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Sequator for 星空写真用フリーソフト

2022年09月12日 | カメラ・ビデオ関連
今まで何度か目にしていた(耳にしていた)、星空写真用のフリーソフトをダウンロードしてみました。

 < Sequator > (ダウンロード、インストールしたページURL貼り付け)

 

個人的な使い方としては、星空を複数枚撮影し、それを一枚の写真に「合成する」ために利用させてもらいます。

単純に言えば、一枚露光時間30秒として、四枚の写真を重ね合わせることで、30秒✕4=合計2分の露光時間の写真とする、イメージです。

広角レンズをつけた一眼カメラを三脚の上に固定し、「星が流れて映らないぎりぎり露光時間が10秒とすると、それ以上カメラのシャッターを開いたままにしていると、目の前に見える光の点の星空写真ではなく、夜空にたくさん白い光が斜線で書き込まれたような写真になってしまいます。(地球が自転しているので、月も星も、移動して見えるので)

もし、星の動き(地球の自転の動き)をキャンセルして、星の光の点にカメラレンズを向け続けることができたら、シャッター速度=露光時間は好きなだけ大きく出来るのですが、それができない場合、何枚もの撮影した写真を重ね合わせることで、あたかも長時間シャッターを開いたまま撮影した写真のようにすることができます。

しかし、そのためには星の動き(地球の動き)をキャンセルするための「赤道儀」という装置が必要になります。コンパクトなポータブルサイズの製品から、大きな本格的な製品まで、いろいろ市場で入手できるのですが、星の動きを追尾してくれる自動追尾赤道儀は、最も安価なポータブル製品でも数万円します。
(そしてその装置を稼働させるために、持ち運ばないといけない、電源を確保しないといけない、その他周辺機器、ケーブルなども状況によっては必要・・と、一気にこの装置を稼働させるためには、いろいろ「扱い」が増えることになります)

しかしながら、自分の手持ちのカメラ一台、レンズ一本で、三脚利用の星空撮影でも、撮影後の写真を「合成加工」することで、あたかも長時間露光撮影したような写真を、自分のPC上で、ディスプレイ上で、見ることが実現します。

サンプル 一枚だけのオリオン座中心部三つ星の写真
 
  (画像をクリックで拡大写真へ 簡易星追尾 10秒露光のJPEG)

ISO1600  f4開放  10 s秒   JPEG 
(注意:本格的星野写真、星景写真ではなく、手元の機材で、ある程度、
 いつでもどこでも星空を撮影できるようになりたい、ということで
 ずっとJPEG形式のまま、星空撮影をして遊んでいます。
 とにかく星空を美しさを求めるケースでは、撮影画像形式を
 広い選択肢から、選択して利用するのが効果的なようです。)
Pentax M100mm f4 マクロ         Pentax K-30 (APS-Cサイズ)+GPS

サンプル  4枚撮影した写真を合成したもの
 
  (画像をクリックで拡大写真へ 10秒露光のJPEG4枚を合成)
  (少しだけ明るくなるように画像調整)

今までは、Canon・デジタル一眼レフカメラに付属するCanon純正アプリケーション Digital Photo Professional  (DPP) の、「ツール・合成」メニューから、合成処理作業を開始し、一枚一枚自分の目で重ね合わせる写真の星の光を上下左右に動かして、「うまく重ね合わせる」作業をしていました。

それに対して、上のSequator というフリーソフトを利用することで、アプリケーションに、

1 合成した複数枚の写真をドラッグする
2 星空の合成処理を選択する
3 合成したあとのファイル名・保存先を指定する

とこの3つのフリーソフト上の操作で、このSequatorというプログラムが、PC上で星の光の点を探して、見つけて、重ね合わせて、一枚の画像ファイルを作成し、指定されたところへ、指定されたファイル名で保存してくれました。
(今このブログのメモの直前にダウンロードし、上の操作をして、合成ファイルが生成されることだけを動作確認して、すぐこのメモを書いている状況です。・・・なので、それ以上の詳しい処理操作については、現段階では不明です。また、いろいろ判明したら、このブログに追記メモしていこうと思っています。)

ちなみに、このダウンロードしたプログラムは圧縮ファイルのサイズがとても小さく、アプリケーションのWindowsシステムへの書き込みインストールはなく、解凍されたフォルダの中の実行ファイルをクリックするだけで、OS上で動作するタイプのアプリケーションでした。解凍されたファイル・フォルダ全体でサイズは10MBほどでした。 このことからも、小さく軽快に動作するタイプのアプリケーションであると言えそうですね。

今後は、複数枚撮影した星空写真の、撮影後の合成作業が、あっという間に終わりそうです。 

ちなみに、今まで手作業で一枚一枚重ねていたので、時間はかかるし、合成後にチェックすると、ピッタリ重ね合わせることができていなくて、一枚だけのほうがキレイかも? というような残念なことになることも、結構多かったです。

星空写真をアプリケーションで重ねて合成してくれるPCフリーソフトは、数年間に星写真をスタートしたときからいくつかの種類があるのを知り、試しにダウンロード、操作してみたりもしました。
ですが、どれも外国製=英語アプリケーションで専門的なコマンドメニューひとつひとつが???でしたし、結果的にそのアプリの操作の仕方も(アプリケーションが高性能過ぎて)複雑で難しいものでした。

それで、ずっとCanon純正DPPでの「手作業合成処理」をしていました!

そしてその「手作業」ということもあって、星空撮影するときは最大4枚にしていました。 何十枚も、何百枚も撮影するのは、カメラが行ってくれるのでちっともかまわないのですが、その枚数の星空写真を自分がPCディスプレイ上で重ね合わせていくことを考えると、「 四枚でいいだろう 」と、そこを上限にしていました。
(8枚くらい撮影したこともあるのですううが、重ねる作業の途中で、星の光が少しずつズレて重なり、小さな星の点が、作業途中でどんどん大きな光の点に成長していくのを何度か経験して、「 八枚はいらんだろう 」となりました (^-^;) )

それが、このSequatorは小さなファイルサイズで、OSに組み込まれない、アプリケーションプログラム単体で、軽快に動作するし、合成したいファイルは4枚だろうと、8枚だろうと、アプリ上にまとめてファイルをドラッグするだけで、あとは合成ボタンを押すと、あっというまに正確に重ね合わせた合成写真を生成してくれます。

うーん、これはいい(^-^)。

合成された写真を、その後明るさやコントラストなどの画像調整するところは、手作業でも、Sequatorでも、同じなのですが、もしかするとSequatorには、星空写真用にさらに機能メニューが組み込まれているかもしれません。それは今後、少しずつこのアプリケーションを触って確認していこうと思います。

(このSequatorというアプリケーションは、評判のいいもののようで、Webで、動画サイトで検索すると、詳しく紹介した情報が得やすいようです。)

==参考にさせていただいたブログと動画 ==============
(とてもわかり易い解説動画です。URLを貼り付けておきます)


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