洋からの湿った空気を台風１０号が吸い込んで、乱れにみだれた大気の状態が続いています。

今回の台風、とても珍しい台風になっているので、ブログにメモしておきます。