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CWフィルタ組込

2007年02月16日 | 管理人の無線機

2007年02月16日
CWフィルタ組込 [ 管理人の無線機器 ]

無線機IC-703のオプション、CWフィルタ [ FL-52A ]を用意して、無線機に組み込みました。


CW交信は出来るだろうか?と最近時々3.5/7MHzのCW運用周波数帯にダイヤルを合わせることが増えました。でもまったくCW交信レベルの「受信」ができていません。文字は覚えた!単語も覚えた!コミュニケーションのおおよその様子も分かった!・・・でも「ネイティブの発音を聞きながら滑らかな会話」をするにはもうひとつトレーニングが必要のようです(^-^;)。

さてバンドプランの狭いCW周波数帯では、いくつものCW信号が重なり合って聞こえてくることが非常に多いように思いました。単独で綺麗に聞こえるCW信号があっても、そのCWは打鍵スピードが速くて、とても交信できそうにない場合も多いです。

SSBでは聞こえている信号に対してすべて応答して交信できる、ということも可能かもしれませんが、これがCWとなると、これからCW交信を試みてみようとしている自分にとって、CW交信することが出来そうな打鍵スピードのCW信号を探すことは必要なことのようです。その結果「自分にも扱うことの出来そうなスピードの信号」は非常に制限されることになります。

そして、「あった!これならいけるかも!」と思った信号が、複数のCW信号の音の氾濫の中にあったりすることが非常に多く、そうなるともうCW運用周波数帯には、いくつも信号があるものの、交信できる信号は「ひとつもない」・・・なんてことにもなりかねません。

CW周波数帯を聞くようになってそんなことに直面し、そこで初めてCWフィルタの役割、必要性を感じることが出来るようになりました。でも、CWフィルタを付けたらそれでどれほどの効果があるのだろう?CWフィルタは結構高額なオプションパーツなので購入には覚悟が必要です。

幸いA1ClubのHP,Basic (http://a1club.net/info/CW.htm#watch)に、CWフィルタを動作させた時の「聞こえ方の変化」を聞くことの出来る音声ファイルがアップしてありました。それを実際に聞いてみて、CWフィルタ購入、投資に値するか否か、自分の中で天秤が揺れ動きましたが、「これは必要だ」という判断することにしました。

アイコムの無線機・IC-703にはフィルタオプションは4種類ありました。
CW/RTTYナローフィルタ FL-52A 500Hz
CW ナローフィルタ   FL-53A 250Hz
SSB ナローフィルタ  FL-222 1.8kHz
SSB ワイドフィルタ  FL-257 3.3kHz

IC-703には、無線機内部の基板上に「ひとつ」だけ取り付けるようになっていて、複数のフィルタは取り付け不可能になっています。CWフィルタも帯域幅500/250でどちらかひとつを選ぶようになっています。 500Hzと250Hzのどちらにしようかと思ったのですが、もともとモールス信号の「音」に魅せられて始めたのだから、モールス信号でもそれなりに「音質」を大事にしたいと思ったので、帯域幅500Hzのフィルタ[ FL-52A ]を選択することにしました。


CWフィルタ取り付け

IC-703では、無線機を開いて・・・ネジを緩めて無線機の基盤そのものを、無線機の箱から取り出して、その基盤に取り付けます。 フィルタはネジ止めで、基盤の表から乗せて、基盤の裏側からナットを締めて固定します。さらに、フィルタから出た4本の足は基盤を裏側まで突き抜けています。その4本の足を、プリント基板の線と

「 なんと半田付けをしなくてはなりません! (--;) 」。

大事な無線機をばらばらにして、元に戻す作業をしなくてはいけないだけではなく、その無線機の基盤に対して、半田付けをするというのは、つい最近半田こてを購入して使い始めたばかりのものにとってはきびしい作業です。

・・・・・・・・

そんなこんなで、無線機IC-703に上手くCWフィルタを取り付けることが出来て、無事にフィルタ機能も動作してくれるようになりました。わざわざ混信状態のCW周波数を探してダイヤルを合わせ、そこで試しに無線機フロントパネルの「Flter」ボタンを押します!

すぱっ!!!といくつものCW信号音が切り落とされて、聞きたいCW信号をひとつだけ浮かび上がらせることが出来ます(^-^)。実際にCW(500Hz)フィルタを使ってみて、多額の投資を必要としたオプションでしたが、「これは十分投資に値する」オプションであることが実感できて・・・・ほっとしました(^-^)。
(高価な無線機や最新機種では、フィルタ機能も組み込まれて標準装備のものもあるようですね。オプションで後から追加投資することなどを考えると、最初から必要なものが組み込まれた無線機を購入する方が経済的であることも有り得るというのが良く分かりました。)

ps CWフィルタを無線機に組み込む作業部分のメモがありません。またそのデジタル写真記録もありません。無線機の取扱説明書を手元に開いて、他に一切余裕のない時間を過ごしました。目の前のPCには、[Inside IC-703]で検索すると出てくるHPの、写真付きの作業手順HPを表示させておいて、一歩一歩、ゆっくり確実に作業をしました。
管理人









半田 hubuki さん
フィルタ取り付け、お疲れ様でした。
最近開局の方では本当にチャレンジ精神が旺盛で良いことだと思います。
当方の職務上知る限りでは「無線機を開けて作業するなら店に」「同軸加工は店でやってくれる物」「同軸ジャンパー線は完成品を購入してくる物」「VSWRが最初から有っていないアンテナは不良品」と言う人が多かった物ですから。
自分も最初は同軸コネクタの付け方さえ判らず、ネット環境もなかった時代ですので無茶な付け方を行い、おかげでパワー計が振り切って(VSWR∞)しまい、それを「パワーが多く出た」なんて勘違いをしていました。
その後に本とか(単独開局で先輩は居ませんでしたので)で正しい方法を知って直して行きました。
(店でやって貰うとか聞くなんて若すぎて出来ませんでした)
今考えれば無茶やって壊した無線機も沢山ありますが、それはそれで良い経験だったと思います。
大概の故障は何とかなるので、ハード面も果敢にチャレンジすることをお勧めします。

ps
最近は目が悪くなって細い半田が苦手になりました orz(2007年02月17日 09時35分27秒)

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Re:CWフィルタ組込(02/16) jr5hwq/yoshiさん
CWやられるのでしたら、CWフィルターは必須ですね。実感されたとおり、有るのと無いのとでは全然違いますから。
コンテストでバリバリやられるのでしたら、250Hzですが、ふつうにCQ出されるのでしたら、500HzフィルターでOKです。
これから18MhzでCQ出している、コンディションによっては、DXが呼んでくるかも知れませんよ。岡山県の比較的新しい市から18CWでCQ出してると、国内のAJAerやJCCハンター達から、熱いパイルを浴びるかも知れません。いずれにしても、楽しみですね!(2007年02月17日 17時34分42秒)

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Re[1]:CWフィルタ組込 ish4さん
hubuki様
あれこれ試してアマチュア無線を楽しんでいこうと思います。

jr5hwq/yoshiさん

>ふつうにCQ出されるのでしたら、500HzフィルターでOKです。
帯域がどうだろうと思ったまま、500Hzを選択したのですが、安心しました。
管理人  (2007年02月19日 23時39分57秒)

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数日の不在 不在の管理人さん
現在、管理人は出先からアクセスしています。
ここ数日、岡山市を離れています。
お返事が送れて失礼しております。
管理人  (2007年02月19日 23時41分48秒)

返事を書く
Re:数日の不在 ish4さん
インターネット接続されたPCのない環境に出ていたため、携帯電話からアクセスして文字を打ち込んでいたりしたのですが、今日は自宅のPCキーボードから入力しています。やっぱり楽でいいものですねえ(^-^)。 管理人   (2007年02月26日 22時41分05秒)


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