☆航空無線とアマチュア無線のii-blog

<無線局 JN4VWH + 模型 カメラ DTM DIY キャンプ>

仕事始めの試写:パンケーキ40mmレンズ

2023年01月06日 | カメラ・ビデオ関連
つい先日入手したばかりのCanonEF40mmf2.8・パンケーキレンズを持ち出して、新年仕事始め1月5日木曜、日没前の時間帯、職場駐車場まわりで試写をしてみました。

 

「パンケーキレンズ」と呼ばれ親しまれるこのタイプのレンズは、とにかく薄く、そしてレンズ本体の重量が極端に小さいので、いつも使う自分のカメラ全体がとっても軽快に扱うことが出来る、のは確かです。

 

また、レンズの長さがないので、カメラバッグなのから取り出し、収納に置いても、引っかかるところがないことでとてもスムーズにカメラを扱うことが出来ます。

個人的には、ほとんどのレンズが「マニュアルレンズ」のため、自分でピントリングを回さないとピントを合わせることが出来ない!状況で、1枚の写真を撮影するのに結構手間がかかるのが「通常」だったりします。

また「オールドレンズ」が多いため、カメラ本体とレンズの絞り設定が連携しない(電子接点がなく、レンズとカメラの間で情報通信が行われない)ことから、一枚の撮影のための露出設定も、手動でさらにシャッターボタンを押すまでの時間がかかります。

それに対して、例えばこのCanonEF40mmでは、電子設定を持っているレンズであり、オートフォーカスレンズでもありますから、カメラ本体のモードをオートモードにしておけば、写真を撮りたい!と思った被写体にカメラを向けて、シャッターボタンを「半押し」するだけで、ピント合わせも、露出設定も自動で行われ、そのシャッターボタンを押し込めば、きれいな写真を撮影することが出来ます。

今日のような明るい場面での撮影なら、手動でも自動でも、もしかしたらそれほど大きな差はないかもしれませんが・・・・このような自動設定に対応したレンズの場合、日暮れから夜、夜景などで暗い状況では圧倒的な優位性があります。

暗くなるとファインダーを覗いていても、ピントが合っているのか?あっていないのか?それさえも「よく見えなくてわからない!」という場面は多くなりますし、露出設定も明るく写る設定にしよう!手ブレしない設定にしよう!となると、結構露出設定の組み合わせを色々試してみる必要があったりします。

そのような場面で、オート・レンズは、カメラがピント合わせに苦労するシーンでは、カメラから「補助光」が発射されて、カメラとレンズが共同でピントを合わせてくれますし、露出設定の組み合わせでも、最も無難に、きれいな写真になる露出設定を選択して、1枚の写真にしてくれます。

個人的には、夕方から夜にかけての「運動不足解消ウォーキング」で、カメラを携行して、夕方から夜の時間帯のスナップ撮影(時々きれいな夕焼けがあったり、きれいな夜景に出くわしたりしますので)で、手動撮影はかなり手間取って、なおかつ最終的に写真として不成立だったりすることが多いのですが、今回のCanonEF40mmのようなレンズを取り付けておけば、なんとなくレンズを向けてシャッターボタンを押せば、それで写真になってくれるケースがとても多くなりますから、とても重宝するレンズと思っています。

 
 
  (画像をクリックで拡大写真へ)
ISO160  f2.8開放  1/1600 s秒 JPEG   Canon EF40mm f2.8   Canon EOS 5D 

焦点距離50mmが一般的に標準レンズといわれます。それに対して40mmレンズは映る範囲・画角が広くなります。しかしながら、同時に「撮影最短距離」が小さくなる場合が多いようです。キャノンEFレンズに関しても、50mmレンズより被写体に更に近づいて撮影できるのがEF40mmです。

上の写真は実際に、ほぼ撮影最短距離まで花に近づいてシャッターを切ってみました。背景が大きくボケて、ピントの合う幅=被写界深度が薄く、ぱっとみたところマクロレンズで撮影したかのような花の写真になりました。

EF40mmの背景ボケは、個人的印象ですが、50mm標準レンズより落ち着いてまとまりのあるボケ具合をしている印象です。
 
 
  (画像をクリックで拡大写真へ)
ISO160  f2.8開放  1/1600 s秒 JPEG    Canon EF40mm f2.8  Canon EOS 5D

葉の落ちた木の前では、少し前後に被写界深度があったほうがいいだろうと絞りをf4にして撮影してみました。「ちょっと」絞ってみただけなのですが、出来上がった写真は全体に「けっこう」しっかりとシャープな描写になっていて、ちょっとびっくりしました。( f5.6とか、f8とか絞り込むとどうなるのか? 今後チェックしてみようと思います )

 
  (画像をクリックで拡大写真へ)
ISO160  f4  1/2500 s秒 JPEG  Canon EF40mm f2.8  Canon EOS 5Dmark2

今回は基本「このパンケーキレンズ、絞り開放だとどのような移りになるのかな?」ということで、近景も遠景もf2.8で試写しています。

眼の前の木漏れ日を受ける木の表面、凸凹ぐあいとか、どんな感じになるかなと、遠い背景もちょっと画面に入れて、ほぼほぼ撮影最短距離でレンズを被写体に近づけての撮影です。

 
  (画像をクリックで拡大写真へ)
ISO160  f2.8開放  1/500 s秒 JPEG   Canon EF40mm f2.8   Canon EOS 5D

上のノートリミング写真の中央部分を、「拡大トリミング」してみました。絞り開放からしっかりと微妙な木肌を写真に捉えているなあと思いました。
 
 
  (画像をクリックで拡大写真へ)

日暮れの時間帯になって、西の空が赤くなっていたので、ここでもやはり絞り開放のままパンケーキ40mmレンズを向けてシャッターを切りました。明るい夕方の空に向けての絞り開放のため、画面の四隅に「周辺減光」がみられます。・・・が、たまたまこの夕景写真ではちょっといい具合になっているかも、と思いました。

 
  (画像をクリックで拡大写真へ)
ISO160  f2.8開放  1/1000 s秒 JPEG   Canon EF40mm f2.8  Canon EOS 5D


 
  (画像をクリックで拡大写真へ)
ISO160  f2.8開放  1/2000 s秒 JPEG   Canon EF40mm f2.8  Canon EOS 5D

日没前、低く斜めから差し込む夕日を受けて、まだ木の下の方に残っている紅葉を撮影。ここでも絞り開放のまま撮影して、あとで画面中心部を拡大トリミングして、パンケーキEF40mmレンズがどのくらい描写しているのかを確認してみようと思って、シャッターを切りました。

 
  (画像をクリックで拡大写真へ)
ISO160  f2.8開放  1/1000 s秒 JPEG   Canon EF40mm f2.8   Canon EOS 5D

上の写真の中央部を、そのまま拡大トリミングしたのが下の写真です。

 
  (画像をクリックで拡大写真へ)

絞り開放f2.8のため、ピントの合う範囲=被写界深度がとても薄いので、ピントの合っている部分がほんの一部だけになってしまっていますが、それでもピントのあったところの描写は、思った以上にしっかりとした移りになっているなあと思いました。

 

CanonEF40mmパンケーキレンズ、ボディに取り付けると上の写真のようにほとんど前に飛び出ることなく、なおかつ、他のレンズのようにガラス面の直径はとても小さいのが特徴です。ですが、この薄く、小さなガラス越しに撮影した写真は、ちょっとびっくりさせられるような写真になっていました。

これは本当に面白いレンズだなあと思います。






 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 年末2022の寒波 | トップ | 遅れて初詣2023 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿